見出し画像

新人デザイナーのためのポートフォリオ作成ガイド/あなたの才能を最大限にアピール


はじめに:ポートフォリオの役割とは?

ポートフォリオは、デザイナーのあなたにとっての「顔」であり、あなたのスキルやセンス、そしてクリエイティビティを視覚的に表現するものです。企業への就職活動や、フリーランスとしての仕事獲得など、さまざまな場面で活用されます。

ポートフォリオ作成のステップ

1. 目的を明確にする

誰に見てもらうのか?
企業の採用担当者?クライアント?それとも、自分のスキルアップのため?

何をアピールしたいのか?
デザインスキル?アイデア力?それとも、コミュニケーション能力? 目的を明確にすることで、ポートフォリオの内容が絞り込みやすくなります。

ポートフォリオで何を獲得したいか?
就職したいのか、フリーランスとして仕事を獲得したいのか、仕事獲得の中でもどのような仕事を獲得していきたいのかを明確にしましょう。

2. 対象とするターゲットを絞る

どのような企業やクライアントにアピールしたいのか?
ターゲットを絞ることで、ポートフォリオのデザインや内容を調整できます。
例えば、ファッション業界に特化したい場合は、ファッション系のデザイン作品を多く掲載するなど、ターゲットに合わせたポートフォリオを作成しましょう。

3. 掲載する実績、作品を選ぶ

完成度の高い実績、作品を選ぶ
プロジェクトの途中経過ではなく、完成度の高い作品を選びましょう。

多様なスキルをアピールできる実績、作品
デザインだけでなく、イラスト、写真など、幅広いスキルをアピールできる作品があると、より魅力的なポートフォリオになります。

コンセプトが明確な実績、作品
作品に込めたコンセプトや、制作過程で工夫した点などを説明することで、あなたのデザインに対する考え方を伝えることができます。

4. ポートフォリオの構成を考える

  1. 目次
    ポートフォリオ全体の流れを把握できるように、目次を作成しましょう。

  2. 自己紹介
    あなたのプロフィール、スキル、経験などを簡潔にまとめます。

  3. 作品紹介
    作品のビジュアル、制作背景、ターゲットイメージ、使用したツール、制作期間、複数人でのプロジェクトの場合はあなたの役割、クライアントがある場合はクライアント名、こだわった点などを詳しく説明します。
    ホームページや動画の場合はURLやQRコードを記載しましょう。

  4. コンタクト情報
    連絡先やポートフォリオサイトのURLなどを記載します。

5. デザインを決める

PDFか紙でプリントして持参するのか、ホームページを作成するかを決めましょう。

  • シンプルで洗練されたデザイン
    見やすいフォントやレイアウトを選び、作品が主役になるようなデザインにしましょう。

  • 統一感のあるデザイン
    ポートフォリオ全体でデザインを統一することで、プロフェッショナルな印象を与えます。

  • レスポンシブデザイン
    スマートフォンやタブレットでも見やすいように、レスポンシブデザインに対応させましょう。

6. フィードバックをもらう

  • 信頼できる人に意見を求める
    学校の先生、同僚や先輩、友人、インターン先のなどに、ポートフォリオを見てもらい、フィードバックをもらいましょう。

  • 客観的な視点を持つ
    他者に確認してもらうことが難しい場合は、「これを作成して愛情を持っている自分」を一旦捨てて、「これを始めて見る自分」を憑依させてみましょう。
    その上で自分の作品を客観的に評価して改善点を見つけてみましょう。

おすすめの手法

  • ストーリーテリング
    作品にストーリーを持たせることで、より魅力的なポートフォリオになります。

  • ビフォーアフター
    デザインの過程やリニューアル前などを見せることで、あなたのデザインスキルをアピールできます。

  • 動画
    動く画像で作品を紹介することで、よりダイナミックな表現が可能です。
    実際 URLを掲載できない場合もサムネのようにgifで少し動きを見せるとよいでしょう。

  • インタラクティブな要素
    ユーザーが操作できる要素を取り入れることで、より興味深いポートフォリオになります。
    (例)ホームページ、アプリなど

ポートフォリオ作成ツール

  • Adobe Portfolio
    Adobe Creative Cloudのユーザーであれば無料で利用できる、高機能なポートフォリオ作成ツールです。

  • Squarespace
    美しいテンプレートが豊富で、初心者でも簡単にプロフェッショナルなポートフォリオを作成できます。

  • Wix
    自由度が高く、自分だけのオリジナルのポートフォリオを作成できます。

  • Behance
    クリエイター向けのプラットフォームで、ポートフォリオの公開だけでなく、他のクリエイターの作品を見ることもできます。

  •  WordPress、STUDIO
    テンプレートなども販売しているので自分ができる範囲でポートフォリオを掲載するホームページを作成してみましょう。

  • PDFの場合
    Appleユーザー:Keynote
    googleアカウントがある場合:google slide
    無料クラウド:CANVAなど
    Adobeユーザー:XDやIllustrator

まとめ

ポートフォリオは、あなたの才能や実績を最大限にアピールするための重要なツールです。
この記事を参考に、魅力的なポートフォリオを作成し、あなたのキャリアを飛躍させましょう。

<今回の記事のポイント>

  • 目的とターゲットを明確にする

  • 完成度の高い作品を選ぶ

  • シンプルで洗練されたデザインにする

  • フィードバックをもらう

  • ポートフォリオは定期的に更新しましょう。

  • 新しい作品やスキルを追加することで、あなたの成長をアピールできます。

下記のような疑問がある方はぜひコメントください

  • どのような実績を掲載したらよいか分からない

  • 学校を出たばかりで実践した実績がない

  • デザインについてアドバイスが欲しい

この記事が参考になった方はぜひ「♡」をお願いします!
noteのアカウントがない方でも♡できます。

<この記事を読む方におすすめ>


いいなと思ったら応援しよう!

関西のクリエイティブ会社で働く人 ー noomuu
ぜひサポートお願いいたします。いただいたサポート費用はクリエイターの活動費や本を購読してオススメ記事にしたりと利用させていただきます。