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英会話(発話)の効果的なトレーニング方法

こんにちは、語学学習コーチの伊地知(@taroijichi)です。

過去に私のクラスを受講した方から「英会話が必要になってきたんだけどどうすれば良いですか?」と相談を受けることがあります。
ここでは、初級段階での英会話の勉強方法について4つのステップと、それぞれのステップでのオススメ教材もあわせてまとめておきます。

ステップ1:単語の暗記・文法の整理

会話というとついすぐに「話し」たくなってしまいますが、知らない単語は出てきませんし、文法知識がなければいつまでも間違えたまま、或いはただ単語を並べるだけという状態になってしまいます。なので、まずはじめに仕込みの時期だと思って単語の暗記・文法の整理をしておきましょう。

【単語】

単語については本当に基礎的な教材を選択しましょう。今までTOEICなどの勉強をしていた方に多いのですが「もう知ってる単語はやりたくない」という方もいますが、会話が目的の場合、知ってるかどうかではなく、使える単語かどうかという点がポイントです。

では、使えるとはどういうことかというと、見て・聞いてわかるだけではなく「日本語で〇〇と言いたい」と思った時にすぐにその英単語が出てきて、簡単な例文が作れる状態です。例文といっても、内容が発想できないという場合もあるかもしれませんが、そういうことではなく、前置詞が必要なのか直接目的語をくっつけて良いのかなど、文の作り方を知っているということです。

この状態でないと使える単語と認められないとなると、今までTOEICで勉強した単語たちなどは、意外と使えない単語だったりしますよね。かつ、実際の会話で使用される単語は簡単な単語であることが多いので、自分が想定している単語教材よりも2つくらいレベルを落として「うわー、簡単だなあ」と思うものを選ぶことが大切です。

そして、簡単な単語教材の日本語を見て、口をついて英単語に訳せるか、また、簡単な例文が作れるかどうかを確認して、作れないものだけを繰り返し覚えて行きましょう。

本来は、日本語を介さずに、英語で考えて英語で話せることが理想ですが、初級段階でいきなり理想レベルでトレーニングするのは難しいので、まずは日本語から英語に訳すという方法が良いです。

【文法】

単語を並べてしまう、つまり、ちゃんと文として話すことが難しい場合、文法の知識もそんなに難しいものではなく、本当に基本的なものから覚え直すことが必要です。最初に主語(文のメインプレーヤー)を言って、その後に述語(メインプレーヤーが何をするか)を言う、といった基本的なこと、これは文字で見ると「それはわかってる」と感じると思いますが、意外と抜け漏れがあったり、会話になると慌てて全部吹っ飛んでしまうことが多いので、改めて丁寧に復習をしておきましょう。

ステップ2:正確に書いてみる

仕込みの単語暗記・文法整理が終わったら、言いたい日本語を英語に訳せるかどうかを確認しましょう。

具体的に何をするのかというと、日英の例文リストを使って、日本語の文、例えば「あなたはあの女性が誰か知ってる?」という文を見て/聞いて「Do you know who that woman is?」と書けるかを確認してみてください。

書ければOKですが、もし書けなかった場合、その原因は2つだけ。

単語がわからなかったか、文法的知識に抜けがあった。

話すとなると発音がわからないということもあり得ますが、ここでは「書く」ことでその要素を抜きにして仕込み済のはずの単語・文法が使えるものになっているかどうかを確認することができます。

このタイミングではスピード感は重視しなくて良いので、ゆっくりで良いから正確にアウトプットできることを意識しましょう。

ステップ3:正確に話してみる

ステップ2で正確に書けるようになったら、今度は日本語の例文を見て/聞いて、その英語訳を話せるかどうかを確認して行きましょう。

ステップ2で正確に書けたものを、今度は口に出して行くことで正しい発話を行います。ここでも正確さを重視してください。速く間違えては意味がありませんし、ネイティブみたいに話そうと思う必要はありません。

ステップ4:スピードアップ&発音

正確に話せるようになったら、それを繰り返して口をついて出てくる状態を目指しましょう。多分みなさん自分の中で口をついて出てくる英語ってあると思います。例えば自己紹介をしてくださいと言われたら、とっさに「My name is・・・」など出て来るのではないでしょうか?

なぜ口をついて出て来るのかと言えば、今まで嫌というくらいに繰り返してきたからです。正確に話せるようになったらあとは量が必要なので、何度も繰り返して自分のものにして行きましょう。自分のものになったフレーズが増えることで会話が少しラクになってきます。

また、ここまできたら発音やリスニングが気になる方もいると思いますので、発音トレーニングなんかを加えて行くのも良いです。


各ステップのおすすめ教材

ステップ1:単語の暗記・文法の整理

〜単語のおすすめ教材〜

※その他市販テキストではないですが私の語学コーチングスクールで使用しているものもあります。無料でお渡ししますので、必要でしたらお気軽にご連絡ください。

〜文法のおすすめ教材〜

ステップ2・3:正確に書く・話す

ステップ4:発音


英語コーチングサービス【 the courage
コーチ 伊地知太郎
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