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流石あたしの正岡子規

流石あたしの正岡子規

相変わらず正岡子規を読んでいて最近確信したのだが、子規が書く「くだもの」とか「犬」とか「画」みたいなタイトルのやつは大体おもしろい。

そして読むほどに「こういうめんどくさいこと言う人、いるよね〜」と思う。
今だと、ラッパーの人に多い気がするな。まぁ、映画とか漫画の世界でもいるとは思うけど。

おそらく人は昔から、いつもその時々の流行りの文化の中でお互いの作品について「ここに〇〇とか入れるのってさ

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正岡子規は音を書く

正岡子規は音を書く

正岡子規といえば俳句くらいしか知らなかったのだが、実は随筆的な文章もたくさん残されていて、これがとても好いものだと最近知った。

正岡子規という人は、とても美しい音楽のような文書を書くのだ。

きれいな水がするすると流れ込むように入ってくる心地良い文体。
心地いいリズムを持った言葉。

なるほど俳句をする人の感性や技術というのは、こういうところにも息づくものなのかと驚いた。
「感嘆」てのはこういう

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さよなら三島、こんにちは正岡

さよなら三島、こんにちは正岡

このところ”好きな作家の文章を書き写す”という方法で勉強しているのだが、そうしているうちに「句読点の打ち方って人によってかなり違うのだな」と気づいた。

今まで私は、文のなかの一区切りのところや意味を分かりやすくするための区切りとして句読点を打っていたのだが、他の人のを意識して見ると「ここまで打たないの?」「え、ここを区切るんだ」と思うことがしばしばあり、だんだんと自分の句読点の打ち方が不安になっ

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正岡子規ばりおもろい

正岡子規ばりおもろい

正岡子規といえば、柿食べて鐘鳴るやつとか横顔の写真くらいしか知らなかったけど、先日なんとなく読んだ「くだもの」という短編がとても好かったんで、また同じ感じのものをと思い「旅の旅の旅」という作品も読んでみた。

まずこれタイトルがよすぎない?
「旅の旅の旅」て。

しかも、出だしがこれ

「雲煙過眼よりも脆く写真屋の看板に名所古跡を見るよりもなおはかなく」ときたもんだ。
そして「誰かはこれを指して旅

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