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3月11日を忘れないでいることの意味

私は今年の2月に虫垂炎の手術をした。

腹腔鏡手術のために、おへそと左の腹部に2箇所、合計3箇所の傷ができている。

術後1ヶ月近くが経って、傷は少しずつ目立たなくなってきているけれども
そのメスを入れた3箇所は身体の中で徐々に時間を掛けて溶ける糸で縫合されているらしくて、触るとまだしこりがあって違和感を感じる。

現在の医学の進歩はすごいと思う。
80代の母が20代の頃に虫垂炎の開腹手術をした時は
傷口ももっと大きくて局部麻酔で手術中もかなり痛かったそうだし
抜糸をした後も長い間痛みが続いたと母は言っていたから・・・

私はそんな術後のお腹のしこりを触るたびに、
手術をしたのは本当に私に起こったことなのだと改めて思い出す。

それはいつか傷口が目で確認できないほど薄くなっても

身体の中で糸が溶けて、しこりが完全になくなっても

きっと今、私が触れると感じているこの私のお腹のあたりの違和感は忘れられないような、いや忘れてはいけないような気がする。

実は昨日、私は震災の記事を書こうと考えていた。
けれども書くことができなかった。

そんな時にふとあやしもさんの呟きを目にした。

https://note.com/ashimo24/n/nd4b714b1fa43


私の体に残っている手術の傷やしこり

それは私に実際に起こった出来事の証

手術や入院生活なんて楽しい思い出でもないし、
今でも、何故、あんなに悪化するまで放置したんだろう とか
もっと早く病院に行っていれば、と後悔や自責の念に陥る時もある。

私の体に残った傷は私の心にもついたのかもしれない。

それらは私にとって、できれば忘れたいような消したいような出来事だ。


だけど忘れずにちゃんと受け止めようと思う。

あやしもさんがテーブルの天板を磨かずにずっといるように・・・


昨年の3月11日のあやしもさんの記事です。

あやしもさん、テーブルの天板は今もそのままですか?


非力な人間の私にできることは3月11日のあの日起こったことを忘れないこと

そしてこうやって私の想いを伝えること

祈ること、願い続けること

それくらいしか出来ることはないけれど・・・

1年前にこの記事を書いた時の気持ちは変わらない。

ここまでお読みいただきありがとうございました。


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