見出し画像

活用するレシピ本を選ぶなら、こんな風に

本屋に行くと必ずみるのが料理本。はじめて知った料理作ってみたいなとか、野菜がたくさん食べられて我が家の定番にできそうだとか色々と触発されて、どれもこれも買いたくなってしまいます。

どの本も写真は綺麗だし、作り方もわかりやすく書かれています。シーズンごとに新刊は出るし、買いたいのは山々ですが、作ってみることが追いつかずに本棚にしまったままになりがちです。

でもそれだと、もったいない。自分で体験するために買ったのに、一瞬で消費した感じになってしまいます。

ならば、今どの料理本だったら自分に必要なのか考えるために図を作りました。

縦軸に、定番と言われる料理を扱っているのか、バリエーションのある料理(特に名がない料理)を扱っているのかを。横軸は、ふるまいたいのか、作る体験を重視するのかを指標にしました。

今回は、私がこれまでに買って試した本をご紹介しながら図を活用していくことにします。

左上からいきましょう。

定番料理を作って、ふるまうことを楽しむ。このスタイルは昔からありました。家庭料理と言われるものですね。家族にふるまうことを楽しむといった感じです。

このパターンでおススメするのはharu_miです。

栗原はるみさんが監修する季刊誌です。私が買ったのは一昨年の冬号でしたが、定番の料理をはるみ流に工夫されたものが載っていていくつか試してみました。プレーンのパウンドケーキが美味しかったな。

お孫さんが来る時の集う料理や夫婦二人で食べる料理など、誰かにふるまうことが予定されています。4人分の分量を書いてくれているところも嬉しい。2人暮らしであっても多めに作って保存しておけばいいですし。

オーソドックスなハンバーグ自分で作ってみたい。でも外で食べるのより味が落ちるのなら嫌だな思ったことありませんか?私はあります。

もちろん、美味しく作ったものを誰かにふるまう楽しみもありますが、作っている過程が楽しめると良いですよね。それに、一人暮らしの方や家族と食事の時間が合わないライフスタイルの方もいると思います。だったら作る過程に重点をおくと、料理をする時間も味わえます。

ここでおススメなのは、「新しい料理の教科書」

目玉焼きや、ナポリタン、生姜焼きなど、ずっとある定番料理がほとんどそろっています。それぞれのレシピは論理的な解説から入るので、まずは座学をしたような感じに。腑に落ちるので実践もうまくできます。ナポリタン、理想通りの味(喫茶店風)だった!

さて、毎日の食事というのは名のある定番料理ばかりではありませんよね。旬の野菜や寒暖差、外食との組み合わせなど、家で作る料理はフレキシブル対応が必要です。

外食で野菜をたっぷり食べられる店はあまり思いあたりませんし、あったとしても金額がとても高くなります。そして栄養バランスを取るのも難しいでしょう。

そんなときにオススメなのは、「勝間式 食事ハック」です。

勝間勝代さんが家電を使いこなしてビーガン生活のやり方を伝授してくれます。調理はほぼ家電に任せるので、食材や調味料の組み合わせを考えることに集中できると書いてありました。普段、鍋で調理している人が切り替えるにはあまりにもドラスティックですが、エッセンスを取り入れると良いと思います。

これを読んでから、無水調理を意識するようになり鉄鍋の使い方が変わりました。おいしく栄養を閉じ込める理論が学べます。

最近の料理本は、自分と家族にふるまう名もなき料理を提案してくれるものが多いと思います。日々の着まわしコーデのように、今日何作ろう?タンパク質と野菜のバランスは?と考えたときに手に入る食材で簡単に作る。そのバリエーションを提供してくれる本を多くの人が求めているのかな?と感じられます。

だけど最近は、料理にすごく興味がなくても自炊に導いてくれる本が登場していると思います。

一汁一菜でよいという提案」、「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」、「お味噌汁はおかずです」など、普段の料理ってそんなに色々作らなくてもいいんだよというメッセージの本も出てきましたね。

私がおすすめしたいのは、「スープレッスン」です。

ごろっとした野菜とタンパク質が入ったスープで、栄養の取れる食事が出来上がります。春夏秋冬に分けてレシピを紹介してくれるので、旬の野菜がわかりどの季節も楽しめます。レシピのコツを習得すれば、自分なりに色々スープを作っていくことができます。白菜と鶏ひき肉のスープは、家族が気に入ってくれたので冬の間よく作っていました。

あなたの軸で選んでみてね

私が実際に購入し、試してみたレシピ本を紹介しました。どのゾーンにどの本を思い浮かべるかは人それぞれです。

何かレシピ本が欲しいけれど迷って買えない人は、この図でどのゾーンかを選んでみるだけでも一歩前進すると思います。また、オリジナルの軸を作るところから始めても面白いですね。

購入した本で、楽しい料理時間を!

この記事が参加している募集

他の記事もどうぞお楽しみ下さい!