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読書記録#7 『ユーモアは最強の武器である』

今回紹介する本は、スタンフォードビジネススクールの人気講義シリーズである『ユーモアは最強の武器である』です。

仕事/プライベート問わず、ユーモアの大切さを説いている一冊で、きっと多くの人が視点を変えるきっかけになると思います。

一言要約

この本の内容を一言で表すと、
「ユーモアがあれば、人生は好転する」
ということです。

私の性格上、仕事は仕事、プライベートはプライベート、ときっちり分けてきましたが、一見真面目さが問われる仕事という場面でも、ユーモアがもたらす効果は大きいということに気付かされました。


自分の上司はどんな人について欲しいのかを考えてみれば、すぐに分かることでしたが、どうせなら一緒に笑いながら仕事をできる方が良いという人は少なくないでしょう。

自分が仕事人間だと思う人や、真面目すぎると言われる人に、ぜひ読んでみて欲しい一冊です。


真面目とユーモアは両立できる。

先にも述べたとおり、これまでの私は仕事とプライベートをきっちり分けるような人間でした。

仕事の時には、超真面目モードの自分に切り替え、淡々と仕事をこなす。仕事が終わった後は、気持ちが緩んだ自分に切り替えて談義を楽しむ。


その切り替えは自分の武器だと思っていましたが、この本を読んで、仕事を真面目にやることだけが正解ではないということに気付かされました。

もちろん、ふざけるだけでは仕事にはなりませんが、かといって真面目で堅すぎる関係性では、チーム内での連携が取りにくくなり、スムーズに仕事が進まなくなってしまいます。

言い換えると、個人の成果は出せる人でしたが、チームのための最適な立ち回りができているとは言えませんでした。


仕事でもプライベートでも、自分1人で何かをすることばかりではありません。仕事では、全てが他者とのコラボレーションを前提に成り立つと言っても過言ではありません。

だからこそ、ユーモアを持ったコミュニケーションを、仕事にも取り入れていき、他者とのつながりをより密にすることが重要なのだと感じました。


例えば、自分の失敗を成果で返すのはもちろんですが、その失敗のリカバリーをした後には、その失敗談をユーモアを交えながら伝えることで、ノウハウの蓄積と関係性の強化を並行して行うことができます。

そして、チームの関係性が深まれば、コミュニケーションが密になり、失敗を未然に防ぐことにもつながるし、たとえ失敗したとしてもチームがその失敗をカバーしてくれることにもつながるでしょう。

とにかく成果を出すだけでなく、チーム全体の活性化を図るためにも、これからは仕事にも、どんどんユーモアを交えていきたいと思います。


とはいえ、ユーモアには危険がつきものです。
これまで生きてきた中で、空気の読めないギャグやつまらないボケをたくさんみてきたことでしょう。

私自身、そういう場面にたくさん直面してきたし、さらには自分が引き金を引いてしまったことも、当然のようにたくさんあります。

それぞれの置かれている立場や関係性、現状に適したユーモアが出せるように、頭をフル回転させてコミュニケーションを楽しんでいきたいと思います。


ぜひ皆さんも、ユーモア溢れる毎日にしていきましょう。

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