田口佳史(TAGUCHI, Yoshifumi) / 東洋思想研究家

「人生を豊かに、愉快にする『東洋思想』の知見と言葉」  皆様に、新しい時代の生き方をガイドします!

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      • 「無功徳(むくどく)」

        「伝燈録」の禅の言葉です。 中国に禅を伝えた達磨大師がまず向ったのが、梁の武帝のところでした。 武帝はしきりと聞きます。 「私は寺も建てたし、僧も養成したし―」と、自分が仏教の為にしたことをならべて、「どんな仏の功徳が得られますか?」と聞きます。 何回訪ねても達磨の答はただ一つ。 「無功徳」。 人間の善行も、何か見返りを求めてやるのでは、それは善行ではない、と達磨はいっているのです。 何も返って来ないのが真の善行なのです。

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        • 「吾れ試(もち)いられず、故に芸あり」

          「論語」に出てくる言葉です。 孔子も若い頃は、自分を売り込んでも売り込んでも、どこも採用してくれる国はありませんでした。 したがって希望の職業に就くことが出来ませんでした。 貧しかったのです。 したがって生活費の為に、様々な仕事をしたのでしょう。 しかしそれもプロとしての力量でやりこなさなければ賃金はもらえませんから、全力で行ったのでしょう。 したがって孔子は、可成りの業が出来るようになったのです。 それを芸といっています。

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          • 「無事是貴人」

            「ぶじこれきにん」臨済宗の祖である臨済の言葉。 無事とは禅では、他に求めるのではなく、自分に求めることだとします。 「平穏無事」などといい、とかく外に求めがちですが、それでは無事には済まされません。 自分の内、自分の心が無事を求め、無事をつくるのだとします。 「貴人」とは純粋な魂のことです。 自分の内なる純粋な魂をいつも感じて生きると、無事が表われるのです。 幸せは実はあなたの心の中にあるのです。

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            • 「一期一会」

              皆さん良くご存知の“茶の湯”の言葉です。 しかし改めてよくよく読み深めていくと、とんでもないほど深い意味を含んでいます。 一期とは一生、一会とは一回のみの出会いという意味です。 一生は一日一日で出来上っています。 一日一日の出来ばえこそが、良い人生をつくるといい、その一日の中で出会う人ともの事は、その一回切りの出会いなのだから、もの凄く大切に思うべきという心構えをいっているのです。

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              • 「質朴正直」

                「論語」の言葉で、私の好きな名言です。 その意味するところは、「質朴」とはまず質実です。 それは「飾り気もなくただ只管前を向いて」という姿勢を表わしています。 「朴訥」朴は切り出されたばかりの樹木、あるいは皮をはいだだけの丸太のことです。 訥は一音一音飾ることなく吐き出された言葉のことです。 正直は、嘘いつわりのない本心のことで、心の底の在り様がそのまま全身を表わしているような人物、一切の飾り気もない、見栄、見てくれなど一切ない人物を表わしています。

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                • 「忠恕」

                  「論語」の言葉です。 正式には「夫子の道は忠恕のみ」孔子先生が一生貫いて尽しているのは忠恕だけだといっています。 「忠」は中の心で偏りのない心、つまり真心、誠意ということです。 「恕」は、如、ごとくと読んでしまってはいけません。 如は女の口、つまり優しい言葉という意味で、そうした言葉が出る心、という意味です。 相手の身になって考える、あるいは思いやりを尽す。 もっといえば、相手を許す心といっても良いでしょう。 孔子がその人生で最も大切に思い実践し続けたのは、この「忠恕」

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                  • 第11回 「世界に大義を布(し)く」

                    いまわれわれ日本・日本人に世界的、地球的な大きな役割が与えられ、それを果すことが期待されています。 その一歩として私達は「ニュースレター」を配信しているのですが、これこそ150年前に横井小楠が明治の近代化における近代国家日本の最大の役割りとして説いた「四海(世界)に大義を布(し)く」なのです。 大義とは何かといえば、「地球は何故在るのか」「そこに何故人間は在るのか」いがみ合い、対立し合い、争う為に人間は在り、その為の戦場として地球は在るのかと問いているのです。 正しい地

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                    • 第10回 「何故日本か」

                      東洋思想の根幹を日本から出すことによって、多くの東洋の「知見、智慧」が出し易くなるのです。 東洋、アジアには伝統的な継承によって驚異的に多彩な知見や智慧が存在します。 「自然との共生」という一つのテーマでも、アジア各地で長年行われた因習、慣習的な暮しの智慧は多様にあり、必ずやそれは、世界の「知的資源」として再生するべきものと思います。 その為にも日本には八世紀以上蓄積して来た「儒・仏・道・禅・神道」の東洋思想をその根幹として提出する必要がある。 そうした思いで私達は「ニ

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                      • 第9回 「日本の役割」

                        21世紀の人類の指針の空白による地球的世界的混乱を救うのは「東洋と西洋の知の融合」という指針であり、東洋とは、東洋思想を基盤とした東洋の価値観であります。 その東洋思想こそこの日本にあるのです。 したがってこの役割を果せるのは日本人しかいません。 日本人がこの東洋思想の根幹を世界に示すことにより、多くの東洋の国々、地球に現存する「知見、智慧」が出し易くなるのです。 この東洋思想の根幹を世界に示す活動こそ、私達がはじめた「ニュースレター」なのです。 微々たる活動ですが、志

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                        • 第8回 「日本がリードする時」

                          「東洋と西洋の知の融合」という時の東洋の知見には、どの様なものがあるのかといえば、それこそが日本に8世紀余り蓄積され、独自の向上成長と総体の完成度の高さを誇る「儒教・仏教・道教・禅仏教・神道」から成る東洋思想がある。 何処にあるのか。 日本にあるのです。 したがって、ここは日本、日本人が役割を負うべきであり、日本・日本人でなければ務めることが出来ない役割なのです。 そうです、やっと日本に、地球的、世界的な役割、出番がまわって来たのです。

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                          • 第7回 「東洋と西洋の知の融合」

                            新しい人類の指針としては「東洋と西洋の知の融合」が理に適(かな)っていると思うのは、次の理由からです。 その最も強い理由は、前の指針である「近代西洋思想」は、弊害が多くなってその任を終えたわけです。 何故弊害被害が多くなったかといえば、とかく「一点張り」になりがちで、よくいわれた「これっきゃない」とばかり、一つの目標に向って一目散に突進するようなところがあり、その偏りにより弊害が出たわけです。 したがって今度は「調和」を重視するべきなのです。 そこで「東洋と西洋」という調

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                            • 第6回 「新しい人類の指針」

                              「近代西洋思想」の行き詰まりにより、いまわれわれは人類の指針を失っている状態が続いています。 空白期間を過ごしているのです。 そうした状態で政治を行う、経営を行うことは出来ませんから、“無いのなら自分で作ってしまえ”とばかり「自分勝手な指針」をつくり、それを標榜する人が出てくるのも止むを得ないところです。 政治家は「自国ファースト」を主張し、経営者は「自社ファースト」をいっているのです。 これでは益々社会は混乱します。 そこで早く新しい人類の指針を出さなければなりません

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                              • 第5回 「近代西洋思想の行き詰まり」

                                数世紀に渡って人類の指針として地球上の多数の人間の目指すべき目標、希望の旗として貢献してきたのが、「近代西洋思想」です。 近代国家、近代社会の在り方を、明確に説いたこの思想で、医学は画期的に進歩し、多くの重病人の生命を救いました。 暮しも近代的先端技術によって驚異的に良くなりました。 しかし既に数十年前から、そうした長所よりも短所弊害の方が目に余るようになってきました。 その一つが産業革命以降の近代化による「気象変動」による大きな弊害被害です。 「陽極まれば陰となる」「

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                                • 第4回 『日本の凄いところ』

                                  配信中の「ニュースレター」は、日本が誇るべき日本に7世紀以上に渡り蓄積され、驚異的に完成度を高め、更に相互に影響し合って「日本の独自思想」とまでいえるほどに成長した、独特の「知的資源」それも「人類の知的資源」とまでいえるほどの「東洋思想(儒・仏・道・禅・神道)」を、更に日本語のみではなく英語と中国語で配信しているのです。 日本の根源的世界に誇る「思想哲学」であり、日本の凄さを簡明に伝えるものなのです。 約10ヶ月続けてきた結果、確かな手応えがしっかりと把握されるようになっ

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                                  • 第3回 『日本を主張する』

                                    世界における日本の存在感が年々薄くなっているのは、全く看過できない問題です。 その象徴が、海外へ出て日本の為に働いている多くの日本人の感想です。 「とても仕事が難しくなった」「尊重してもらえなくなった」「アジアの代表でないばかりか、その存在すら不確かになっている」などよく聞くところです。   この20~30年の国家的低迷が原因です。 そこで行うべきは日本の「世界広しといえどもここは特筆点、日本のダントツで誇るべき点」を一人一人の日本人が意識的に世界に向け発信するべきなので

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