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ていたらく出版

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桃之字の書いた小説やそれにまつわるコンテンツのまとめ▼ 各作品の目次は【総合目次】を参照してください▼
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#逆噴射プラクティス

ていたらく出版 総合目次

 初めての方は初めまして、いつもの方はご機嫌麗しゅう。桃之字です。  本記事は、桃之字が…

親愛なる読者へ、●を込めて

 その時でした。雲を貫くほどに長く長く、山とみまごうほどに太く太く、世界の始まりを司る大…

アイザックの奴隷たち

逆噴射小説大賞用への応募作ではありません。 没作供養です。 「ご主人の生体反応が消えたの…

ワナビィ!

「朝飯、そこで買っていこう」 「えーファミマ? パンの品揃え微妙なんだよな……セブンない…

装震拳士グラライザー(68) Prototype

 全力の正拳突きが怪人の腹に突き刺さり、爆発四散せしめた。これで五体。目視範囲に敵影なし…

名付け屋タナカの怪奇事件簿

 アンタはこれまでの人生で、「名付け」をしたことはあるか?  自分の子供でも、ペットでも…

ヒトリボッチ革命戦争

第一話「少女の走光性」  極大の躁状態のまま、学校の屋上を駆け抜ける。目指すは西の端の、破れたフェンス。靴を脱いで揃える? 遺書? そんなの要らない。私は飛ぶ。1,2の3で、蝶になる。  西日が目に痛い。  恐怖はなかった。心を占めるのは、絶望と、後悔と、劣等感。私は最期まで逃げるのだ。最期まで、後悔するのだ。軋みをあげる心を否定するように、私は目を閉じて、最期の一歩を踏み込んで──夕日に向かって、飛び出した。  すぐに襲いくる浮遊感。  五階建ての校舎から飛び出し

ケイソウデコイ

 柏木さんが、倒れた。  身長170センチ、体重120キロ。誰がどう見ても肥満体の柏木さんは前…

神器戦士ミツマナコ(Prototype)

「その鏡を寄越せ、クソガキ」  その男は威圧的に言いながら、大斧を担いで歩み寄ってくる。…

バリバリライトニングエレクトリックサンダー!

(OPテーマ)  エナジー充填、マガジン装填、今日のワンピはお気に入り!  今日こそ彼をモノ…

怪じゅうかん察日記

7がつ23にち  朝おきたら、ベランダに卵がおちていた。すごくおおきな卵。ぼくが入れそうな大…

「よろず屋サカズキ」営業中

 ──この酒、味がしない。  それに気付いたのは、皿に零した酒を啜った時だった。  半年…

ご指定のページが見つかりません

 待ちに待った小説大賞が始まろうとしている。  一週間前にレギュレーションが発表されて以…

迷子の迷子の子犬さん(再投稿版) Part1 #黄昏二の三

 その路地を抜けた先には、大正浪漫建築群が広がっている。  人呼んで──黄昏町二丁目三番地。  もしもそこに行き当たったなら、振り返らず、立ち止まらず、真っ直ぐに通り抜けなさい。さもなくば── 「──そうなります」 「言うのが遅い!」  私の説明に、目の前の犬耳少女が叫んだ。  年の頃は15歳くらいだろうか。犬耳以外は普通の少女だ。私は着物の袖口から飴を取り出すと、彼女に差し出しつつ語り掛ける。 「まぁ落ち着いて。お名前は?」 「え? あ、っと……ハナビ。てかアン