読書について/小林秀雄




本が好きな人がオススメしている本は、とりあえず買ってみる、山田たろ助です。今回は、こちらの動画を見て、買うことに決めた本の感想をば

この動画で、岡潔が書いた本と、小林秀雄が書いた本をオススメされていたので、購入してみました。

人間の建設の読書感想はこちら⬇

文章を書くこと、本を読むことは車の運転に似ているなぁと思う 

この本は色んなテーマで書かれた短い文章をまとめた本で、小林秀雄さんがとてもサービス精神旺盛な人なんだなということが分かります。
 文章の一つ一つのタイトルから、想像できない書き出しだったり、斜め上いくような結論だったりを持ってくるあたり、言葉を操るのが好きなんだろうなと。

 文章を書くこと、本を読むことって、車の運転に似てるような気がしました。
よく奥さんに運転の仕方を聞かれるんですが、無意識で行ってる動作が多く、質問されてはじめて、考えることが多い。とりわけ、無意識で行ってる動作が多いこと多いこと。
そんな人が言語化して説明しようとすれば、分からない人、できない人の気持ちが分からないので、結局運転できる人同士でしか理解し合えない、あるある話を言ってる状態になってしまうのです。

何が言いたいかというと、小林秀雄さんは、恐らく小さい頃からずば抜けて理解力がすぐれてる人だったはずで、そんな人が文章のことを語るんだから、読んでいる人の事なんて考えてるはずないじゃん!って事なんですよね(´・ω・`)
小林秀雄さんは、読むことも書くことも上手くできてしまうが故に、何を言ってるのか少し分かりづらかったり、読むコツを上手く言えてないんじゃないかと思ったんですよね🤔
最初から出来てしまった人は、できない人を理解することが出来ないんじゃないかと思います。

ショーペンハウアーと、真っ向勝負

ショーペンハウアーは、読書についてというタイトルで、読書はしないことに越したことはない。濫読は時間の無駄という考え方だったと思います。読むに値しない本で世の中は溢れている。的な感じ。
それに対して、小林秀雄は
濫読は、悪じゃない。こんなに本が溢れてるんだから、濫読しない方がおかしいと言ってくれていて、ちょっと嬉しくなりました。
とりあえず読んでみないと、クソなのかいい本なのか分からんじゃん!って思っていたので、手当り次第読んでみるって姿勢でいいんだなと思いました☺️

読書をすると、読書の仕方があってるのか気になってしまう問題。

読書していくと、このやり方であってるんだっけ?ってどうしても思ってしまいます。正解は無いし、好きに読むべきなんですけど、読書について書かれた本が沢山出版されている点を考えると、みんな読書について不安に思っているんだろうなぁと、みんな俺と一緒なんだ!と思うことができ、少し嬉しいです。w

この本で、あとはどんなことが語られているかというと

・本の読み方が分からないのであれば何度も繰り返 し読むこと
・一流の作品のみ読むこと
・全集はいいぞ!

こんなラインナップとなっております。読み落とし御免ッm(._.)mてやんでぃ!

一流の作品のみ読むこと

骨董屋さんの修行を例にとり、本の選書、選球眼の精度を高める方法を教えてくれています。
骨董屋さんは、新人にどんな修行をさせるかというと、一流の作品ばかり毎日見せるようです。小林さんは、素読の重要性をあちこちで話しているような人ので、一流のものを毎日見せるということは理屈じゃないんですよ、多分ね。
で、ですねこの本の罪深いとこなんですが、その一流の作品はこれです!っていう紹介は特にされてないのですよ。
なので小林秀雄の本を読み漁って、褒めちぎっている作家を一流とするのがいいのかも!って思いました。

とりあえず、小林秀雄の本を読んでいてよく出てくる作家は
ドストエフスキー、トルストイ、サントブウブといったところでしょうか。いつかはね、読まねば!

全集を読むのはいいぞ!だって

作家の小説、エッセイ、手紙に関するまで隅々まで読むと見えてくるものがあるそうです。
そして全集を通して見えてくるものを何か掴んだら、全集の中で語られていないことを探ってみる。そこにその作家の本質があるかもよ!って言っております。これはすごいいい事教えてもらったなぁと、思います。
小林さんはとにかく、好きな作家を見つけたら全集を手当り次第読んでみろ!と。

小林秀雄の全集からはじめてみようかな。と思います。それから、三島由紀夫。稲垣足穂。

まとめ。読書自体に関する本の面白さ

ここ最近、自分は読書に関する本が好きなことに気づきました。
こういった本には、読書に対する執着や、マニア性があって、みんなそれぞれツボが違うので楽しみ方が違うなと。文章を読み込む具体的なテクニックは、合う合わないがあるので、飛ばし読みでいいと思うんですが、大体この手の本で共通しているのは、ゆっくり読まないお前!すげー損してるぞ!って事なのかなと。

旅に出る時って、目的地にたどり着くまでの風景とか楽しむじゃないですか。僕は、道路標識とか標示とか地元と違うなーとか考えたりして、旅先をドライブしたりしてます。それから、旅先で子供を公園に連れて行ったりすると、その地域の子供らの遊び方の違いを発見したり。興味のない人からすると、全く意味のないことが楽しかったりするんですよね🤔

では、本に対してはどうかと言うと、目的地にまで最速でたどり着こうとしてしまいます。んーーーー、結論から先に言え状態。

目的地にたどり着くまでの文章を楽しんでいるかというと、どうでしょうか。自分は楽しめていないかも!って思います。
 最近はどうしても、本を読むことが目的になってしまって、楽しむ気持ちがないがしろになってしまってるような気がするので、ちょいちょい思い出して、本の向き合い方を改めながら、読みまくってやんぜ!って思います🫠🫠🫠

ありがとうございました!





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