よくあるテーマの、高いとか安いとか。
金曜日、新しくカフェを開くお店の方々が山のパネテリエへ遊びに来てくださいました。
すごいね!良いね!と、恥ずかしいほどお店を褒めてくださる大人たち。
腐りかけて庭に落ちた柚子。
干草まみれの庭。
枯れた枝葉のままの焚き火。
店内に並ぶステンレスで冷たい給食室のカゴに気づいてくださる。
庭に落ちた柚子を見つめて一言。
これがアートだよね。
伝わる方がいる。と安心した瞬間です。
カビの生えた庭の朽木とステンレスの陳列棚。清潔や安心の概念へ対する私からの皮肉です。そのコントラストが面白く、気に入っています。
山のお店を楽しんでいただくお客様は実に様々。
翌日には、珍しく予約で一杯となってご来店を控えていただくようにお願いするほどの混雑の中、昔からこの場所を知っているという、初めてのご来店の方がふらりとご来店。そして、スタッフへ一言。ここは昔から知っているんだ。プリン高いな。と。
せっかくお越しでお買い物をいただいたのに、失礼ながらも昨日との差が面白く、スタッフも笑っていました。伝わる人には伝わるお店なのだと思います。
そういえばちょうど今週、プリンの焼き方を変えました。
今まで少し硬すぎる印象を狙って焼いていたのですが、ずいぶん安定してきたので、もう一つ上へ、はじける硬さ、といいますか、更に深いところまでプリンを探求しようと、秒単位、0.1度単位での調整をしました。
プリンは高めの、432円です。牛丼の方がお腹一杯になりますね。