トロピカーナ415
背側迷走神経と腹側迷走神経について
見出し画像

背側迷走神経と腹側迷走神経について

トロピカーナ415

イライラが止まらない。

不安も止まらない。

結婚できるか不安、

将来に対しての、仕事の不安、お金の不安、

生活の不安、老後の不安、、、


6年前、初めて起業しようと思って、

色んな人にアンケートを取ったんだけどね。

ほぼ100%、こんな不安を聞いてきた。



もちろん、私にも不安はある。


だけども、今からお伝えしていく

ポリヴェーガル理論というものを

知ってからは、

不安と仲良くなることができた。


不安とは。

イライラとは。


なんだろう。


この記事では、

体の仕組みにも

ちょっと突っ込んで

詳しいメカニズムを書いてみるね。


ーーーーーー

イライラが止まらないときはね、

交感神経が優位になっている状態なんだ。


発散すると、ちょっとは楽になるよね。


体を動かして気をそらしたり、

本当はこうしたかった!

ああしたかった!という

気持ちを誰かに聞いてもらえれば

すっきりして通常モードへ戻れたりする。


でね、気になる方が

「不安」の方。

不安、無気力、の状態。


これはね〜、テコ入れする必要がある。


なぜかというと、

人が本来持ち合わせている

闘争、逃走本能というものが

眠っているからなんだ。


本来なら、嫌な出来事があると、

嫌だと言ったり、

逃げたり、

スルーしてなんとかやり過ごしたり

するけどさ。


あまりにも、その脅威の力の方が

絶大なパワーがあって、

反抗できなくて、

逃げることも

戦うこともできなかったら。


そのとき、私たちの体の中にある・・・

大昔に、魚だったときによく使われていた

「背側迷走神経(はいそくめいそうしんけい)」

というものがスイッチオン!になる。


どうなるかというと、

体がカチコチに固まってしまうの。


例えば、こういうシーンを想像してみてほしい。


あなたは、今、アフリカのサバンナにいるとする。


目の前に、ライオンがいて、

食べられちゃうかも!!


そんなとき、

逃げてもダメだし、

戦うことなんてできないし、


結局どうなるかといったら、

「痛み」を麻痺させるモルヒネ的な

ホルモンがその瞬間ドバッと出てさ。


エンドルフィンっていう

麻薬みたいに

気持ちよくなるホルモンなんだけど。



ライオンに食べられてしまう、

その瞬間の痛みくらいは

”なかったことにしてあげよう”

という、まるで神様の恩恵みたいな

そういうシステムがあるんだ。


エンドルフィンが出ると、

快楽に身を委ねることになる。


そして、

体をぎゅっと固めて、

恐怖に凍りつき動けなくするために

作動するのが!


「背側迷走神経」というもの。


この背側迷走神経は、

魚がよく使っている神経でね。


太古の昔からある

動物の防衛システムなんだ。


魚は、脅威を目の前にすると

一瞬フリーズする。

まるで、そこに「いないフリ」をして、


敵の視界から消えるの。


そうして、脅威が去ったら、

体をブルブルっと震わせて、

また元のようにスイスイと泳ぐ。


陸上の哺乳類も同じ。


「食べられちゃう!」

「襲われちゃう!」


その瞬間に、

体がフリーズする。


毒親問題とかまさに多いよね。


こわ〜い形相の親を目の前にして、

子供は親に反抗すると


ご飯をもらえなかったり、

家を追い出されてしまったり、

叩かれたり・・・


そうなると、

「見捨てられる!死んじゃう!」のが

わかるから。


だから、絶大な力を持つ親に対して

何も言わず、ただ、表情も体も

フリーズさせたままで、

目の前の怒号とか、

親の怒りを真正面で捉えるしかない。


魚や他の動物は、

「脅威」があったとしても

それは長く続かない。


一瞬。


狙われた、その一瞬が、

怖い瞬間。


だから、その一瞬さえすぎたら

すぐまた元に戻れるんだけど。


人間の場合はそうはいかない。


例えば、

受験戦争といった

家庭内プレッシャーが

あるとしよう。


数年間にわたり、

その脅威が続く。


毎日続く。


体がどれほどまでに辛くても、

逃げることも戦うことも

やり過ごすこともできず、


ただひたすらに、

「耐え忍ぶ」

「凍りつく」のね。


それだけじゃなくて、

めっちゃきつい勉強を強いられている

わけだから、ないエネルギーを

振り絞る必要がある。

そう、「交感神経」が

作動しっぱなし。


体も頭も興奮状態で、

勉強をしまくり、

でも、本当は、

プレッシャーという脅威を感じ続けている。


体の中がどうなっているかというと、

全力でアクセルを踏んだ状態で、

全力で急ブレーキを踏んでいる状態なんだ。


想像できるかな。


う〜ん、

カーレースのサーキットで、

全力で急カーブを曲がる

スポーツカーのような状態。


もう本当に危険な状態。


それをさ、

その一瞬だけじゃなくて、

数年とか、

養育期間ずっとそれだったら・・・


どうなると思う?


こわ〜い、

いつ手のひらを返して

態度が豹変するかもわからない

親とずっと顔を合わせながら、


そういう

急ブレーキを踏んでいる状態なの。


それが、トラウマを作り出す

源だったりするんだ。


子供は、そういう状態を長く

「訓練」してしまう。


成長する体と共にね。


すると、大人になったときに

どうなるか、だよね。


社会に出てさ、

もうそこには怖い毒親はいないとしても、


「脅威」がある前提として

人生を送ることになってしまう。


いつもビクビクして

怯えて、何か悪いことが起こるんじゃないか?

と思って怖がって生活する。


そうして、その恐怖から逃れるために、

体を壊すまで仕事に依存したり、

アルコール、ギャンブル、性依存、

恋愛依存、になったりする。


酷くなると、

社会生活を送れなくなる。


外の世界は刺激がいっぱいだから。


幼少期に、本来なら無条件の愛を

たっぷり受けて育つはず、なんだけど。


愛情豊かにもらえなかった人は

愛着障害という、

愛に渇望している状態で

体だけ成長して大人になるんだ。


心は、子供のままで成長が止まっている。


なんとかして、

誰かから愛をもらおうとするけど、

そこには愛情豊かな親はいない。


自分で、友達や、社会との間で

安全基地をつくっていく必要がある。


その安全基地を作る必要が

あるんだけど、

その例の体をカチコチに緊張で

固めてしまう「背側迷走神経」が

常に優位になっていたとしたら・・・?


いつも、幼少期のトラウマが

頭のどこかにあって、


いじめられるんじゃないか。

悪い噂を立てられるんじゃないか。

仲間外れにされるんじゃないか。


そういう、心の深いところにある

気持ちが疼いた状態で、

緊張感でいっぱいに過ごすとしたら・・・。


どれだけ年齢を重ねても、

自分の安全基地を築くことは

とても難しくなってしまう。


天変地異的に、例えば、

身近な人の死を迎えるとか、

自分が瀕死の状態を経験するとか、

愛する人との離別や破産、投獄

なんかの経験をすると、


大きく人生観が変わったりもするけれど。


基本的に、人間の体の構造を

理解して、根本的な調整をしていかないと

人生ってものは変わらない。


だから、その、

「背側迷走神経」による

凍りつき反応とか、虚脱体質、

離人、死んだフリ、といった状況を


まずヤバいと捉えて、

体を変える必要がある。


交感神経に乗っ取られて

暴力や危険な行動が止まらなかったり、


過呼吸、パニック障害、

血圧が急変して倒れる、

そういった症状があったりする場合もそう。


とにかく体質改善が真っ先に

必要になってくる。


得体の知れない、

漠然とした不安を取り除くには、

まずは、正しく怒るという

原始的システムを

よび起こさなきゃいけない。


怖い状況、

恐ろしい状況、

嫌な状況に対して、


その場で固まって怯えて

「なかったこと」にするんじゃなくて、


嫌だと言う、打ちのめす、叩く、

戦う、逃げる、といった


直接的に手足を動かしながら

体を動かしながら、


自分の中にはちゃんと

闘争本能があるんだ、

怒っても良いんだ、

イライラしても良いんだ、という

そこを受容していく必要がある。


怒ってはいけないとかいうのは

人間本来の活動を制限するだけだから。

ありえないんだよね。


で、凍りつき反応があったり、

解離して「今ここを感じない」

「自分を生きるという感覚が薄い」場合は、


なれないんだけども、

この闘争本能を思い出してもらわないと

先に進めない。


私の経験から言っても、

闘争本能を思い出さないまま、

次の社会交流システムに移行すると


ものすごく、心が傷ついてしまうことがある。


だから、自分を守るというプロセスは

必ず必要なんだ。

回復途中でね。


怒っても良い。


激怒しても良い。


恨んでいる、嫉妬している、

復讐心に燃えている、


そんなんでも良い。


とにかく、自分の体の中に

刻み込まれている

エネルギーが思ったよりも莫大だ、

ということに気づいて欲しい。


そうして、その莫大なエネルギーを

外に出していく作業に入る。


これは、怒りとして出すなら

スポーツなんかが良いよね。

ダンス、歌、ボクシングとか、

そういう表現系も良い。


個人的なおすすめは、

悲しみとして出すこと。


怒りは二次感情だから、

本当は、一時感情の方である、

寂しかったり、

孤独だったり、悲しかったり、

辛かったり、怖かったりの方を

感じたかったはず。


だから、そちらの方を、

「探して」ほしいんだ。


自分の心に聞いてみて、


何が怖かったのか。

何が悲しかったのか。

何が辛かったのか。

何が苦しかったのか。


これを出す。書き出す。

専門家に話してみる。

きちんと受け止めてもらえたという

実感が、あなたの中のインナーチャイルドを

癒してくれるから。


ブログに書いて発散しても良いし。

絵に描いて吐き出しても良い。


とにかく、体の中に溜まった

エネルギーを感じきり、吐き出す。


これは人により時間がかかる。


本当の気持ちにたどり着く精度にもよる。


とにかく、吐き出す。

とにかく、感じ切る。


そうしたところで、ようやく、

イライラや怒りといった

交感神経優位の反応が徐々に

収まっていき、


今度は、哺乳類独自に進化した

「腹側迷走神経(ふくそくめいそうしんけい)」

が働いてくる。


これは、社会交流システム

といって、人が安全安心というシグナルを

送りあう神経回路になる。


「ここは安全ですね」

「ここは大丈夫ですよ」

「なんでも話してくださいね」

といった、穏やかさがある。


この社会交流システムが

自分の中で育まれていってようやく、


愛着障害というのが癒えてくる。


親から貰いたかった無条件の愛というのは、

とても穏やかで、優しい感覚なんだけど。


その感覚って、育んでいくものなんだ。


ミラーニューロンって知ってるかな。


近くの人にいる感覚が

自分に移るっていうのがあるんだけどね。


まさに、目の前の人が、

腹側迷走神経が優位になっていて、

安心、安全ですよという感覚のとき、


その感覚をあなたも「受け取る」ことができる。


そうして、これまで未知の世界だった

「愛されている」という実感が

徐々に徐々に育まれていき、


「私が、私のままで良いんだ」という

自己愛が成長していく。


壮大なストーリーだと思わない?


ただ、インナーチャイルドを癒すって

一言でいうと簡単だけど、


大変な作業になってくる。


自分の人生に向き合う覚悟がいるから。


その覚悟というのは、

自分の中の未消化になっている

苦しみや、絶望、無価値観

といったものも引き受けるというものだから


大そうなエネルギーをかけていくことになる。


体ごと反応していくので

ガチガチに固まって嗚咽しながら

大号泣することもあるだろうし、

そういう肉体的な反応も全て

自分で引き受けていくことになる。


それがね。


成長、というものなんだ。


心の成長というのは

外科的手術でなんとかなるものじゃないの。


薬を飲んでも、

その場しのぎになってくる。


社会交流システム。

愛着形成システム。


これは、あなたの中で

あなたの努力によって

育んでいくものなんだ。


なんとなく愛情という感覚が

つかめたとしても、油断しないでね。


体に刻み込まれた神経回路は

すぐにまた作動してしまって、


イライラしたり怒りっぽくなったり、

死んだフリを始めたりしてしまうから。


最低1年〜数年、かかって

向き合っていくもの。


人生もう後に引けない、

生き方を変えていく、

そういう人は驚くほど感覚が変わるから、

人生がとても豊かになるよ。


人が優しく見えるし、

表情も豊かになるしね。

体も冷たい状態からポカポカしてくる。


やりたいことが分かるようになり、

自分軸がしっかりして、

自他の境界線も引けるようになるから、

対人関係が飛躍的に楽にスムーズになる。


恋愛もこれまでと違って

依存しなくなるし、

お互いに自立したパートナーシップになったり、


子育てもストレスフリー。

アルコールやギャンブルに依存するより

家族でほっこり平和な時間を過ごす方が

楽しいな、って思えるようになる。


どうだろう?


こんな流れで、

体質っていうのを改善していくよ。


なかなか一度読んだだけでは

難しいかもしれないので、

ぜひ何度も繰り返し読んでみてね。


the end…





この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
トロピカーナ415
いろんなトラウマを克服して、自分らしさを解放していく過程を綴っています。