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友人の個展に行く

 高校時代の友人が吉祥寺で個展をひらくというので、別の友人を誘って見に行ってきました。

 彼女は女子美の短大のグラフィックデザイン教室を出て、卒業後はデザイン会社に就職しましたが、結婚後は仕事を辞めて家事、育児に専念していました。
 家庭で主婦をしている間も、趣味でトールペインティングなどをしていたこともあったのですが、いつの間に絵を描くように?

 聞くと、二年ほど前、ネットで木村創作室と出会って、コラージュなどの作品を作り始めたということでした。

友人からもらったハガキ

 作品はインドのラジャスタン地方に旅行に行った時の印象を題材にした、コラージュとドローイング。
 作者自身の解説付きでじっくり拝見しました。

 人物のドローイングは現地で撮った写真をもとに、その写真を逆さにして、絵も逆さに描いていくのだそうです。そうすると、旨く描こうとする作為的なものを排除することができるのだとか。
 紙はインドの手すき紙や、ペーパーナプキンなどを使用しているそうです。

 コラージュのほうは写真や包み紙、活字を印刷した紙などを切り抜いて構成。紙は段ボールや、キャンバスなど。段ボールは色を塗ると、中に挟み込まれた波上の模様が浮き出して、独特の質感が出ます。

 中には黄色い絵の具にカレー粉を混ぜたものもあるとかで、本人曰く、ガラス付きの額縁に入れたら、全然カレーの匂いがしないんだとか。インドの香り付きの絵を狙っていたの??

 来年は仲間と銀座で展覧会を開く予定だといっていました。

 久しぶりに生き生きと活躍する彼女に出会えました。

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