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純資産って何?“純“ってどういうこと?

こんにちは、waseです!

今回は「貸借対照表」の「純資産」について解説します!

貸借対照表は「資産の部」「負債の部」「純資産の部」と分かれていて、それぞれの関係性は、

「資産ー負債=純資産」です。

「資産の部」と「負債の部」については別の記事で何回かに分けて説明しているので、そちらをご覧ください!

⬇️「資産の部」解説第一回目⬇️

⬇️「負債の部」解説第一回目⬇️

それでは、純資産とは何なのか。一緒に確認していきましょう!

1、純資産の部

資産(総資産)から負債を差し引いた残りを純資産と言います。

純資産は、返済義務のない株主からの資金調達額や利益の留保額などを計上した株主資本に加え、評価・換算差額等と新株予約権により構成されます。

…とは言ってもちょっとわかりにくいですよね。それぞれの言葉について解説はこの記事を通してしていきますが、まずはざっくり純資産のことを理解しておきたいのであれば、

純資産は、会社の「自分の」資産だということを覚えておいてください!そのため、自己資本とも呼ばれたりします。

反対に「負債」は返済しなきゃいけない借金なので「他人資本」と言います。銀行から借りたお金を自分のお金とは思わないですよね?負債は、借金ですから。

「純資産」は「自分の財布にある自分のお金」

「負債」は「銀行などから借り入れた借金」

「資産」は「自分のお金と借金で、何を買ったのかを表すもの」

これが貸借対照表です。

2、株主資本

株主資本は、純資産のうち、

株主からの出資額(資本金など)と、その出資額を元手に事業を行って得た「もうけ」である利益の蓄積

で、構成されます。

(1)資本金

会社財産を確保するための基準となる一定額のことを言います。会社法が定める法定の資本(事業の元手)です。

(2)資本剰余金

資本剰余金は、株主からの出資額などのことであり、ざっくり言えば資本金以外の「事業の元手」のことです。

「資本準備金」と「その他資本剰余金」という2つのものがありますが、ここではひとまず言葉だけの紹介としておきます。

(3)利益剰余金

利益剰余金は、企業の活動によって生じた純資産の額のことです。

簡単に言えば、「過去の利益の蓄積」です。利益なのですから、自分のお金(=純資産)であることは何となく想像しやすいですね。

これにも「利益準備金」「その他利益剰余金」という大きく2つの種類がありますが、ここでは言葉だけの紹介としておきます。

(4)自己株式

自社が発行した株式を市場などから取得したものです。

3、新株予約権

会社に対して行使することにより当該会社の株式の交付を受けることができる権利のことです。

新株予約権を発行したことにより、会社に払い込まれた金額が、ここに記されています。

4、評価・換算差額等

ここはあまり見なくてもいいかもしれないです。

その他有価証券評価差額金や土地再評価差額金などが記されていますが、ちょっと難しいですね。

また、説明することがあれば記事にします。

5、まとめ

今回は「純資産」について見てきました!

大事なのは「純資産は自分自身のお金である」ということです!借金じゃないよということが「負債」との違いでしたね。


今回で「貸借対照表」の大まかな説明は終了となります。

「資産の部(全2回)」「負債の部(全2回)」「純資産の部(今回)」と、それぞれ記事にしてありますので、「ざっくりでいいから理解しときたい!」って人はぜひ読んでみてください!

⬇️「資産の部」解説第一回目⬇️

⬇️「負債の部」解説第一回目⬇️





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