がん発覚から手術、卵子凍結まで費用まとめてみた/30代OLの場合
先日公開しました上記の費用編を公開します。
12月も差し迫って医療費控除の申請などのため今までかかった費用を細かくまとめてみました。
そこそこかかっていてちょっと今からももっとかかるので不安ですが…
毎回数万単位の検査の時もあり、少し金額感覚がバグりつつあります…
なお、こちらは個人情報になりそうなので有料記事にしていましたが幸い?なことに途中までの閲覧者のみだったのと、本当に困っている方の何かの参考になればと無料記事に変更しました(2023.12.30)
ぜひ下記の今まで病院にかかったスケジュールと照らし合わせていただくと
よりわかりやすいと思います
これまでかかった医療費/月額費用
4月 健康診断
5月 結果
6月〜 詳細の検査を医療機関にて行いました
4月 2,020円
内訳:会社の健康診断のため無料、プラスのオプション検査をいくつか
6月 10,870円
内訳:ブレストクリニックにて初診、マンモやエコー、刺針検査や紹介、カウンセリング費用
7月 50,870円
内訳:初診、エコー、刺針検査、PET検査、遺伝子検査のカウンセリング、血液検査など
8月 42,210円
内訳:MRI、検査結果、カウンセリングなど
9月 110,565円
内訳:手術用マウスピース作成、麻酔科など手術までのカウンセリング、手術(部分摘出術)、リンパ節センチネルパネル
10月 76,330円
病理診断結果、インフルエンザワクチン接種(抗がん剤治療前準備)、肺炎球菌予防接種(抗がん剤治療前準備)、婦人科エコー、子宮がん検診、傷病手当申請
11月 292,720円
婦人科MRI、心臓超音波検査、妊孕性温存、採卵手術(日帰り)、卵子凍結
合計 約60万円
出来事ごとに費用を分類してみた
⬛︎ 検査複数、カウンセリング、婦人科外来や検査含み
約24万円
⬛︎CVポート残留術
約6万円
⬛︎ 乳がん部分摘出手術(ベッド代金含み 3泊4日)
約12万円
⬛︎ 妊孕性温存関連(1度分)
約25万円(凍結費用、ランニングコストなどはまだ検診前なのでその分この後追加になります)
このあと必要な治療やコスト予想
⚫︎卵子凍結のランニングコスト/年一更新
⚫︎抗がん剤治療 第1剤 2週間に1回*4回(毎回検診、検査)
⚫︎ウィッグ 2,000〜10万まで
⚫︎ウィッグカット代金 5,000〜8,000円
⚫︎抗がん剤治療 第2剤 1週間に1回*12回もしくは3週間に1回*4回(毎回検診、検査)
⚫︎薬を切り替えるタイミングごとに心臓超音波検査など
⚫︎PRCB検査
⚫︎上記次第で分子療法
⚫︎放射線治療 毎日*20日
⚫︎ホルモン治療 10年
⚫︎卵子解凍と顕微鏡受精(こどもを望んだ場合に)
相手の精子検査なども
⚫︎体外受精と戻す手術
⚫︎通院への交通費
あってよかった助かる助成や給付金など
私がお世話になった、今から申請するものなどをまとめました。
「乳がん(癌)と言われたけど何をしたらいいかも分からない」という方はまず下記の記事をご覧いただき、高額医療給付金などは事前申請をした方がいいので、準備進めていくことをおすすめします。
その他これからの懸念点
有給休暇の残量
すでに検査などで相当な日数を消化しているため抗がん剤の1クール完了と同時なくなりそうです
傷病手当など申請すれば基本の給与の2/3程度が申請後に入金されます
こちらの申請などについては少しややこしいいので別の記事でまた更新したいと思います。
仕事との両立
この後控えている抗がん剤治療ですが、もちろん生まれて始めの治療で様々な方の口コミで大変なことは想像できます。
部分摘出の手術の麻酔でも「退院して1日すれば出勤できるっしょ」くらいに思っていましたが、結果土日含めて退院後4日はほぼ寝てました。
翌週からも通勤はできず、テレワークにて復帰して2ヶ月かんはほぼ在宅勤務をしていました。
なので、それ以上に影響がある治療のため仕事との両立がとても不安です。
癌になった立場として、こういう仕事ならできるなということが色々あるのでそちらもまた別の機会に更新したいと思います。
まとめ 〜結論、保険は入らなくて良いのか〜
癌になってから知人や家族から保険の種類を相談されることが増えました。
ある学者の方が先日「保険はいらない」という発信されていた動画の一部を拝見しました。その方の癌は私とは違い部位だったのもあり約15万だったということでしたが、みなさんいかがでしょうか。
私のまだ抗がん剤治療始める前でもこれくらい金額がかかりました。
私としては、あるに越したことないかなということと、やはり一度なってしまうと加入できる保険の種類も期間もかかる費用も大きく変わってきます。
例えば私は電車を2つ乗り継ぎ、徒歩合計30分かけて移動しています。
これまでの検査や手術後などでも家族などが車で送り迎えなどはなく、1人で移動していて結構つらい日もありました。
そんなとき「タクシー使えたら楽なのにな」なんてこともありました。
治療と一口に言っても、その学者の方と私では癌の種類、年齢や性別なども違い、治療する内容から年齢的に治療するために追加で治療しないといけない妊孕性温存など含むと合計は多分桁が1つ違ってきます。
私はラッキーなことに、職場の協力があり仕事が継続できていて、
パートナーの協力もありますが、それでもなかなか苦しいものがあります。
治療が決まる前は治療について選択をしないといけない時期もあり
「休んでゆっくり考えたいな」と感じた時もありました
例えば少しでも見越して備えていて、固定額が入る仕事をしていれば保険ははいってなくても大丈夫かもしれません。
それでも自分の気持ちを上げるために何かを買ったり、しんどい時にタクシーを気兼ねなく使ったり、妊孕性温存など伴う場合はこちらは保険適用外(助成金申請すると後日一部お金が戻ってきますが)なので私は1度限り採卵を行いましたが、1度に取れる卵の数も人それぞれで可能性を高めたいと入って2〜3度繰り返す方もいらっしゃるそうです。
そうなると私が書いた金額の*2や*3になるので…
途方もないですよね…
私の体験が少しでも保険加入を検討されている方などの参考になると幸いです。
⬛︎ その他癌になった方へ私の体験した記事
> 検診や通院でもっていってよかったもの(まとめた記事に飛びます)
> 癌が確定したらしておくこと(まとめた記事に飛びます)
> 通院の際の服装(まとめた記事に飛びます)
⬛︎ 私が病院を決める時に参考にした書籍
症例数や、治療法や導入されている機器などで参考になったと感じた書籍は下記です
大きな病院を決めるときも想像ができてかなったことが結構具体的に記入されているので、わからないことがわからなくて不安って人もおすすめかもしれません。
私は結構こちらの書籍で自分の病気についてや、治療方法について知ることができました。
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