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たらぎが誇るブランド焼酎〜球磨焼酎〜

この地を語る上では切り離せない「球磨焼酎」とは
球磨焼酎は、お米を原料として球磨川水系の水を使って仕込んだもろみを蒸留したものとなります。球磨川水系は焼酎製造に適した軟水であり、米特有の芳醇な香りと深いコクが楽しめ、スッキリとした口当たりが特徴的な飲みやすい焼酎です。
食前酒として飲むこともできますし、お食事に合わせて、お湯割り、ストレート、ロックなど、多彩な味のバリエーションを作り上げています。

伝統的な酒器「ガラ(写真右の徳利)とチョク(写真左の猪口)」

日本最古の焼酎と言われる球磨焼酎
人吉球磨地方では少なくとも戦国時代から焼酎が愛飲されていたと推測されています。それは永禄二年(1559年)に建物の改修中に見つかった木札に書かれた宮大工の落書きが残っています。この落書きに、米あるいは雑穀を原料とした「人吉球磨スタイル」のものだった可能性が高いとされ、日本最古の焼酎と言われています。

球磨焼酎は国際的に保護を受けた焼酎であり、日本に4つしかない産地呼称が認められた本格焼酎ブランドの一つです。世界的に有名なスコッチウイスキーやボルドーワインもその類となります。
調べれば調べるほど奥深い球磨焼酎。今回、藤田さんが蔵元さんを訪ねて学んだこと・気付いたことをご紹介します。

各蔵元を訪ねて
みなさん、こんにちは。朝食はカレーライスでした藤田です。先週、多良木町の中にある4か所の蔵元を訪問し、みなさんから話をお聞きし、酒蔵の中を案内していただきました。今回はそのお話をしたいと思います。

恒松酒造さんでは、”このか”という商品は、シェリー樽の木の香りが特徴的で、名前をつけられたことや、数々の賞を受賞されていることなど話を伺いました。

那須酒造場さんでは、訪問時、専務取締役がラベル張りの作業中で、視線や一つひとつの工程を丁寧に大切にされている姿が印象的でした。
 
木下醸造所さんでは、発酵中のもろみや、5〜6年の貯蔵酒、10年以上の貯蔵酒のそれぞれの香りの違いを楽しませて頂きました。
 
房の霧さんでは、米や麦などそれぞれの製造レーンを詳しく説明していただき、そばの焼酎もあることに驚きました。


場所によって異なる香り、発酵場所は暖かく、貯蔵場所は冷んやりとした空間、樽や甕(かめ)の手触り、発酵している時のぱちぱちとした音や、作り手の方の表情など球磨焼酎について、五感で感じることができました。仕事中なので、味覚は使っていませんが。 みなさんそれぞれの、人柄、こだわり、想いを聞き、さらに多良木町を知りたい気持ちが大きくなりました。みなさんの焼酎作りに対する気持ち、多良木町を想う気持ちは、私個人も熱くなるものがありました。



杜氏
みなさんは、上記の言葉が分かりますか?球磨焼酎について調べている時に出てきた言葉で、私は初めて見た言葉で、読み方も分からなかったです。   
杜氏「とうじ」と読み、お酒作りを取り仕切る責任者です。会社の社長と、兼務でされている方もいます。

球磨焼酎の効果
なんと球磨焼酎は、低カロリー・糖質ゼロ・とってもヘルシー・血液サラサラ・健康効果(ストレス低減・リラックス効果)があるそうです。本格焼酎は体脂肪がつきにくいヘルシーなお酒です。本格焼酎のよい香りそのものによるリラックス効果にも、血栓症の予防効果があります。
飲み過ぎには注意が必要ですが、適量を飲むことで、日常生活がより楽しくなります。
※詳しくはこちらから。

多良木町の7つの蔵元
人吉球磨地域の10市町村の中に27の蔵元があり、その中で多良木町には7つの蔵元があります。心をこめて焼酎作りをされ、新しいことに挑戦しながら、伝統を守り続ける方々がいらっしゃいます。
今回は4ヶ所の訪問だったので、今後、高橋酒造さん、宮本酒造場さん、抜群酒造さんのところへ行き、お話を聞きたいです。
※ 球磨焼酎についてはこちらから。

今回、お邪魔させていただいた蔵元のみなさん、お時間と貴重なお話を頂きありがとうございます。これからも多良木町でのステキな出会いに、わくわくどきどきの藤田です。


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