個性ってなんだ。 昔々、有名店で働いていた事を思い出す。 有名シェフの名前を冠するお菓子のお店で、シェフの自慢のなんちゃら、とか、お店の代表作の一つのようなものを、計量から包装まで私もたくさんいる従業員の一人としてやっていた。 当然、はまむらが作った!なんて言うつもりもないし、その方に教えてもらって私が作ってます!って言うわけがない。もちろん、その方はいつもテレビや本やらで、週に数回見かけるかどうか。 今、法人の来年のバレンタインの戦略を練っている。 けど、商品リストが
広島の、年に一度、最大の食のイベント「ひろしまフードフェスティバル」へ、ローカルメイドとして参加しました。 ただただ美味しいものを作って売る、というのはローカルメイド本質から外れてしまうということで、農家さんたちが規格外として、出荷することができない野菜を購入し、フリッターとしてその場で食べられるよう。とこのようなPOPを掲げ、開催しました。 ババチャップはできないから。 当初夏頃、区役所からの依頼で、安芸区の野菜を使用して1ブースを回して欲しいとのことでした。 昨年は広
僕のランドセルがピカピカのまっ黒くて、でっかくて、妹たちが触ると怒ってた頃。 一番の友達は、てっちゃんでしたね。集会所の横にお家があって。 てっちゃんは、ジャングルジムに登るのが誰よりも早くって、砂場で泳ぐのが僕より上手で、芋ほりでは土がついたままのお芋をたべちゃって。雨のどろんこに入ってもへっちゃらで。 すごく、輝いていて、僕が嬉しい時、僕よりうれしそうで、悲しい時、僕の方がないちゃって。 すっごく背の小さなてっちゃんのお母さんは、いっつもありがとうって、言っていた
パネテリエ初となる夜開催のイベント「港のパネテリエ」が無事終わりました。 今回は音楽担当「さらさ☆ひら」料理担当「ルオカラキッサ」パン担当「パネテリエ」でテーマを「パンと料理と音楽を。」ということでお届けしました。 パネテリエはいつものドタバタ劇により、拙い告知で、当日本当にゲストはいらっしゃるのかと不安になりながらのスタートでした。しかし、ほんとうにみなさまのおかげで、見事ホールも一杯になり、パンも完売、素敵なお料理と音楽で会場を盛り上げていただけました。お越しいただいた
音を楽しむ。 私は音楽を聴くのが好きだ。 幸運にも、音がするという事がわかる体で生まれてきた。 当然、わからない人がいる。 でも、音楽というのは振動で、震える事、耳の奥でお腹の辺りで、その振動を感じる事。そして何より楽しむ事。 良い物というのは、余計な物を徹底的に排除した時に光りはじめると、私は思う。 良いものというのは、心への振動を帯びているとも思う。 今日、久しぶりに震えた。 見えるフロイデ。 見えなくても。 現在、銀座で写真展を開催しているそう。 ma
フェアトレードではなくて本物の味のお話 私のやっているお店パネテリエでは、キッチンに化学的な香料は置いてありません。 それは、体に悪いからというある種ヒステリックな理由からではなく、ズルいから。どんなものでも努力や誠意を必要とせず、香りを入れることでまるで良いもののようにできてしまうから、怖いという思いからです。しかし、香料というのは、大義でいうと、ハーブや胡椒も香りづけという意味では香料ですが。 パネテリエの材料には本物を使う事をお約束しながらも、本物というモノの価値観
よくコンサルと言われる。 新商品や新店舗など新しいことを始めるにあたって、大体有料でも無料でも親しくてもそうでなくても、相談に来られる。 私はコンサルではないが、何を何のためにやるのか、コンセプトをはっきりさせたくて、執着していると、任せられ、私が組み立てて、納品の後、クライアントの手元で独り歩きを始める。 最初は私も関与しているので、違う、正しい、良い、悪いの判断がつく。 しかし受け取った側は自分で生み出したものではないから、思い入れも弱く、時間の経過とともに、ブレて、
山のパネテリエに訪れる子供達はみんな、アヒルを触りたがります。落ち葉を拾い、どんぐりを見つけて、小石を投げます。羊はフワフワで落ち葉はカサカサで。 まるで、普段の欲求から解き放たれるかのように、次々と落ちているものを拾おうとして目を輝かせています。 小さな子供が縁石を歩きたがるのは、動物として危険のギリギリの環境で自身の成長を本能的に求めているからと聞いた事があります。 本能的に求めてしまう感触。触れられるものへの興味からはじまる経験と感情。 目では得ることのできない、とて
これまでパネテリエを運営していて、私はある種の表現者として、その価値や想いをアイテムに込めながら、掲示物やプライスカードなどにもその一部を記載して、お客さまへ訴えかけるように我々の作品のような商品を世に送り出してきました。 安く手軽に何でも手に入る今の世の中で、本来の「豊かさ」や「本質」などを訴え続けて参りましたが、プレゼンテーションの方法が悪いのかもしれません。 それが全く伝わらない方がいらっしゃいます。 肌感覚で言うと、多分、場所にもよりますが、路面店などに出店しても道
ちょっとお買い物をと気軽に立ち寄っていただくことを「断る」ようなお店になってしまった、予約制のパネテリエ。 リニューアル後のグランドオープンから8ヶ月が経過しました。 結果、上々です。 お客さまが、約束の上ご来店いただき、その時間帯をコントロールできる状況が続いていて、突発的なご来店も予測範囲内、次からはご予約をお願いして店内へ進んでいただけています。 これまで、急な混雑で、オーダーが滞ってしまったり、早々に売り切れとなってしまったり、本当に混雑すればするほど、お店をやめた
3年前より、広島市現代美術館と共にパネテリエの敷地にて作品作りをしている京都のパフォーマンスグループヒスロムのメンバーが、先日大麻取締法違反の容疑で逮捕・起訴となりました。 この一報を受けて、我々としては、「表現者」であるアーティストが、ファンの方々、ご家族、恋人を悲しませるような行為を隠れてやっていた事に対し、強い憤りを覚えており、現在途中となっている建築物の早急な撤去を依頼いたしました。 人を楽しませる、感動させる、喜ばせる事は、表現者として、1番の根元に置いておかな
淡路島のごくごく一部を巡ってきたのでご報告とお礼をこちらに。 当初は、もうすぐ開催の街のパネテリエでお願い事をしに、兵庫県のとある町に住む方へ会いにいく日帰り予定だったのですが、お友達が淡路島の人たちと繋ぎたいと言ってくれて、10年以上ぶりに淡路島へ行ってきました。 淡路といえば、大石可久也・鉦子ご夫妻とそれを慕うたくさんのボランティアさんで作った美術館ということで、オープン前からお庭をウロウロ。 館内は撮影NGですが、とにかく可久也氏のパワフルと鉦子さんの繊細さが、森と
ババチャップ、いよいよ本格始動いたしました。 ローカルメイドが旗を振り、lepicerie paneterieと広島市安芸区阿戸町のみんなで作るケチャップ、ババチャップ。 ホームページを改修しているのでこちらに色々書きこんでおきますね。 はじまりは ババチャップのはじまりは、私が6次産業化プランナーとして活動をしていた頃のお話です。 安芸区の区役所と地域の連携の一環で生まれた、女性たちの地域活性化グループへ先生としてお邪魔させていただいた事がはじまりでした。 立派な公民館
金曜日、新しくカフェを開くお店の方々が山のパネテリエへ遊びに来てくださいました。 すごいね!良いね!と、恥ずかしいほどお店を褒めてくださる大人たち。 腐りかけて庭に落ちた柚子。 干草まみれの庭。 枯れた枝葉のままの焚き火。 店内に並ぶステンレスで冷たい給食室のカゴに気づいてくださる。 庭に落ちた柚子を見つめて一言。 これがアートだよね。 伝わる方がいる。と安心した瞬間です。 カビの生えた庭の朽木とステンレスの陳列棚。清潔や安心の概念へ対する私からの皮肉です。その
webセミナーを終えて 静岡県の空き家対策プロジェクト「しずみん」にて少しお話をさせていただきました。参加してくださった方々、ありがとうございました。これからも応援させていただきます! そのセミナーの後半に質疑応答の中で、シェリーさん(https://www.sasuichi.org/)から、アニマルウェルフェアについて、触れてもらって嬉しいと、コメントをいただき嬉しくなって以前ホームページ上に記載していた内容を転記させていただきました。 フェアではない世の中で暮らしてい