人といるのは、好き。
人前に出て何かするのも好き。
ただ、それでは満たせない何かを満たしてくれる。

文才もなければ、語彙もない。
そんな私すら小説の世界に連れ込まれる。
そこには、正解も間違いも、いやな先輩も陰口もない。
不思議だった。
誰にも邪魔されない。まるで、この世界に一人でいるような感覚。

この世界につかれた。
そんな時に救いを求めるのは、友人でも、彼女でもない。
わたしと一対一で丁寧に対峙してくれる本。

素敵な文字の羅列に包まれて、今夜も世界から逃げ出す。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?