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僕があけた「ギフト」とは… #ギフトのあけ方 #前田裕二と本作り


2019年10月末、あるプロジェクトが僕の元に舞い込んできた。
配信アプリSHOWROOM社長、前田裕二氏が24時間ニッポン放送でSHOWROOM配信をするというのだ。そして、その配信中に何名かと対談し、24時間で本を作るという。

その本を作るのが僕の所属するオンラインサロン『箕輪編集室』
この一世一代のプロジェクトが決まった瞬間に僕も関わる事を決めた。これは、このプロジェクトでの僕の記録である。
(ずっと書きたいと温めてきたが、タイミングが無かったので、この在宅ワークブームにようやく書き始めた。)

ラジオの聖地に行ける!?

僕はインターネットラジオ局『ゆめのたね』にて、2015年から『あおぞらいぶ』というラジオ番組のラジオパーソナリティーをしている。

ラジオパーソナリティーにとって、ニッポン放送というのは聖地。今回、ニッポン放送さんで本製作のための作業が出来ると聞いた。現地に行かず、リモートでの作業も出来るが、聖地に行けるという滅多にないチャンスを逃すまいと思い、プロジェクトメンバーに立候補、かつ現地で作業することを決めた。


台風被災地ボランティア経験がエネルギーとなる。

僕はプロジェクト立候補前の10月中旬に、長野県に台風19号の被災地ボランティアに行った。約2年長野に住んでいたこと、長野での恩師がこの台風で被災したからだ。

僕にとって初めて被災地ボランティア、台風の被害をこの目で生で見て、そこの復興に携われた経験は今でも鮮明に覚えている。
今回のプロジェクトで作られた本の売り上げは、まさにその台風19号の義援金に充てられると聞き、被災地に実際行った僕がその本を作ることに、絶対何かしらの意味があると感じ、このプロジェクトへのエネルギーが更に増えていった。

こちらは無事に売り上げが被災地に届いたみたい。
復興に役立てて本当に良かった。


プロジェクト当日、ニッポン放送で見た景色とは…

プロジェクト当日は用事があり、夕方まで大阪にいた。対談の音源を大阪と移動の新幹線で文字起こし。

この日は3連休最終日で新幹線自由席は激混み。新大阪から文字起こしする予定が座れず。名古屋からは意地でも座ると決め、無事名古屋で着席し文字起こし作業を終えるというのが移動中のハイライト。
そして、聖地ニッポン放送到着。

ニッポン放送到着後も、引き続き文字起こし等を行う中、僕にこのプロジェクト成功が掛かる役割が。

印刷所に行き、本のデータをメッセージで受け取り、印刷所(キンコーズ)で印刷を依頼するというミッションである。
24時間以内に本を完成させるには送られるデータを印刷し、ニッポン放送に届けなければならない。要するにこのプロジェクト成功が掛かる大事なミッションである。(それに気付いたのはキンコーズ到着後だったが…)

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キンコーズに着いてからは、焦ってしかいなかった。
「1分でも早く印刷したものを届けなければならない。」だけど、僕自身初めての印刷依頼。「何をどう言えば良いのか。」「これで合っているのか。」不安しか無かった。何が正しいのかが全く分からない。でも、前に進むしかなかった。
一緒にキンコーズに行った2人のメンバーには本当助けられたし、僕の平常心の無さでイライラをぶつけてしまい、申し訳なく思っていた。

配信終了直前、ようやく最初の印刷が完成し1人のメンバーが先にニッポン放送に戻る。そして、その原稿がニッポン放送に届き作業する風景がSHOWROOMの配信画面から届けられる。
「頼む…完成してくれ…」

そして、僕もキンコーズからニッポン放送へ。

ニッポン放送に戻った時には、製本が完成していた。

「良かった…完成した…」

達成感と言うより、安堵だった。

「良かった…」という気持ちで一杯だった。そして、プロジェクト終了して数時間後に達成感とプロジェクトをやり切った感動が一気に押し寄せてきた。普通に歩いているだけなのに、涙が出てきそうになった。
「限界点を突破」したんだと感じた。


『ギフトのあけ方』購入者との出会い

そして、「前田裕二と本作り」プロジェクトはまだまだ続いた。
この書籍『ギフトのあけ方』を購入して下さった方に向けた作業へと移った。

デザインや校正などを違うメンバーがしている中、僕はとある方々に会いに行った。
この本は限定10冊で、和綴じで綴じられたものを10万円で販売したのだが、そのいわゆる和綴じ本を買って下さった皆さんとお会いしたのだ。

この出会いに感動した。そして、この出会いをTwitterを通じて製作メンバーに届ける事が出来て良かった。
そして、そのメンバーと飲みながらゆっくり話す事が出来た。
この和綴じ本は僕が印刷所に行き、本作りの大詰めの時に販売が開始したのだが、和綴じ本購入者は彼らでの闘いがあり、聴いてて凄く面白かった。と同時に、購入してくれた皆さんの話を聴き、僕たちが命燃やして作ったものをこんなにも期待して買ってくれたのかと思い、言葉にならなかった。
この出会いに感謝。


この『ギフトのあけ方』の「あとがき」で、前田さんが「たろちゃん」と、僕の名前を書いてくださった。印刷所に行っていた事を伝えてくれたのだ。わざわざ名前を上げて下さり、改めてニッポン放送でこのプロジェクトの作業が出来て良かった。「あとがき」の事を12月のプロジェクト打ち上げで、前田さんに直接お礼を言えた。そしたら、前田さんから「たろちゃんにかかってた。」と言ってもらえた。あの時の言葉は今でも忘れない。

僕がこのプロジェクトを通じてあけた「ギフト」は、ズバリ「絆」。
このプロジェクトと出会えたこと、『ギフトのあけ方』という本と出会えたこと、製作メンバーとの絆を深めたこと、この本を通じて製作メンバーと買って下さった方と繋がれたこと。
『ギフトのあけ方』があけてくれた「絆」というギフトを、僕のこれからを支えてくれると信じている。


書籍『ギフトのあけ方』のHPはコチラ。

書籍『ギフトのあけ方』製作の裏側はコチラ

書籍『ギフトのあけ方』の「まえがき」はコチラ


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