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80年代ハードロック個人的10選Ⅱ

80年代にはまだまだ大好きなハードロックの曲があります。で、前回はもう3か月くらい前ですが僕がいろいろ書いてきた詩やエッセイの中でダントツで評判よかったんでまた二匹目のドジョウを……。いや、単純に80年代ハードロックが好きなのでもう一回やりたいだけです、すいません。今回も80年代後半からの曲が多いですね、ていうか始まりから1986年ですね……。ではどうぞ。

Dreams / Van Halen (1986年)
ヴァンヘイレンの中では一番好きな曲です。二代目ボーカルのサミーヘイガーになって、ちょっとおしゃれな楽曲が増えたような。まあ見た目も前任者より男前だし、仕方ないか。ベスト盤の解説でBURRN!編集長だった広瀬和生さんが「全米22位だけどこの曲は名曲中の名曲だ」って言ってましたが、言い過ぎでもないかな。ちょっと言い過ぎかも、いやでもいい曲です。PVいいのがなかったので映像なしですいません。


Never Say Goodbye / Bon Jovi (1986年)
ボン・ジョヴィの数ある名バラードの中でも一番好きですね。やっと、どうしようもなく暑い夏は終わりましたが、夏の終わりにビーチやプールサイドで流れて来ると、特に恋をしてなくても夏の終わりに感化されて、ひと夏の恋を勝手に夢想させてしまう破壊力を持った一曲だと思います。本当に素敵な恋をしていたら一生の思い出がこの曲とともに残るんじゃないでしょうか。


Hysteria / Def Leppard (1987年)
全世界で1500万枚も売れたアルバムのタイトル曲です。アメリカのボン・ジョヴィとともにハードロックのメインストリームにいましたね。この曲も80年代の一番豊かな空気感を纏ったリゾートな一曲だと思います。なんでこんなにも僕は80年代が好きなんだろうって不思議に思いますが、やっぱり強烈なノスタルジーをあの時代に覚えるんでしょうね。そういう人って意外に体験しているしていないにかかわらず多いのかも。


Welcome To The Jungle / Guns 'N' Roses (1987年)
ガンズ時代の始まりを告げた歴史的な一曲です。冒頭のギターリフだけで全部持っていかれますね。これがいきなり当時出てきたら。完全に時代の先を言っているというか。野性的でありキャッチ―であり、そして何よりも本物のロックであり過ぎる。アルバムの「アペタイト・フォー~」も歴史的名盤で一気に最後の「ロケットクィーン」まで持っていかれましたね。完全に後追いなので偉そうなことは言えないですが……。


Still Of The Night / Whitesnake (1987年)
初めて聞いた時は、本当に格好良くて渋い曲だなと一気に持っていかれましたね。未だに聞くと鳥肌が立つ、奥が深い、そして何とも言えない80年代の「夜の空気感」を見事にとらえている凄く個人的に好きな一曲です。ブルージーでいながら、ハードロックの売れ線要素も併せ持つ、この時代のホワイトスネイクはボン・ジョヴィとかとはまた違った魅力で売れまくっていましたね。デイヴィッド・カヴァーデイルの声が本当に好きで、これぞロックボーカリストって感じでいいですね。MVも80年代感満載でいいです、どうぞ。


Born To Be My Baby / Bon Jovi (1988年)
ボン・ジョヴィの曲ではリヴィン・オン・ア・プレイヤーと並んで大好きな一曲です。一時は一番好きだったかも。メロディーが必殺ですよね。邦楽でもここまで分かりやすいのはめったにないくらいで。でも本物感はやはりこの時代の洋楽ならでは。ありそうでなかったメロディーをちゃんとハードロックさせてオーディエンスを熱狂させてしまうのですから、この時代のボン・ジョヴィは最強でしたね。タイムスリップしてあの時代に行ったら確実に僕も「ボン・ジョヴィ・シンドローム」に罹っていたと思います。


Every Rose Has Its Thorn / Poison (1988年)
如何にも80年代ヘヴィメタバンドって感じの彼らでしたが、この曲は本当にハードロックの歴史に残る名バラードでしかもビルボードでも1位を取った大ヒット曲でもあります。前回に紹介したあの軽いロックンロール(でも80年代らしいいい曲です)をやっていた同じバンドとは思えないくらい、静かな深いU2にも通ずる名曲ですね、これは。


Youth Gone Wild / Skid Row (1989年)
スキッド・ロウのデビューアルバムに入っているハードな一曲です。先輩バンドすべて食らいつくしてやる、みたいな勢いを感じます。実際ボン・ジョヴィの弟分みたいな感じでデビューしたのですが、バンドの在り方、音楽の方向性は全く違ってワイルドでしたね。本物志向のハードロックファンからはボン・ジョヴィより人気があったと思います。


Dr. Feelgood / Motley Crue (1989年)
この時代の王者と言っても過言じゃないくらい売れてましたし、人気も一番アメリカとかじゃあったんじゃないでしょうか、モトリークルーは。ボン・ジョヴィは世界的に売れまくってアメリカでも売れまくってましたが、あの売れ線な感じが本物志向のハードロックファンからは批判の的ともなっていて。その点このモトリークルーはこの曲やアルバムでハードロックにおける王者になった感はありますね。ガンズも凄いけどやっぱり貫禄は売れてきた歴史がある分こっち、みたいな。僕も大好きなハードロック最高の曲の一つだと思います。どうぞ。


What It Takes / Aerosmith (1989年)
最後はエアロスミスの傑作バラードで。B’zファンには有名な一曲ですね。「憂いのGYPSY」とサビ意外が全く同じなので。僕がまだB’zとか邦楽しか聞いてなくてB’zの大ファンだった頃に友達からエアロスミスのこの曲聞かされてショック受けましたもん。「B’zパクリやからファンやってたらアカンで」とか言われて。まあどこかのインタビュー記事で松本さんは確信犯的にやったらしいとか言ってました、真相はどうかよく分からないですが。まあそんな思い出もあってなかなか素直にエアロスミスのホワット・イット・テイクスは好きになれなかったですが、でも本当に本物のいい曲なので何だかんだでカセットテープやMDには入れまくったりしてました。どないやねん。


とまあこんな感じで選んでみると前よりもいいラインナップになってるかも、とか思ったりします。いやあ、本当にこの80年代のハードロックが僕的には一番好きなジャンルかもしれないですね。いまだに、前も書いたかもしれないですが、底知れない魅力が詰まった魔法の時代の音楽って感じがします。あの時代に思春期送っていたら僕はもっとマニアになって一生沼から出れなかったかもしれないですね。そういう人が周りにたくさんいましたね、雑誌とかラジオとか聞いたり、読んだりしていたら。僕も今も元気らしいですがFM802の伊藤正則さんの番組とか楽しみで聞いたりしていましたが、マニアは本当に凄すぎてすぐ付いていけなくなって、さっさと他のジャンルに行ってしまいました。時代を生で体験した人間とそうでない人間の温度差っていうのはこのジャンルにはあると思ったりします。でもここで紹介したのは聞きやすい入門編みたいなものなので。軽く聞くにはいいかも。ではまた何かの10選で。


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