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「相手の気持ちを上手に翻訳すればいい」

相手の気持ちを上手に翻訳すればいい。
   ジョン・グレイ(人間関係カウンセラー)

地球の名言


「事実を翻訳して伝える」のは、日常的に意識している。
でも、「気持ちを翻訳する」のは、あまり意識できていない。


AさんがBさんに何か説明してるけどなかなか話が通じない時に、Aさんの言いたいことを理解できているCさんが、言い方を変えてBさんに伝えることで、ようやくBさんが理解できる。

仕事でも、上司が言っていることを翻訳して後輩に伝えてあげるのは、先輩の役割だと思う。

「要約力」とか「言い回し力」を鍛えると、人と話す時もスムーズにいくし、話も盛り上げることができる。


うまく話せる人にもなりたいけど、気持ちを翻訳できる人になりたい。

それは、誰かと誰かの気持ちを繋げるためではなく、とりあえずは誰かと自分が分かり合うために。自分がその人を心から理解するために。


誰かのことを深く理解しようと思ったら、やっぱり話すことでしか実現できないと思う。

しかも話せばいいというわけでもない。

言葉という形になって相手から発せられたものであっても、日本語としては理解できても、「気持ち」そのものが理解できているとは限らない。

言葉がその人の気持ちを完璧に表現しているとは限らないから。

本当の気持ちの上に、優しさ、怒り、戸惑い、恥ずかしさ、嫉妬などの別の感情が乗っかって、違う気持ちが表現されているかもしれない。

シンプルな気持ちでも、相手に伝わってると思い込んで、すべてを言い表せていないかもしれない。

ある人が完璧に表現したとしても、相手はその言葉だけでは物足りなく思っていて、誤解が生まれるかもしれない。


そもそも自分が自分の気持ちを理解できていなくて、何を伝えたらいいのか分かっていないかもしれない。

人たらしの人は、そこを汲み取るのがうまいんだろうな。

本人にも分かってない気持ちを代弁してあげることで、話した人が自分のことを理解できて、嬉しくなる。自分のことを理解してくれる人がいることを知って安心する。もっと話したくなる、という具合に。


私には人たらしの要素はないけど、自分と話す人には気分よくなってもらいたい。おしゃべりした後に、「癒された」とか「話してよかった」と言ってもらえると、嬉しくなるから、その褒め言葉はいくらでももらいたい。


そういえば、そう言われるのってどういう時だろう?

自己分析してみると、
・心も体も真正面から聴いている時
・よく笑った時
・自分のことも話した時
・程よいリアクションをした時
こんな感じかな。自分に素直な反応だと言える。

普段の自分を振り返ってみると、まさしくこの逆をしてるな。

仕事だと、素直になりすぎると損することが多かったんだろうな。それで自己防衛のために斜に構える癖がついてしまったのかもしれない。常に相手の喜ぶ反応をしようとすると、正直、余計な仕事が増える。それに、気分の浮き沈みをうまく隠せない。

だから、ある程度はこのままでもいいのかな。

職場であっても、仕事と関係ない雑談の時には、相手も自分も機嫌よくなれるように反応してもいいのかもしれない。

職場で自分のことをオープンにするのは抵抗があるので、それ以外は少し気を付けてみよう。特に「よく笑う」は意識したいな。




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