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【原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち】と【後世への最大遺物】 ⑨


人が常に管理し続けなければならないということは人が管理できないのと同義である

「私が原発を止めた理由」第1章 ハイデッガーのことば

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第2章 原発推進派の弁明

原発安全神話から放射能安全神話

〖1〗新たな神話の登場

「放射性物質は言われているほど危険ではない」
「だから原発事故をそれほど怖がる必要はない」
「福島原発事故で健康被害は生じていない」
                 
112ページ

 この神話のもとでは、避難先から戻らない人たちは、単なるわがままとして切り捨てられ、住民の間にも分断が生じています。

113ページ

⚠放射能 放射線

⚠放射性物質


戸惑い 困惑

「放射性物質は言われているほど危険ではない」
「だから原発事故をそれほど怖がる必要はない」
「福島原発事故で健康被害は生じていない」

このような考えがあるんだなーと、ふわっと知る折りがたまにあって、このような考えを持つ「当事者さえ」もいるらしいとふわっと知る折もあって、しかし調べるでもなく、その都度通りすぎてきた。
軽く調べはした。でも徹底的に追究する意欲が全くない。
だから、ここをどうnoteにすればいいのかわからない。
わからない。
「当事者さえも」いるらしいことは気にかかる。
それならば「放射性物質は言われているほど危険ではない」「だから原発事故をそれほど怖がる必要はない」「福島原発事故で健康被害は生じていない」という考えを表明している当事者を探そう、という意欲もない。
それでも「私が原発を止めた理由」第二章のこのところをすっ飛ばしていいとは思えないので、本に出てくる鴨下全生(まつき)さんという青年の名を検索して二つの記事を読んだ。そのひとつで「風評加害」 ということばを知った。
ああ、わたしの困惑は、「風評加害」を自分がそのつもりもなくしてしまうのか、という不安が元なのか、と思った。
自分の意図に反して差別に荷担することになるのか?

「週間女性PRIME」 


「代替的な事実」

「風評加害」で検索して「朝日新聞DIGITAL」(大月規義編集委員)の記事を読んだものの、有料記事なので読める範囲だからわからないことだらけ。

朝日新聞DIGITAL 

「《事実の共有》が必要」「風評の原因になるような理屈とか言葉」「正確でない情報」とはなんだろう?
彼らは何を「事実」と言っているんだろう? 
米大統領だったT氏が発明した?「代替的な事実」を前に何を?
「数値」は政府の恣意的な解釈でとっくに「代替的な事実」になってしまって既成事実化していている。何をもって「正確でない情報」なんだ?
「正確な情報」ってなんなんだろう。「放射線管理区域」が意味を失っている現在。

「放射性物質は言われているほど危険ではない」
「だから原発事故をそれほど怖がる必要はない」
「福島原発事故で健康被害は生じていない」

この三つの新たな神話は「代替的な事実」だと思う、いまは。
国家が特定の地域とそこで暮らす人々には「放射線管理区域」の考えは適用しないと決定したことが新たな神話の産屋になり、緊急の短期の措置にしないことで神話が育ち──国家は晴れて「代替的」が消えるのを影に日向に支援していると、わたしには思われる。

しきい値はない

 利用できる生物学的、生物物理学的なデータを総合的に検討した結果、委員会は以下の結論に達した。被曝のリスクは低線量にいたるまで直線的に存在し続け、しきい値はない。最小限の被曝であっても、人類に対して危険を及ぼす可能性がある。

「原発のない世界へ」110ページ
低レベル放射線の生物影響を長年にわたって調べてきた
米国科学アカデミーの委員会(BEIR)の報告/2005年6月30日



「私が原発を止めた理由」つづく



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