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フリーのデザイナーや就活生が制作会社を選ぶ時に見た方がよいところ【実績編】

以前【初心者ウェブデザイナーがすぐフリーランスになれるのか】という記事を書きました。

その中で、「数打てばがバレてるよ」「自分が何ができるか明確化できてないよ」とお話しせました。

制作会社でも、それぞれ得意不得意があったりします。
どこを見たらそれがわかるかということを今回は少しお話ししてみようと思います。

制作会社の実績の見方

1、社内で制作しているものを見る

実績で関わったメンバーなど書いている場合、どういう領域が社内が多いか、どのあたりで協力会社が多いか確認します。
社内のリソースや労力を割いて、こだわって作りたいと思っているのはどこか。
それはその会社がこだわりたい、社内で完結させたい部分がわかる部分です。

2、社外に依頼している案件の特徴を観察する

反対に社外に依頼している特徴をみてみましょう。

例えば、『クリエイティブの企画が外部が多い』場合は、下請けの仕事が多いか、企画が弱い可能性があります。
社内にコピーライターやクリエイティブディレクターがいないかもしれません。

『システムや構築業務が外部が多い』場合は、デザインや企画は得意だが、複雑なコーディングができる人材がいないもしくは不足している可能性があるかもしれません。

もちろん例外もあります。
ずっと共に仕事をしてきた仲間が外部委託者になって発注している可能性もありますし、
社内のリソース以上の案件が来た場合はもちろん委託することになります。

3、掲載が多いジャンル、業種、手法を確認する

●ジャンル

ジャンルはプロモーション、ブランディング、スタートアップサポート、運用保守サポートなのかなどなど。

プロモーションは短期での発注納品が必要なため、即日対応やたくさんの数を並行で持てるかなんかも求められます。
ブランディングはじわじわ、でもしっかり浸透させていく必要があり、やはり実績がものをいうので初心者には向きません。

●業種

製造業やメーカー、官公庁など様々な業種があります。
その会社がどこからの案件を特に受託しているかで、例えば初心者や他業種からの転職もうまくいく可能性があります。

例えばあなたが前職で製造業で広報や総務をしていたとします。
転職したい先が、製造業の実績が多い場合はライバルより有利です。
それは前職で製造業で営業を受けたりしたりした時にどういう基準で業者を決めていたかや、どういう費用提案であれば社内稟議が通りやすいかなど社内情勢を熟知していたなら、なおさら有益です。
どういうところに製造業の広報担当者の困り事があるかなど、社外の制作会社からでは分からないことが分かるって強いです。

新卒者であれば、今の時点で自分がしたい仕事は何か。
華がある仕事がしたいのか、黙々とクライアントの課題解決をしたいのか。そのあたりも業種やジャンルを見ているとマッチするかが分かります。

●手法

wordpressを使用したサイト、オリジナルCMSにて構築したサイト、予約などシステム処理が必要なサイト、単純なレスポンシブLP、パララックスLPなどなど。

wordpressを使ったサイトでも個人情報を収集するようなサイトの場合や資料ダウンロードができるサイトなんかの場合は、セキュリティーにどれだけ精通しているかなどもしっかり見られる可能性があります。

パララックスでもただ自由無尽に動けば良いというわけではありません。
サイト表示速度や端末ごとに利用者の属性を考えて組めているか、デザインできているかも重要です。

選ばれるための前提

例えばフロントエンジニアをフリーランスで目指している人は、ただただ「組めます」だけでは選ばれない可能性が高いです。

プラスで見る場所を与える必要があります。
サーバーサイドに精通してます、
パララックスを使用してリッチなサイトにできます、
クライアントが納品後に更新しやすいように管理画面も綺麗にしますなど。

社内も社外もその人に依頼をするということは、そのポジションでプロとして関わることを求めます。
ましてや、外部委託者であればできて当たり前。指導しながら費用を払ってくれる優しい企業はあまり存在しません。

そして、制作会社のマーケット状況を把握せずに、自分のしたいこと出来ることだけ発信してもダメだということです。

今の業界的に何を求められていて、自分がしたい仕事をどこで実現できるか。
堅実に虎視眈々とチャンスを掴めるかどうか。


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制作会社のこんなこと知りたい、デザインでこんなことに困っているなどあればぜひコメントください。
出来るだけ早めにお返事か、記事を書くようにします。


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