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恋のボーダーライン

「恋のボーダーライン」の話って、ご存じですか?
私が編み出した例え話なので、誰も知らないと思います。

ルールは、簡単です。
まず、気になる人をコップに例えます。
次に、そのコップに、この人のこの部分がいいなと思ったら、コップに水を注ぎます。
そして、この部分はちょっと違うかなと思ったら、コップから水を出します。
どこかのタイミングで、コップから水が溢れると、その人は合格。
自分のお目が叶った、という事になります。
逆に、水が溢れなかったら残念、という形になります。

このボーダーラインの話なのですが、水を注ぐ量が変わったり、コップが大きくなったり、小さくなったりするのが、恋愛経験なんですよ。

例えば、美男美女はコップ自体が小さく見えてしまうんです。
なぜなら、美男美女を見ると、見惚れてしまうからです。
普段でもコップにお茶とか水とかを入れる場合に、よそ見しながら注ぐと、想像以上の量を入れてしまったりするじゃないですか。
自分で「いいかも」と言う基準を落としてしまうんですよね。

そして、恋愛初心者は、そもそも水の注ぐ量を知らないですし、判断材料も少なくなります。
だから、さっきのように容姿だけで判断しようとしてしまうのです。

昨日のnoteで「面食いの人は損だ」と言う話をしましたが、恋愛に慣れていないと、相手を判断基準が少なすぎるから、水の量をコントロールできなくなるのです。

相手を顔だけではなく、話し方や仕草、考え方や趣味なんかで判断すべきなのに、判断基準がわからないから、若い頃はそう言った判断基準を飛ばしてしまうんですよね。

また恋愛初心者や、自分が恋愛したいモードの場合だと、少ない判断基準で多めの水を入れて合格を出してしまったりするのです。

そして今度は、コップの話。
コップって、恋愛したての頃や若い頃は、コップが小さく見えます。
ところが歳を重ねて行くと、段々と世の中のことがわかってきて、自分で判断する基準も増えてきます。
そうすると、コップが段々と大きく見えてくるのです。

コップが大きく見えてくると、しっかりコップを吟味しよう、そして下手に水を淹れ過ぎないようにしようと考えて、なかなか水を溢れ挿すことが出来なくなるのです。

水が溢れたら合格なのに、なかなか水が溢れなかったり、少し水が溢れているのに、その水を見て見ないふりをしようとしたりするんですよね。

これは、自分を低く見積もり過ぎて、相手のカップが大きいと考えすぎて行動できなかったりすることや、自分の理想を高く持ちすぎることで、カップの底が果てしなく深く見えてしまい、このようなことが起きてしまうのです。

ちなみに、婚活している人の器は、極端にカップが大きく見えます。
下手したら、たらいぐらいの大きさに見えている場合もあるように思えます。
どうしても失敗したくないから、水をたくさん注ぐべきところを少ししか注がなかったり、器を大きく見てしまってするのです。

では、どのようにすれば、きちんと水を入れて、適正なカップに見えて、相手の所に踏み出すことが出来るのか?

それは、相手を判断すること、自分を振り返ること。
この二つが大切になります。

カップと水の関係で書くと、水は、相手への判断基準です。
そしてカップは、自分自身を見つめることです。
この二つの組み合わせで、恋の判断をする形となります。

水については、自分が恋愛を経験をすることや、人を沢山観察することで、水を淹れる分量がわかってくると思います。
自分が相手に判断する基準をきちんと見定める必要があります。
これだけは譲れない部分と、多少は目を瞑れる部分。
こんな部分があれば、さらにいいなの部分。
いくつか条件はあるので、それを書き出してきちんと判断できるようにするべきなのです。

また、カップについては、たらいの大きさで相手を見ない事です。
自分を分析して、自分がどういう性格なのか?どういうタイプの人が好きなのか?
どういうお付き合いをしたいのか?などを、改めて自分が理想とする形を整理する必要があります。
そうすることで、カップを歪曲せずに見ることが出来ますし、きちんと自分を見つめ直すことで、
相手のことを判断できるようになると思います。

心ばかり焦ってしまう気持ちもわかりますが、そんな時に限って、空回りすることもよくある話です。
自分を整えない事には、きちんとした判断も出来ません。
自分を整えることを、忘れずにしていきましょう。

今日は恋愛のボーダーラインの話をしてみました。
本来であれば、具体例をもっと推敲すべき内容ですが、いったん私の恋愛に対する考え方の一つを書いてみました。

デートをしながらコップに水を注ぐ訳には行きませんが、

自分の判断基準を確認すること。
その上で、相手をきちんと見定めること。

この二つを意識しながら、きちんと相手の人を見て、見定めて行くようにしましょう。

ここまで私の文章を読んで下さった方が、良いご縁に恵まれますように。
そう祈念して、今日のコラムを締めたいと思います。

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