見出し画像

弟子を取らないのですか?

この間、相談者の方から「ぼちぼちお弟子さんを取らないのですか?」と聞かれて驚いた。
なぜなら私自身、弟子を取ることなんて考えもしなかったからだ。

自分が師匠レベル?と思われた事にも驚いた。
ただ今後、弟子にして下さいと言う人は私の前に現れない気もしている。

振り返ると今まで「占いを一緒に学びましょう」のお誘いはかなりあったが、「弟子にして下さい」はなかった。

一応私にも占いの師匠が居るのだが、何も教えてくれない。私にとって、占いの師匠は何のための師匠なのか?と聞かれるのが、ずばり形式だ。

たまに師匠が真面目な話をする事もあるが、普段はコントのようなやり取りしかしないのは、私のマガジンを読んでくださればわかるかと思う。

そんな私と師匠の出会いについては、私の自著をを読んで下さると嬉しい。
(たまには自著のリンクを貼ってみます。高評価ありがとうございます)

私が占いの師匠として生きるために大切なことが三つあると考えている。

一つ目は占いの技術、二つ目は人としての魅力、そして三つ目がビジネススキルである。

占いの技術の話は、大きく二つに分かれる。
占いをする技術と、占いをする構えの話だ。

占いの技術のことは、これまで私もたくさん書いてきた。
私の場合、占いを完全に独学で学んで吸収し進化させているので、師匠も無理に自分の方法に染めようとはしない。
(これは有料noteで書いた話の一部だったりします)

逆に、師匠の教えに忠実に従っている占い師さんもいらっしゃる。
カードの意味を覚えたり、これまでの経験をきちんとメモしたりして、努力を続けている方だ。

このように、人に合わせた形で教えるのも大切なことである。

私が特異なスタンスで構えていて、余りにも個性的に育ったので、師匠に学んだ他のお弟子さんからは全くもって敬うべき対象にはならないし、煙たがられる存在だったりする。

そして、私が占いを教えることが出来ない人だ。
詳しい話は以前書いたが、教えても実践的な読み方につながらないからだ。

それはそうと、占いの技術もそうであるが、心構えをきちんと教えてくれる人こそ、上に立つべき人だと感じる。

師匠と呼べるのはこう言った心構えや困った時の話が出来てこそ師匠。私はそのように思っている。

別のシチュエーションに例えると、寺社に行って、法話を聴くようなものである。
これが出来る人でないと、私はついて行かなかったと思っている。

次に、人としての魅力である。

師匠たるもの、人間力がないとその人を崇めたりすることは出来ない。
教えるのも上手であれば、締める時はきちんと締める。
そう言った部分が出来る人は強い。

これまでの生い立ちから生き方、考え方を、きちんと自分の中に落とし込んで、方向性を見出す。
そして、それを自分の言葉で伝えたれる人は本当に素敵に見えるのだ。

最後に挙げるのは、ビジネススキルである。

占いを教えたり、占いの館をしたりだけで生計を立てていることや、本を出版したり、メディアに出た実績があったり。

こう言った内容もビジネススキルなのだが、占いの話だけではない。
たとえ占いが出来なくなってもある程度お金の種になるものを作っている人は強い。

現に不動産の家賃収入で生活している人や、士業、お店のオーナーをしながら占い師を名乗っている人も居る。

別のビジネスでもそれなりに成功している人は、人間力もある程度備えているから、こう言ったスキルも大切だと私は考えている。

話を最初に戻して、自分はどうなのかと考えてみたら、自分は何も揃ってはいないことに気付いた。

だから、今は弟子にして下さいと言われても取らないし、取るべきでないと考えている。

占いの技術は教えることが出来ないし、教える気もない。
ましてや、占いのテーブルに常にお酒を置いている時点で、まずダメでしょう。

画像1

(ビールや日本酒をテーブルに置く占い師さんは、殆ど居ないでしょう)

そして、人間力もまだまだです。
聖者でもないし、堕落した人間であるのは自分が一番知っていますから。

ビジネススキルは、稼いで行けるようにする話であるが、私は以前も書いたが、占いで稼ぐつもりはない。稼ぐなら、別の事だと思っている。

このように、師匠を名乗るにも至らない点だらけなのだ。

ただ、考え方や取り組みを話すこと、伝えることは自分にも出来る。
だからこうやって、noteを毎日続けている。

400日以上毎日noteを続けることができたのは、自分でも驚きである。
それが占いの技術を磨いたり、人間力をつけることにもなると信じているから続けられるのだ。

私自身、まだまだ師匠と言われるには程遠いし、自分が凄いとも偉いとも思いもしない。

なので、日常から自分を磨いて、少しでも呼ばれる要素を兼ね備えて行ければと考えてます。

最後に。
「弟子にして下さい」と言われるのは幸せなことだと思う。
たとえ断ったとしても、自分の中で小さく誇れることなのかなと言う気がします。

この記事が参加している募集

noteのつづけ方

最後まで読んで下さり、ありがとうございます! スキやフォロー、サポートをして下さると嬉しいです。 毎日更新の励みになります!