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週末、秋を感じるために鎌倉へ。

1年のうちで1番彩る季節の到来は、家でゴロゴロして時間を潰すだけで罪悪感を感じてしまいます。折角、色めいてくれた木々たちを見過ごすわけには行かないのです。紅葉の見頃を告げるテレビのニュースを耳にすると、思わず家から飛び出したくなりませんか?

そこで、今回は2日間東日本のJR線が実質乗り放題となる週末パスを利用して、1泊2日の小旅行へ行ってきました。出発前夜に家の物置に眠っていたeoskissx2という一眼レフを掘り出し、このカメラと一緒に旅することにしました。

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聞く人が聞けばわかりますが、相当古いカメラです。カメラ初心者の僕はそんなことも分かりませんが、センスだけはあると思っているので、鬼に金棒です。各地に点在するフォトジェニックな観光地を巡る旅に出ることにしました。

この旅行記は、鎌倉山梨・長野の3部に分て書こうと思います。

鎌倉

「週末、秋を感じるために鎌倉へ。」なんて優雅なタイトル掲げてますが、その内実は極めて波乱です。

実は、僕は土曜日の1限に対面授業があり、9時には都内のキャンパスに戻ってこなければいけません。しかし、「始発から9時までの約4時間で行って帰って来れる場所」という魅力も込めて、週末パスを利用して鎌倉へ向かいました。横浜で乗り換えたのが、朝の5時半ごろで、鎌倉に到着したのは5時50分ごろです。太陽がやっと顔を出し始める時間帯です。

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空が明るくなり始めた頃に、江ノ電に乗り換え、江ノ島方面へ向かいます。「江ノ電」って言葉の響きだけで、旅情を感じることができるこの路線は、個人的に日本で1番美しいと思う車窓が見られると思います。

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特に、稲村ヶ崎駅を出発してから程なくして現れる一面に広がる海の景色は圧巻です。空と海のコントラストと朝日に照らされる道路がマッチして、時たま過ぎ去る踏切にも旅情を感じざるを得ません。始発に乗って来たからこそ見れる特権的車窓に来た甲斐を感じます。

腰越駅で降りて、超順光の海岸を散策します。どこを切り取っても、まるで映画のワンシーンかのような写真が撮れます。

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まだ誰もいない片瀬海岸を歩いたり、ちらりと顔を覗かせて、朝の太陽に照りつけられる雪化粧をした富士山を見たりと朝から楽しみは尽きません。江ノ電もまた、短い2両の車両をせかせか動かし、朝の通勤客を乗せて海岸線を走る様子がなんとも微笑ましいです。

鎌倉高校の駅の近くにある踏切がこの旅の1番最初の目的地です。ここを見るために鎌倉へ来たと言っても過言ではありません。

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人生で初めて母校以外の高校に嫉妬したかもしれません。教室の窓からきらめく海の景色が見れるなんて、授業を集中して受けることが困難になると思います。こんな学校で過ごす高校生活も羨ましく思いました。

さてさて、海を眺めていたら、いくら時間があっても足りませんが、これから1限を受けに大学に行かなければいけません。時間は朝の6時50分を回っています。7時半過ぎに鎌倉駅を出て、横浜で湘南新宿ラインに乗れば急行できるので、列車の発車時間まで少し時間が余っているのです。

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実は、先ほど鎌倉高校前駅で一緒に大学の1限に出席する友達が駆けつけてくれています。鎌倉には2つスタバがあるのですが、駅の裏側にある御成町店は、なかなかに雰囲気の良い店内となっており、スタバ巡りが好きな僕たち二人は、そのスタバで時間を潰すことにしました。店内にプールがありました。

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そんなこんなで0限鎌倉観光完了です。この後は、何とか1限開始ギリギリに教室に滑り込むことができ、授業にも出席できました。普通の人だったら、絶対にやらない狂った旅程でしたが、これくらい狂っている方が、記憶に色濃く残るいい思い出になるのです。

大学の授業があるというのに、その方面とは逆の方面へ向かうホームの列車に乗ったときは不思議な気持ちになりました。旅の第1部:鎌倉編はこれにて終了です。

次回は授業に出席後、山梨へ向かいます。1泊2日の波乱な旅行は、まだまだ序章の序章に過ぎないのです。

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