ガラスのメンタル

結論、メンタルの弱さを主張する部下はヤバい。

美容室店長という中間管理職をしています。

オーナーとの方向性のすり合わせやマネージメント、技術教育、数字の管理、日々のお客さの営業とどれも専門的に知識をつければ各部門が成立する気もする。

部下との向き合い方で困ったことがある。
幹部会議ではオーナーは「個を伸ばすにはまず心理的安全性の確保が重要である。」と言う。

本人の力を発揮するには環境も大事なことはわかる。
自分も新人の時はブラック企業がよく当てはまる環境でハラスメントもよくあり上司の顔色を伺う日々でした。

今回は社会人3年目の中途採用、入社半年の女性アシスタント。

営業とは関係なく休憩室の冷蔵庫が故障し、買い替えました。

壊れた冷蔵庫を処分することにしたのですが大型店には車で運ぶ必要があったので近くの町の電気屋さんに処分を頼むことにしました。

女性スタッフが専用の台車を借りてきてそこに冷蔵庫を乗せ運びます。

電気屋さんまでは約200mほど。1人で運ぶには途中の段差でずれ落ちてしまいそうなので自分が台車を押して彼女に支えてもらいながら運ぶことにしました。

夕方の帰宅の時間帯。歩行者や帰宅の車で道は混み合っています。
そんな中彼女は自分達の冷蔵庫を押している姿が恥ずかしかったのか結構な声の大きさで気持ちを紛らわすのに
「やばくないですか。」を連呼したのです。

自分からするとその言葉が周りの目を引くのでつい「うるさい。」と冗談混じりに言ったつもりです。

運び終わり彼女が見当たらなかったと思ったらバックルームで他の女性スタッフに「怒られた」と話していたのです。

前にも仕事中の私語を注意した時も結構凹んでいました。

彼女は自ら「ガラスのメンタルなんです。」と言うのです。

彼女は行き場のない気持ちを整理したい気持ちも分かります。

学校でもなければ保育園でもないのです。

そこでも多少の注意を受けてきているはずで大人になっても自己主張をその様に使われるとは…

なんでも言いやすい風通しの良い環境は大事です。

注意されたくないのはよくわかります。しかし遊びではないので伝えなければいけないこともあります。

サロンは彼女の物差しで仕事しているわけでもありません。正さなければいけないことを伝えることも必要です。

学校でもなければ保育園でもないのです。

社会人としてガラスのメンタルなどと言葉にしたらこれから何も言われず成長のチャンスを失うとはわかっていない。保守的な姿勢もわかる。

誰に言われるか、どう言われるかも重要でその人との関係性も更に大事です。

リーダーは部下の信頼を積み重ねることを大事にすればこの様に届かなかったのかもしれないです。

最後にブラック企業みたいな時代を新人の時に経験していることが自分に根付いていることは確かです。

社会人になった数年のことは自分の中で物差しができているのではないでしょうか。


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