はまむら たろう

noteってどんなだ?きっと誰も読んでないだろうと、正直な話を日記のように思いつくまま…

はまむら たろう

noteってどんなだ?きっと誰も読んでないだろうと、正直な話を日記のように思いつくまま書き連ねています。 広島の山の中で食料品店を営む、はまむらたろうの雑記帳?です。内容や方向性など探り探り。不安定ではありますが、もし奇跡的にご覧いただいた方、リアクションが最大の喜びです。

最近の記事

お店を予約制にしてみたら

ちょっとお買い物をと気軽に立ち寄っていただくことを「断る」ようなお店になってしまった、予約制のパネテリエ。 リニューアル後のグランドオープンから8ヶ月が経過しました。 結果、上々です。 お客さまが、約束の上ご来店いただき、その時間帯をコントロールできる状況が続いていて、突発的なご来店も予測範囲内、次からはご予約をお願いして店内へ進んでいただけています。 これまで、急な混雑で、オーダーが滞ってしまったり、早々に売り切れとなってしまったり、本当に混雑すればするほど、お店をやめた

    • ヒスロム逮捕を受けて

      3年前より、広島市現代美術館と共にパネテリエの敷地にて作品作りをしている京都のパフォーマンスグループヒスロムのメンバーが、先日大麻取締法違反の容疑で逮捕・起訴となりました。 この一報を受けて、我々としては、「表現者」であるアーティストが、ファンの方々、ご家族、恋人を悲しませるような行為を隠れてやっていた事に対し、強い憤りを覚えており、現在途中となっている建築物の早急な撤去を依頼いたしました。 人を楽しませる、感動させる、喜ばせる事は、表現者として、1番の根元に置いておかな

      • 淡路島へ -大石可久也氏-

        淡路島のごくごく一部を巡ってきたのでご報告とお礼をこちらに。 当初は、もうすぐ開催の街のパネテリエでお願い事をしに、兵庫県のとある町に住む方へ会いにいく日帰り予定だったのですが、お友達が淡路島の人たちと繋ぎたいと言ってくれて、10年以上ぶりに淡路島へ行ってきました。 淡路といえば、大石可久也・鉦子ご夫妻とそれを慕うたくさんのボランティアさんで作った美術館ということで、オープン前からお庭をウロウロ。 館内は撮影NGですが、とにかく可久也氏のパワフルと鉦子さんの繊細さが、森と

        • ババチャップってなんなん

          ババチャップ、いよいよ本格始動いたしました。 ローカルメイドが旗を振り、lepicerie paneterieと広島市安芸区阿戸町のみんなで作るケチャップ、ババチャップ。 ホームページを改修しているのでこちらに色々書きこんでおきますね。 はじまりは ババチャップのはじまりは、私が6次産業化プランナーとして活動をしていた頃のお話です。 安芸区の区役所と地域の連携の一環で生まれた、女性たちの地域活性化グループへ先生としてお邪魔させていただいた事がはじまりでした。 立派な公民館

        お店を予約制にしてみたら

          よくあるテーマの、高いとか安いとか。

          金曜日、新しくカフェを開くお店の方々が山のパネテリエへ遊びに来てくださいました。 すごいね!良いね!と、恥ずかしいほどお店を褒めてくださる大人たち。 腐りかけて庭に落ちた柚子。 干草まみれの庭。 枯れた枝葉のままの焚き火。 店内に並ぶステンレスで冷たい給食室のカゴに気づいてくださる。 庭に落ちた柚子を見つめて一言。 これがアートだよね。 伝わる方がいる。と安心した瞬間です。 カビの生えた庭の朽木とステンレスの陳列棚。清潔や安心の概念へ対する私からの皮肉です。その

          よくあるテーマの、高いとか安いとか。

          命のルーツ

          webセミナーを終えて 静岡県の空き家対策プロジェクト「しずみん」にて少しお話をさせていただきました。参加してくださった方々、ありがとうございました。これからも応援させていただきます! そのセミナーの後半に質疑応答の中で、シェリーさん(https://www.sasuichi.org/)から、アニマルウェルフェアについて、触れてもらって嬉しいと、コメントをいただき嬉しくなって以前ホームページ上に記載していた内容を転記させていただきました。 フェアではない世の中で暮らしてい

          みんなでつくるevenな暮らし

          山の中で動物に囲まれて暮らしていますというお話を少し。 山の中にはイノシシや鹿、フクロウやアナグマ、イタチなど連れて来たわけではないけれど、お互い気配を感じながら暮らしている仲間と、色々な理由で私のところへやってきてくれて、食事を用意してあげることになった仲間が暮らしています。 始まりは野良ネコでした。 最初に招き入れたのは、豪雨の直前。灰色の幼い雄猫でした。 ニャーと呼んでいます。彼のお陰で豪雨災害の後の暑い夏や、早朝からの仕込みを乗り切ることができました。 そして、

          みんなでつくるevenな暮らし

          学芸員さんから学ぶ、やさしい世界

          不思議なご縁で、広島市現代美術館の学芸員さん達と、お食事したり、何度となくお話をさせていただいたりしていく中で感じた事を少し。 学芸員、キュレーター、賢そう はじめてお会いしたのは2021年、以前記したアートってなんだろうで出会いについて紹介させていただいた学芸員さん達。今までの人生で全く交わる事のない世界を進んでこられた方々です。 アートをいかにして私のような人へ伝えることが出来るのか、日々努めていらっしゃるのだと思います。 今は広島市現代美術館の大規模改修が行われてい

          学芸員さんから学ぶ、やさしい世界

          人も自然も同じこと、と思う言葉。 水至って清ければ則(すなわ)ち魚(うお)なし。人至って察(さつ)なれば則ち徒(と)なし 綺麗すぎる川にはホタルも住めないように、少しくらいは欠点や間違いがある人の方が居心地良い気がする。 自分の失敗を認めることって、相手を庇う事なのかも

          人も自然も同じこと、と思う言葉。 水至って清ければ則(すなわ)ち魚(うお)なし。人至って察(さつ)なれば則ち徒(と)なし 綺麗すぎる川にはホタルも住めないように、少しくらいは欠点や間違いがある人の方が居心地良い気がする。 自分の失敗を認めることって、相手を庇う事なのかも

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          梅雨の庭、ハーブスパイラルの様子

          梅雨の庭、ハーブスパイラルの様子

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          こんなお店の経営と採用について

          私のお店では経営の肝となる、採用について少し複雑なプロセスがあるのですが、なかなかうまくいかないという現状のお話です。 得たいか与えたいか 私のお店は特殊なためか、ありがたい事にここで働きたいといっていただく方には恵まれています。お店で働きたいという方には、その方がここで何をしたいのかしっかり話を聞かせていただくよう心がけています。 そこで、「何を得たいか、何を与えたいか」に注目しながら「収入を得たい」「知識を得たい」等、得たいものがはっきりしている方と「自然が好き」「パ

          こんなお店の経営と採用について

          アヒルを飼おうと思ったら

          私の家族のようにしている小さなアヒル達の事を少し。数が増えたり減ったりとよくご存じの方は不思議に思われているかも知れません。 近くの協力してくださる知人のところに預けたり、里親として引き取ったりなどもこれまでありました。 また、事故や事件もあり、アヒルを飼う難しさをお伝えする事で、アヒルブームのような状況に少しブレーキが効いてほしいなと思い書かせていただきます。 私が一緒に暮らしているコールダックという品種のアヒルは山鳩とヒヨドリの間くらいの大きさで、通常のアヒルの半分に

          アヒルを飼おうと思ったら

          SDGsアレルギー

          私のやっているお店では予約制などのおかげもあり食品ロスはゼロ。フルーツの皮やコーヒー豆は飼ってるミミズの食事、庭のテーマは環る庭(メグルニワ)、木を植え、個包装を嫌い、ストローは無しと、まるで「SDGsに取り組むお店」をしているようですが、それを知ってSDGsだねなどとは決して言わないでくださいね。そして、もっと詳しくどなたかSDGsについて教えてほしいです。 SDGsとは乗りものではなくて、目標であり、課題です。社会活動とかエコとかをブームに持っていくための一時的なツール

          この場所でお店を開くまで。

          そもそもはカレーパン工場? 広島市安芸区阿戸町の山の中、この場所に出会ったのは、2011年の冬の事でした。 googlemapで見かけた変な場所にあるお店へふらりと立ち寄ったのがきっかけです。 きっとそういう方は多いお店だと思います。 そのころは「ベーカリーカフェ山のパン屋さん」というお店をしていらっしゃいました。 オーナーさんのお父様(おじいちゃん)の山や田んぼに、近所のカレー屋さん向けのカレーパンを作る工場として2010年頃はじめられたようです。 ↑このように、私が初

          この場所でお店を開くまで。

          アートってなんだろう

          生活芸術を表現したくて パネテリエを開業する時に決めたテーマの一つが 「生活芸術 Art de Vivre」 とはいえ芸術家でもない私がそんな事を表現できるのか、挑戦するつもりで始めたことを覚えています。 広島へ帰ってから農家さんに出向くことの多い仕事をしていた私は、おばあちゃんやおじいちゃんとお話しする機会に恵まれ、昔の暮らしのお話をとても楽しく聞いていました。 まるで宮沢賢治の農民藝術論の世界観。勝手にセピア色の景色を想像してしまいます。 そこに暮らしがあり知恵があ

          アートってなんだろう

          美味しさの物差し。

          食料品店を営む私たち、安全な食品を提供しているつもりではいるものの、「安全」を表現する上で必要な物差しが曖昧だなと感じています。 天日塩だって塩なのだから添加物?カビの生えた無添加食品?果たして安全安心なのでしょうか? 品質保持剤?入れないことが危険だったりしませんか? 無農薬?Bio?なんとなく生野菜だけのことになってませんか? 安心安全な食品です。そんな事を生産者や製造者が言っていいのか、いつも疑問に思っています。 私たちのお店では、お客様が安心して使用していただくた

          美味しさの物差し。