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第35回 元公務員が「国民の9割の違和感は正しい」を読んでみて

こんにちは。
たろ坊です。

今回はこちらの本を読んでみました。
大学生の頃に著者の「ルポ貧困大国アメリカ」を読んだことがありましたので、今回は売れ筋すのこの本を読んでみました。

正直、最初のほうは陰謀論のような内容かなと思い本を読み進めていました(大変失礼しました)。読んでみると意外にも私が見たことがない視点の情報の在り方などとても面白い内容になっていました。


1.身の回りの情報は何かしらバイアスあり

よくYouTuberの方が過激な発言などをしてチャンネルの「凍結」をしているのを見たことがあります。過激な動画は子供などに悪影響があるためこれは理解ができます。

しかしながら、TwitterやフェイスブックなどのSNSなどで事前に日本やアメリカ政府が特定の内容については事前にチェック(検閲に近いこと)をしていることが一部わかっています。政府側の意見が正しくて、それ以外が偽の情報によるものでしょうか?これは正しいのかと疑問にも思います。

特に国や自治体などで情報公開請求があった場合は黒塗りの文章で開示をします。個人情報や関係者の個人情報を開示により推測されるため、黒塗りで文章が非開示になります。

前職の私の部署でもそのような対応をしてたことがありました。しかしなが、これは請求者ではなく自治体の理屈のなかで「必要、不必要」の判断がなされるため危険だと思うこともありました。

昨今のニュースにおいても鹿児島県警の不祥事、旭川での暴力事件など警察や教育委員会の不祥事などがあります。

何度も同じニュースが流れています。

公的機関の自力での自浄作用はほぼ不可能だと自治体にいた私は思います。組織の一員の過ちでさえ「正そう」としない保守的な組織です。また、自分たちを守ろうとする態度は不祥事をもみ消してします構図を作ってしまうのかもしれません。

日々の情報が「正しい」かどうかはしっかり見極めなくてはいけないと思いました。


2.中東戦争や露ウクライナについて

先週に読んだ池上彰さんの「知らないと恥をかく世界の大問題15」にも戦争のことが書いてありました。

2年以上前から世界では戦争が起きています。
日本は島国であり、なかなかその関心が薄いですが、令和になっても戦争は行われており、世界中で宗教や領土についての争いがあります。

これも情報の「切り取り方」になってしまいますが、岸田首相がウクライナを「全面支援」するよう金銭的な援助や復興ビジネスとしてウクライナのコンサルティング会社とNTTグループが協業することが6月24日付の日経新聞新聞で書かれています。

日本やアメリカ、ヨーロッパではロシア側が「悪」であり、ウクライナを支援しようとすることが「正義」とニュースや報道が多く流れています。

しかしなが、ロシア側がなぜ戦争をしなければいけないかの背景などが報道がなされていません。

また、イスラエルとパレスチナの戦争についても同様に「なぜ」この戦争が起きたのか、そもそもの「原因」は歴史をたどればイギリスに問題があり、その影響が現代にも残っていることが挙げられます。

報道や情報発信については発信する個人や企業の立場(ポジショントーク)からの意見になります。一部の報道から偏った判断にならないよう私自身も視野を広げたいと思いました。


3.おわりに

私達はSNSで好きな時に情報にアクセスできるようになりました。自分の欲しい情報すぐにです。しかしながらその情報が正しいかどうかの真相はわかりません。しっかりと取捨選択をしていく必要があるなと感じました。

本日もありがとうございました。

2024.6.27 たろ坊


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