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「君子の交(まじわり)は淡(あわ)くして水の若し」
「荘子」の言葉です。
君子とは立派な人物で、そういう人達の交友は「あっさりしたもの」だといっています。
では普通の人物の交友はどうでしょうか。
このフレーズの続きに「小人の交は甘くして醴(れい)の若し」とあります。
醴とは甘酒のことで、“べたべたしたような”という意味でしょう。
真に信頼関係にあると、関係を強めているのが相互の信頼ですから、それさえあれば他には何もいらない。いやむしろ他の気遣いや配慮は不必要になります。
昔の軍人の会合に「淡交会」という名前が多いのはこの意味を重視しているからです。
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『幕末の偉人』
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