はまむら たろう

noteってどんなだ?きっと誰も読んでないだろうと、正直な話を日記のように思いつくまま…

はまむら たろう

noteってどんなだ?きっと誰も読んでないだろうと、正直な話を日記のように思いつくまま書き連ねています。 広島の山の中で食料品店を営む、はまむらたろうの雑記帳?です。内容や方向性など探り探り。不安定ではありますが、もし奇跡的にご覧いただいた方、リアクションが最大の喜びです。

記事一覧

港のパネテリエ

パネテリエ初となる夜開催のイベント「港のパネテリエ」が無事終わりました。 今回は音楽担当「さらさ☆ひら」料理担当「ルオカラキッサ」パン担当「パネテリエ」でテーマ…

Freude

音を楽しむ。 私は音楽を聴くのが好きだ。 幸運にも、音がするという事がわかる体で生まれてきた。 当然、わからない人がいる。 でも、音楽というのは振動で、震える事…

チョコレートに学ぶ豊かさと貧しさ

フェアトレードではなくて本物の味のお話 私のやっているお店パネテリエでは、キッチンに化学的な香料は置いてありません。 それは、体に悪いからというある種ヒステリッ…

悩み事

よくコンサルと言われる。 新商品や新店舗など新しいことを始めるにあたって、大体有料でも無料でも親しくてもそうでなくても、相談に来られる。 私はコンサルではないが…

フレルのキオク

山のパネテリエに訪れる子供達はみんな、アヒルを触りたがります。落ち葉を拾い、どんぐりを見つけて、小石を投げます。羊はフワフワで落ち葉はカサカサで。 まるで、普段…

共感の程度

これまでパネテリエを運営していて、私はある種の表現者として、その価値や想いをアイテムに込めながら、掲示物やプライスカードなどにもその一部を記載して、お客さまへ訴…

お店を予約制にしてみたら

ちょっとお買い物をと気軽に立ち寄っていただくことを「断る」ようなお店になってしまった、予約制のパネテリエ。 リニューアル後のグランドオープンから8ヶ月が経過しまし…

ヒスロム逮捕を受けて

3年前より、広島市現代美術館と共にパネテリエの敷地にて作品作りをしている京都のパフォーマンスグループヒスロムのメンバーが、先日大麻取締法違反の容疑で逮捕・起訴と…

淡路島へ -大石可久也氏-

淡路島のごくごく一部を巡ってきたのでご報告とお礼をこちらに。 当初は、もうすぐ開催の街のパネテリエでお願い事をしに、兵庫県のとある町に住む方へ会いにいく日帰り予…

ババチャップってなんなん

ババチャップ、いよいよ本格始動いたしました。 ローカルメイドが旗を振り、lepicerie paneterieと広島市安芸区阿戸町のみんなで作るケチャップ、ババチャップ。 ホームペ…

よくあるテーマの、高いとか安いとか。

金曜日、新しくカフェを開くお店の方々が山のパネテリエへ遊びに来てくださいました。 すごいね!良いね!と、恥ずかしいほどお店を褒めてくださる大人たち。 腐りかけて…

命のルーツ

webセミナーを終えて 静岡県の空き家対策プロジェクト「しずみん」にて少しお話をさせていただきました。参加してくださった方々、ありがとうございました。これからも応…

みんなでつくるevenな暮らし

山の中で動物に囲まれて暮らしていますというお話を少し。 山の中にはイノシシや鹿、フクロウやアナグマ、イタチなど連れて来たわけではないけれど、お互い気配を感じなが…

学芸員さんから学ぶ、やさしい世界

不思議なご縁で、広島市現代美術館の学芸員さん達と、お食事したり、何度となくお話をさせていただいたりしていく中で感じた事を少し。 学芸員、キュレーター、賢そう は…

人も自然も同じこと、と思う言葉。

水至って清ければ則(すなわ)ち魚(うお)なし。人至って察(さつ)なれば則ち徒(と)なし

綺麗すぎる川にはホタルも住めないように、少しくらいは欠点や間違いがある人の方が居心地良い気がする。

自分の失敗を認めることって、相手を庇う事なのかも

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梅雨の庭、ハーブスパイラルの様子

港のパネテリエ

パネテリエ初となる夜開催のイベント「港のパネテリエ」が無事終わりました。 今回は音楽担当「さらさ☆ひら」料理担当「ルオカラキッサ」パン担当「パネテリエ」でテーマを「パンと料理と音楽を。」ということでお届けしました。 パネテリエはいつものドタバタ劇により、拙い告知で、当日本当にゲストはいらっしゃるのかと不安になりながらのスタートでした。しかし、ほんとうにみなさまのおかげで、見事ホールも一杯になり、パンも完売、素敵なお料理と音楽で会場を盛り上げていただけました。お越しいただいた

Freude

音を楽しむ。 私は音楽を聴くのが好きだ。 幸運にも、音がするという事がわかる体で生まれてきた。 当然、わからない人がいる。 でも、音楽というのは振動で、震える事、耳の奥でお腹の辺りで、その振動を感じる事。そして何より楽しむ事。 良い物というのは、余計な物を徹底的に排除した時に光りはじめると、私は思う。 良いものというのは、心への振動を帯びているとも思う。 今日、久しぶりに震えた。 見えるフロイデ。 見えなくても。 現在、銀座で写真展を開催しているそう。 ma

チョコレートに学ぶ豊かさと貧しさ

フェアトレードではなくて本物の味のお話 私のやっているお店パネテリエでは、キッチンに化学的な香料は置いてありません。 それは、体に悪いからというある種ヒステリックな理由からではなく、ズルいから。どんなものでも努力や誠意を必要とせず、香りを入れることでまるで良いもののようにできてしまうから、怖いという思いからです。しかし、香料というのは、大義でいうと、ハーブや胡椒も香りづけという意味では香料ですが。 パネテリエの材料には本物を使う事をお約束しながらも、本物というモノの価値観

悩み事

よくコンサルと言われる。 新商品や新店舗など新しいことを始めるにあたって、大体有料でも無料でも親しくてもそうでなくても、相談に来られる。 私はコンサルではないが、何を何のためにやるのか、コンセプトをはっきりさせたくて、執着していると、任せられ、私が組み立てて、納品の後、クライアントの手元で独り歩きを始める。 最初は私も関与しているので、違う、正しい、良い、悪いの判断がつく。 しかし受け取った側は自分で生み出したものではないから、思い入れも弱く、時間の経過とともに、ブレて、

フレルのキオク

山のパネテリエに訪れる子供達はみんな、アヒルを触りたがります。落ち葉を拾い、どんぐりを見つけて、小石を投げます。羊はフワフワで落ち葉はカサカサで。 まるで、普段の欲求から解き放たれるかのように、次々と落ちているものを拾おうとして目を輝かせています。 小さな子供が縁石を歩きたがるのは、動物として危険のギリギリの環境で自身の成長を本能的に求めているからと聞いた事があります。 本能的に求めてしまう感触。触れられるものへの興味からはじまる経験と感情。 目では得ることのできない、とて

共感の程度

これまでパネテリエを運営していて、私はある種の表現者として、その価値や想いをアイテムに込めながら、掲示物やプライスカードなどにもその一部を記載して、お客さまへ訴えかけるように我々の作品のような商品を世に送り出してきました。 安く手軽に何でも手に入る今の世の中で、本来の「豊かさ」や「本質」などを訴え続けて参りましたが、プレゼンテーションの方法が悪いのかもしれません。 それが全く伝わらない方がいらっしゃいます。 肌感覚で言うと、多分、場所にもよりますが、路面店などに出店しても道

お店を予約制にしてみたら

ちょっとお買い物をと気軽に立ち寄っていただくことを「断る」ようなお店になってしまった、予約制のパネテリエ。 リニューアル後のグランドオープンから8ヶ月が経過しました。 結果、上々です。 お客さまが、約束の上ご来店いただき、その時間帯をコントロールできる状況が続いていて、突発的なご来店も予測範囲内、次からはご予約をお願いして店内へ進んでいただけています。 これまで、急な混雑で、オーダーが滞ってしまったり、早々に売り切れとなってしまったり、本当に混雑すればするほど、お店をやめた

ヒスロム逮捕を受けて

3年前より、広島市現代美術館と共にパネテリエの敷地にて作品作りをしている京都のパフォーマンスグループヒスロムのメンバーが、先日大麻取締法違反の容疑で逮捕・起訴となりました。 この一報を受けて、我々としては、「表現者」であるアーティストが、ファンの方々、ご家族、恋人を悲しませるような行為を隠れてやっていた事に対し、強い憤りを覚えており、現在途中となっている建築物の早急な撤去を依頼いたしました。 人を楽しませる、感動させる、喜ばせる事は、表現者として、1番の根元に置いておかな

淡路島へ -大石可久也氏-

淡路島のごくごく一部を巡ってきたのでご報告とお礼をこちらに。 当初は、もうすぐ開催の街のパネテリエでお願い事をしに、兵庫県のとある町に住む方へ会いにいく日帰り予定だったのですが、お友達が淡路島の人たちと繋ぎたいと言ってくれて、10年以上ぶりに淡路島へ行ってきました。 淡路といえば、大石可久也・鉦子ご夫妻とそれを慕うたくさんのボランティアさんで作った美術館ということで、オープン前からお庭をウロウロ。 館内は撮影NGですが、とにかく可久也氏のパワフルと鉦子さんの繊細さが、森と

ババチャップってなんなん

ババチャップ、いよいよ本格始動いたしました。 ローカルメイドが旗を振り、lepicerie paneterieと広島市安芸区阿戸町のみんなで作るケチャップ、ババチャップ。 ホームページを改修しているのでこちらに色々書きこんでおきますね。 はじまりは ババチャップのはじまりは、私が6次産業化プランナーとして活動をしていた頃のお話です。 安芸区の区役所と地域の連携の一環で生まれた、女性たちの地域活性化グループへ先生としてお邪魔させていただいた事がはじまりでした。 立派な公民館

よくあるテーマの、高いとか安いとか。

金曜日、新しくカフェを開くお店の方々が山のパネテリエへ遊びに来てくださいました。 すごいね!良いね!と、恥ずかしいほどお店を褒めてくださる大人たち。 腐りかけて庭に落ちた柚子。 干草まみれの庭。 枯れた枝葉のままの焚き火。 店内に並ぶステンレスで冷たい給食室のカゴに気づいてくださる。 庭に落ちた柚子を見つめて一言。 これがアートだよね。 伝わる方がいる。と安心した瞬間です。 カビの生えた庭の朽木とステンレスの陳列棚。清潔や安心の概念へ対する私からの皮肉です。その

命のルーツ

webセミナーを終えて 静岡県の空き家対策プロジェクト「しずみん」にて少しお話をさせていただきました。参加してくださった方々、ありがとうございました。これからも応援させていただきます! そのセミナーの後半に質疑応答の中で、シェリーさん(https://www.sasuichi.org/)から、アニマルウェルフェアについて、触れてもらって嬉しいと、コメントをいただき嬉しくなって以前ホームページ上に記載していた内容を転記させていただきました。 フェアではない世の中で暮らしてい

みんなでつくるevenな暮らし

山の中で動物に囲まれて暮らしていますというお話を少し。 山の中にはイノシシや鹿、フクロウやアナグマ、イタチなど連れて来たわけではないけれど、お互い気配を感じながら暮らしている仲間と、色々な理由で私のところへやってきてくれて、食事を用意してあげることになった仲間が暮らしています。 始まりは野良ネコでした。 最初に招き入れたのは、豪雨の直前。灰色の幼い雄猫でした。 ニャーと呼んでいます。彼のお陰で豪雨災害の後の暑い夏や、早朝からの仕込みを乗り切ることができました。 そして、

学芸員さんから学ぶ、やさしい世界

不思議なご縁で、広島市現代美術館の学芸員さん達と、お食事したり、何度となくお話をさせていただいたりしていく中で感じた事を少し。 学芸員、キュレーター、賢そう はじめてお会いしたのは2021年、以前記したアートってなんだろうで出会いについて紹介させていただいた学芸員さん達。今までの人生で全く交わる事のない世界を進んでこられた方々です。 アートをいかにして私のような人へ伝えることが出来るのか、日々努めていらっしゃるのだと思います。 今は広島市現代美術館の大規模改修が行われてい

人も自然も同じこと、と思う言葉。 水至って清ければ則(すなわ)ち魚(うお)なし。人至って察(さつ)なれば則ち徒(と)なし 綺麗すぎる川にはホタルも住めないように、少しくらいは欠点や間違いがある人の方が居心地良い気がする。 自分の失敗を認めることって、相手を庇う事なのかも

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梅雨の庭、ハーブスパイラルの様子