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表メッセージ

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もう裏だなんて思わない。堂々と、幸せのニュースをお伝えします。日曜日の礼拝ごとに、一週間の生きる力を、人生を変える力を、神の言葉がもっていると確信していますから、それを指し示す取…
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2023年3月の記事一覧

神は遠くから (ヨハネ18:15-18,25-27, エレミヤ31:3)

神は遠くから (ヨハネ18:15-18,25-27, エレミヤ31:3)

◆距離

公園の地域猫たちのためのボランティアさんたちを、陰で支えることに少しだけ協力しています。「猫は家につく」などと言いますが、地域猫でも、なわばりというか、棲み分けのようなものがあり、他の猫が来ると威嚇して追い出すようなことをします。ただ、同じ地域に数匹が暮らすことがあり、それなりに仲良くやっているのが普通です。
 
それでも、ぼうっと休んでいるようなときには、猫は、一定の距離を置いて佇んで

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裏切られてもなお (ヨハネ13:21-30, ゼカリヤ14:1-9)

裏切られてもなお (ヨハネ13:21-30, ゼカリヤ14:1-9)

◆裏切り

「裏切りは好きだが裏切り者は嫌いだ」と言う言葉を、あるローマ皇帝が遺したと聞きました。シチュエーションがあるのでしょうが、私たちの社会の中でも適用できることがありそうな気がします。この「裏切り」という言葉には、やはり緊張が走ります。そこには、こじれた事情が隠れ、また心理的にどうだったか、興味が湧きます。そして、その「裏切り」の後の憎悪と顛末のほうが、もっと大変なことになっていそうにも思

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解放の希望 (ヨハネ12:12-19,ゼカリヤ9:9-12)

解放の希望 (ヨハネ12:12-19,ゼカリヤ9:9-12)

◆エルサレム入城

春。そう呼んでよい時季となりました。キリストの名を信じる者たちにとっては、大切な季節を迎えます。イエスがこの春の頃に、十字架につけられ、そして復活したことは、新約聖書の証言からすると確実であるからです。
 
クリスマスは、聖書の記事からは、季節を知ることはできません。が、十字架と復活、最近後者は「イースター」という呼び方が一般的になってきましたが、その出来事は、確かに春だったの

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証人 (イザヤ43:10-12, ヨハネ16:1-4a)

証人 (イザヤ43:10-12, ヨハネ16:1-4a)

◆証し

画期的な本が出ています。『証し 日本のキリスト者』という本です。最相(さいしょう)葉月さんというライターの取材によるものです。キリスト者ではなく、聖書についても詳しく知るという立場ではないようです。ただ、キリスト者との出会いを通じて、キリスト教を「信仰する」とはどういうことなのか、という問題に取り憑かれたようになったのでした。
 
そこで全国を渡り歩いて取材し、この本には、結果として13

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