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韓国からのお客様でいっぱいだったゴルフ場に起きた変化

韓国からお客様が5割近くというゴルフ場で働いているが、びっくりするほど予約が減った。

日韓政府間の貿易や感情問題の影響が、想像より響いている。

2012〜2013年の李明博政権時に、日韓関係が悪化した時には私自身がソウルに住んでいたが、正直こんな経済的な摩擦はあまり感じなかった。

今回は、本当に雰囲気が違う。

最寄りの空港に発着する韓国便のLCCも、乗客数が少ないという理由で減便が決まった。

経済的な相互関係が密な九州では、韓国からのお客様が来なくなるのは正直ほんとうに痛い。

日本製品が大好きで、化粧品や電化製品を旅行のたびに買い集めている韓国人も少なくない。

しかし、この日本製品の不買運動は、日本憎し!というよりも韓国産の製品に目を向けさせるためのプロバガンダのような気がする。

文在寅大統領から「海外旅行は大いに結構だが、国内旅行をもっとして欲しい。」という旨の発言があったので、同じような趣旨なのだろう。

それから、韓国からのお客様のお財布事情が良くないらしいというのも付け加える。

このゴルフ場で言えば、食事の際の追加オーダーが少ない。買い物もあまりしない。昔は、何十万かするクラブをポンと買うお客様も居たのに。

今回の日韓関係のもつれは、表面的な要因より韓国経済の行き詰まりなど内的問題の根深さを感じる。

韓国の若者は猛勉強して大学に行っても日本の若者ほどは遊ばず、資格取得や留学などスペックを上げること全力投球する。兵役もあるので、男性なら就職するのが30歳近いということも少なくない。

どうしても入りたい財閥企業が日韓関係のもつれで芳しくない、入れないかも知れないということであれば

日本製品不買運動にも参加するかも知れない。

考えれば考えるほど、韓国社会を生き抜くのは大変だ。

日本もそれなりに大変だが、まだ選択肢や隙間がある。

はぐれ雲のような私ですら、縁のない地方に行っても楽しく生かしてもらえる。





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