花嫁はどこへ?
本日、新宿ピカデリーで貯まったクーポンを使い、無料で観たのは
インドの映画「花嫁はどこへ?」。
「すべては、ありえない勘違いから始まった…」とあるように、
結婚式を終え、いよいよ花婿の家へと向かう花嫁。バイクやバスを乗り継ぎ、さらに電車に乗り込んでみると、その日は吉日ということで花嫁、花婿が何組も乗っていた。花嫁はベールをかぶり顔を見せておらず、足元しか見えていない。急いでいた花婿が手を引いて連れ帰った花嫁はまったくの別人だった。花嫁を探す花婿、連れ帰ったその別の花嫁もいわくありげで…。
インドの風習なども見えてくる映画。そして合間にダンスこそないものの
歌が情景描写のように歌われている。
美人系と可愛い系の花嫁。それぞれに始まった先の見えない生活。
インドの結婚には女性が持参金付きで、嫁ぐことになるが、その持参金によって花嫁の価値が決まるような印象もある。結婚した先では夫の言いなり、虐待もまかり通る、警察もワイロで動く、そんな問題点も風刺されている。
夫の名前を人前で呼んではならないという、謎の風習もあったけど…。
最後はよかった、よかったと観終われますよ。
日本も一昔前までは似たようなことがあった方もいらっしゃると思いますが、今の時代に日本に生きていて、つくづくよかったと思いましたわ。
映画の中で「顔を隠しているというのは人権もないのと一緒」と語られるように女性の人権について問う映画。
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