しきり直しに「気楽なスロークック」を
トップ画像のイラストを使ったノートができました
「スロー・クック」は、スープ作家の有賀薫さんが2020年のテーマとしてnoteに書いてくれた言葉です。
あれこれ作らなくてはと慌てて品数を揃えるよりは、一品でも丁寧に作った方が余裕が生まれて豊かになれるということです。
そんな感じの料理にぴったりなコンテンツも見つけました。
北欧暮らしの道具店さんが作っている「ひとりごとエプロン」というドラマです。
全4話あるので、一話ずつ、気に入ったセリフを抜粋しながら絵と共に紹介します。
第1話
グラタンのモッタリとした美味しさは、小麦粉を入れないと出ないと思っていましたが、ジャガイモのデンプンで作れるみたいです。
長ネギを入れずに、豆乳で作っても十分美味しかった。チーズを色々な種類にしてみたり、変わり種を入れてみたりして自分の料理に仕上げていくのもいいですね。
レシピ通りに作ろうとすると、全て材料が揃っていることがなくて独自のものになっちゃう。でもそれくらい適当でもいいのかもしれません。
第1話 一人暮らしのキッチンでつくる、簡単じゃがいもグラタン
第2話
実は第2話の料理だけ作ってみていません。。なぜなら揚げ物は家ではやらないと決めているからです。
お料理の動画を見ると、ああやってみたい。揚げたてを独り占めして食べてみたいと思うのですが、後始末のことを考えると手が止まります。
美味しい揚げ物は、自分の手を動かさず外であやかるとします。でも、瓶で作るたれは作ってみたい。
第2話 少ない油で揚がる、野菜だけの春巻き。瓶を振って作るオリジナルのたれ
第3話
豆乳のお味噌汁はうどんにしてみました。お味噌汁にうどんを入れるだけです。あったかくて優しいおうどんに大満足。
お鍋に豆乳を温めてふつふつとしてくるのを見ると癒されます。
情報化社会だからか、自分の時間はすぐに奪われてしまうような気になりますが、本当はちゃんと自分のものなので、意識する時間をたくさん作りたいと思います。
第4話
トマトって焼くと生とは違う風味が出て美味しいです。中に熱を閉じ込めるからたこ焼きみたい。
オムレツと一緒に食べるとジューシーさがソースの役割をしてくれます。ほうれん草ものせてみましたが、やっぱりトマトの方が美味しい。だからケチャップが発明されたのかもしれません。
トマトの嫌いな人と食べると、同じように味わえないから少しだけ残念な気分になります。人間は、他人に同じ気持ちを求める生き物なのでしょう。
おわりに
「ひとりごとエプロン」は、ハッピーなだけじゃなくって、ほんのりとした寂しさが漂うドラマです。
ある時は自分の落ち込みを回復させるため、ある時は自分の気持ちを落ち着かせるため。主人公は気持ちの切り替えにいつも料理をします。
実際、ああ面倒だなだるいなと思っていても、食材を触ったり切ったり、手を動かしているうちに集中してきて、逆にシャキッとしたりします。これは科学的な根拠があるのでしょうか。
「料理をストレッチのように使って、自分の時間に切り替えること。」これは中々良い発想だと思っています。
それにはおそらく「適当さ」も大切なのです。
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