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寝たぬか床を起こす

そろそろ、昨年末のドタバタの引っ越しの流れから冷蔵庫で休眠してもらっていた、ぬか床を起こすタイミングが来た。

夏野菜が出始める頃にまでに、万全のコンディションになるようにしておきたい。

①まず、表面を覆っていた産膜酵母菌を取り除く。
青カビではなくぬか床によく出来る白カビの一種で、混ぜ込んでも害はない。が、混ぜ込むとかなり匂いがきつくなる。(好みの問題)
②とにかくよく混ぜる
③足しぬかをする
炒ったぬかを使う派とそうでない派がいるらしい。炒ってない生のぬかを使用。我が家では、家庭用精米機があるので精米時に出たぬかを常備している。
④塩を足す
適宜入れる。腐敗を防ぐのと味の加減をする役割。
⑤素手でとにかくよく混ぜる
手の常在菌が重要な鍵を握っているらしい。怪我をしている時は✖️。
⑥旨味付けのあれやこれを入れる
小さくカットした昆布、乾燥大豆、鷹の爪…tec
⑦捨て漬けの野菜を入れる
野菜の皮や切れはしなどを入れて、野菜についている乳酸菌でぬか床を活性化させる。
⑧空気を抜いて冷暗所で保管
かき混ぜてふんわりした状態から、ペタペタと手で押して空気を抜いて表面をならす。蓋をして気温の変化が少ない涼しい場所で保管。
⑦朝晩、毎日かき混ぜる
ある程度、ぬか床のコンディションが安定してきたら一日一回混ぜるだけでも大丈夫。(夏場でない限りは三日に一度でも平気だった。)
※しばらく休眠させる時は、水分をなるべく抜いた状態にし塩を表面に軽くまぶしてから冷蔵庫へ。

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書き出すと何やら大変そうだが、ズボラな私でも何とか続いている。(時期がとぶことはあるけど上手く休眠してくれている。)

そもそも、スターターとして頂いてきたのが地域で有名な『あまりマメに混ぜなくても働いてくれる丈夫なぬか床』だ。あるおばあちゃんの家庭で、何十年とマイペースに生き続けているツワモノ。安定感が違う。

夏野菜を大量に頂いた時、一番ぬか床の存在に感謝する。

今期も文字通り、手入れを楽しみに育てていきたい。

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