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親へのカミングアウトの壁


僕はFtX(中性)、恋愛対象は女性です。

親にはカミングアウトをしていない。
大学生になってから会った時には必ず恋愛の話をしてくるようになった。

「こういう男性と結婚するといいよ」
「彼氏できた?」
「どんな男性が好きなの?」
「結婚したらこんなことをしてくれる男性がいいよ」

こんなようなことを言ってくる。
正直僕にとってとても辛い。
僕は男性を好きにならない。女性のことを好きになる。
結婚することを期待されているようにも感じる。

恋愛対象が女性だと自認してから、結婚や恋愛の話をされるとそれまで以上に苦しいと感じるようになった。僕が女性を好きになるということを否定されているように感じる。

僕がメンズのものを着ていることや髪を刈り上げていることは最近バレてきている。それにも関わらず、結婚や恋愛の話は前よりもしてくる。探ってきているのかもしれない。
僕が男性になりたいんだとは思っているのかもしれないが、まさか恋愛対象が女性であるということは少しも勘付いていないと思う。僕からは恋愛について話さないし、親から話してきたときも流すように答えている。それに中学生の頃は男の子を好きだったことを知っている。そのまま男性のことを好きになると思っているのだと思う。

本当は女性を好きになるということを早く言いたい。でも話す勇気やカミングアウトした後の反応が怖い。関係が壊れてしまうのではないかと。

親のLGBTQの理解はどのようなものなのかもわからない。ゲイのドラマを前観ていたことがあった。ということは拒絶ということではないのかな。でも自分の子どもが同性愛者だというとまたちょっと話が変わるのかなと思う。

もう隠していることにはうんざりしてきた。
彼女ができたらカミングアウトしようかな。

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