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グレーって、どんな色?

世の中、なんでもはっきりさせようとする傾向にある。それはそれで良いことなのだが、その事がしんどいな、生き辛いなと感じる時がある。

このように感じるのは自然なことで、私も時々考えること。
だから、その事で深刻になる必要はないのだ。

白と黒をはっきりさせようと、しんどくなるのが世の常で、だからグレーと言う色が存在する。

グレーという色は、はっきりしない色だ。
黒みがかったグレーもあれば、白っぽいグレーもある。

パソコンで、ExcelやWordのようなソフトを使っていると、色指定するときにグレーの選択に迷うことは多々ある。

世の中は白と黒の色だけが存在すると、しんどくなるし、世界を表現することが出来ない。
昔の白黒テレビや絵画なんかを見ても、白黒に濃淡があるのが物語っている。

だからグレーと言う存在は無くてはならないのだ。

グレーであることで不都合なことを隠したり、不適切な言葉を和らげることもある。

ところが、グレーばかりになるとはっきりしないし、面白みに欠ける。
そして何よりも、もやもやする。

グレーってそういう存在なのだ。

グレーという存在を時には活かし、時には対峙しながら我々は生きているのだ。

グレーなことは、世の中には多々ある。
それを明らかにするのも大事だ。

それでも、グレーに助けられている人も中には居るということを頭に入れながら過ごせば、すっきりしない気持ちを少しは抑えることが出来るのではないか。私はそのように考えるのだ。

これはある意味、チョコレートも同じである。
白黒の黒をカカオマスに例えると、カカオ分70%とかのカカオが多いチョコを食べ続けると高血圧対策になる、なんて話もある。

ところが、カカオ分の多いチョコレートは、甘くなくて苦い。

もし苦いチョコレートばかりが売り場に揃うと、それが良い人にとっては構わないが、甘いチョコレートが好きな人にとっては楽しくない。

だから、砂糖や他の材料を入れて、食べやすくしているチョコが多いのだ。

結局の所、カカオ分の多いチョコレートばかり並べて、世の中って楽しくなるのかと私は言いたいのだ。

時折、べらぼうに甘いチョコレートを食べても構わないじゃないか。
私のような庶民は、毎日ゴディバはしんどいから、ブラックサンダーやチロルチョコにお世話になるのだ。

だから世の中は面白いのよ。

グレーと上手く付き合うことで、世の中を上手く歩くことが出来る。
そして、それを認めることで気持ちは大らかになれる。

このように考えてみたら、何でも白黒させる世の中でなくてもいいじゃないかと私は思うのだ。

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