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324. AIにはできない自己表現(ノイズ)にこそ、発信の本質的な価値がある


AIに技術や能力で勝てない自分が発信する価値とはなにか

心のどこかでずっと考えていました。

AIがどんどん発達していく。
その技術に日々助けられて生きている。
掃除だって、私よりロボットのほうが上手だと思う。


ChatGPTでは、文章も絵も書けてしまうらしい。
使ったことはないのだが、
使われた人の発信を見てみる限り、
文章力も画力も私は勝てそうにない。

だからといって、私が発信する価値はないのかっていうと、
そんなことないと思っていた。

でも、AIに技術や能力で勝てない私が
発信する価値はどこにあるのか。
言葉にできていなかった。

末吉さんが著書「発信する勇気」の中で

AIに置き換えられない「自分ならでは」のノイズが、発信の本質

と言語化してくださっていて、

「そう、そうなのよ」と思わず唸ってしまいました。

AIに対して、技術や能力で人間が勝つことは難しいです。では、AIにはできなくて、人間にできることはなんなのか?それは、「その人ならではのノイズ(=自己表現)」を発信していくことです。どうして自己表現をノイズに例えたのかというと、人間は不完全なところを含めて完璧な存在だと考えているからです。
(中略)
何度も言いますが、価値のない発信なんてないのです。AIが浸透していく今後は、間違っているくらいのほうが価値があるかもしれません。正しくてきれいな発信は感謝してAIに任せて、自分ならではのノイズをどんどん発信してください。

末吉宏臣さん著「発信する勇気」より。太字は私がつけました。

Wikipediaによると、ノイズとは、処理対象となる情報以外の不要な情報のことです。
発信者が「伝えたいこと」を発信する時には、必ずノイズがかかります。
受信者は、ノイズがかかった「伝えたいこと」を認識することになります。

発信者が「伝えたいこと」を発信する時には、必ずノイズがかかります。このノイズは、AIにはできない自己表現でもあり、ここに発信の本質的な価値があるのだと思います。

私は「伝えたいこと」を
温かみのある「手描きイラスト」図解にして
わかりやすく発信するのが好きです。

「手描きイラスト」でなくても図解はつくれますし、
そのほうが余計なノイズが少なく
適した場面があると思います。

ただ、個人的な発信の場においては
「手描きイラスト」のほうが
下手だったり、見にくかったりしても、
自分が発信する価値を感じています。

それは「手描きイラスト」で描いたほうが、
AIにはできない自己表現(ノイズ)が大きいからなんだと
今回気付きました。

”発信者が「伝えたいこと」を発信する時には、必ずノイズがかかる。” という「伝えていること」は同じ図解でも、手描きイラストの有無で、伝わる「ノイズの大きさ」が異なります。手描きイラスト図解はAIには描けないはず、だから私が描く価値があると思っています(笑)

参考にさせていただいた資料

下記の図がとてもわかりやすかったです。
興味を持たれた方はぜひ御覧ください。

小溝拓@アカデミック先生のnoteより

AIにはできない自己表現にこそ、発信の本質的な価値がある

だから、下手でもいい。
不完全でもいい。

間違いを恐れずに
自己表現を、自己発信を、
もっともっと楽しんでいこう。

そう改めて思いました。


末吉宏臣さん、
「発信する勇気」をくださり、ありがとうございます。

発信をしていても、していなくても
発信が気になっている全ての人に
是非オススメしたい一冊です。

必ずあなたの背中をそっと押してくれると思います。

本日は以上です。

では、またね!

読んで下さるあなたがいるから、今日もnoteが書けています。 またお時間のあるときに見に来てくださると嬉しいです。