見出し画像

20240520-0523 仙台市 (中江、福沢、幸町) 、富谷市 #風景誤読

前々から気になっていた、花の湯に行ってきた。

 花の湯に行こうと思ったのは 
『漂流葉書でとうめいに』(滴々の個展) に参加したときの とある出来事がきっかけである。





1.不特定多数の人を繋ぐ ポスト


滴々の個展が始まる前、

見ず知らずの作家と
文通のように作品を仕上げる
ワークショップが行われていた。

滴々が設置した ポストに作品を投函 

その作品を見ず知らずの作家さんと
文通のように合作をする 

予想もしない形で作品が完成されていく

ワークショップの主な流れ

 
展覧会に何度かお邪魔した際に聞いた
 花の湯のエピソード。いつか行ってみたいと密かに思っていたので、ぶらっと行ってきた。


2. 散歩のきっかけ

ポストに誰かが貼ってくれた「お手洗い🚻」(標識)と、誰かが投函してくれた「白紙の用紙」。

『白紙の用紙しか投函されず、ただそこに滴々のポストが存在して(溶け込んで)いた』というある意味、異質かもしれないものも受け入れてくれるやさしさ。ポストにデコレーションをするという発想の面白さ。

 その話を聞いて、銭湯に通いたくなる魅力のようなものも同時に感じて見たかった。

せっかくだし、疲れもとってこよっと~♪



大粒の雨をもたらしていた どんよりとした雲が広がっていたこの日。

傘を忘れた私は
「早く雨が止んでほしい」
と思いながら 仕事中に外を眺めていた。


.。o○
大粒になって来たな~
…(・ω・`*)イヤダナァ



 仕事が終わりのんびりと外を歩いていると
清々しい青空と澄んだ空気に満ちる、雨上がりの風景に景色は一変していた。

つかの間の お散歩日和になった帰路で
身も心も軽くなりながら、前から気になっていた
「花の湯」に行ってきた。


3.花の湯

いつだったか…助手席で外の景色を眺めていた時に一瞬だけ 見た、"花の湯"という電柱広告。

本当にあの電柱広告にある 矢印 に沿って行けば、辿り着くのか試したくなってきた。


4.お散歩日和

・湖のような水溜まり、
・麦のような草原の一角で現実逃避している人、
・「炭屋」という名字のお家。
・のんびり自転車で犬の散歩をするおじさんと
 自転車の速度に必死についていく 犬
・人みたいに股関節を動かしながら走っている 犬の後ろ姿

…など。

普段あまり目にすることのない風景の数々に、ワクワクが止まらない。


5.カラフルな動物

路地裏の突き当たりには、保育園がある。
そこにある看板がとてもかわいらしいデザインで、思わずシャッターをきった。


ほんわかとした空気に包まれた保育園に、つかの間の癒しをもらう。

…アリガト~ (* ̄∇ ̄)ノ 



「ところで、こっちであってる?」

花の湯という電柱広告の矢印を頼りに来たが、
こっちで合ってるのか分からなくなってきた。

(。-ω-)…ウーン


6.どこから…?

「今、所持金いくらあったっけ…?」
「着替えなんてないから、最悪同じ服着るか…」

なんて思いながら気ままに歩いていたら、
いつの間にか到着していた。

歴史を感じるような
(気がする)


とりあえず中に、入ってみるか~!
( ^▽^)♪


入り口ってここ…?
うーん。駐車場のほうかな…?


建物の周りをくるくる見ては、
『 どこが入り口なのか…? 』
誰かに聞いてしまいたくなる。


外観には、張り紙が 窓に貼られてある。

( まさか、店じまい…? え~イヤだな… )




まったく、失礼すぎることを考えてしまってごめんなさい。
「また、日を改めて出直します~(* ̄∇ ̄)ノ」


次こそ、入れるといいな。


銭湯の帰り道、お店なのか普通の民家なのか…
よく分からない建物に出会った。

その建物は、敷地内の駐車場の屋根に
鍛工で作られたと思われる風鈴が
数多く展示されていたのである。


時折、緩やかな風に反応して
「チリリーン…チリリーん」という音色を
閑静な住宅街で響かせながら

お手製のロボットが 
"カランコロン、カランコロン" 

と、楽しそうなリズムを刻んでいた。

穏やかでのんびりとした作品の空気感と風鈴の繊細な音色に浸る、つかの間の癒し…。


.。o○
昔からの道路や歴史ある建物、
寛容でやさしさに包まれた住宅街の空気感など…

いつまでも、このまま残っていてほしいな。


7. つかの間の🐟🐟🐟

せっかくなので 近くのスーパーまで歩いてきた。

信号待ちをしながら普段よくみることのない外観を眺めていると、小魚が泳いでいる瞬間に出会った。


.。o○
これは
意図的につくられたデザインなのか…
うっかり出来たものなのか…

(・_・?)

気ままな妄想にふける。



"誰かが行った(かも)しれないところに行く"
という今回の散歩。

『もしかしたら、ここも歩いたのかな~笑』
という "誰かに想いを馳せながら歩く" という、
とても楽しくもあり充実したひとときであった。

また巡ってみよ~っと。

「りな」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?