たぬ子

エッセイを書いています|ライター・web編集やってます|日本文化|古民家住まい|食|旅

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  • 雑記・日記

    雑記や日記。読んだ本の感想など。

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    料理のメモ。

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    暮らしのことや古民家に住んで思ったこと。

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    クリエイターさんのおもしろい、ステキ、と思ったエッセイをまとめています。

最近の記事

ぬか漬け疲れ

 ひそかにぬか漬けをやっている。別に隠しているわけではないけど、これまでnoteに記したことはなかった。  カミングアウトしようと思い立ったのには、わけがある。  「ぬか漬け疲れ」を経験したからだ。というか、現在もその渦中であり、そのストレス発散のために、ここに、我が家のぬか漬けの軌跡を記しておこうと思う。書くことでぬか漬けへのネガティブな想いをお焚き上げし成仏させることが狙いである。  私のぬか漬けライフは現在の夫と同居してしばらくしたおよそ3年前に始まった。一人暮ら

    • サステナビリティって何だろう?

       サステナビリティとは持続可能社会という意味である。もっとざっくりわかりやすくいうと、自然や地球環境によい社会という意味。  ちなみに私はSDGsという言葉があまり好きではない。  SDGsのSはサステナビリティのことなので、サステナビリティ(持続可能社会)という言葉や、もっといえばエコロジーという言葉でこと足りると思うのに、17も項目を作って、なんだかわざわざわかりにくくしている気がするから。数がありすぎて、「ジェンダーの平等」とか「経済成長も働きがいも」とか、それは持

      • 心の黄色信号

         なんとなく鬱鬱。なんとなく苛々。特別な原因があるわけではないのだが、小さなストレスが重なって、心が重くなることが、ある。  1週間前くらいから、そんな気配がただよっていた。日々の仕事や予定をこなしながら、だましたまし過ごしていた。  もっと危うい、赤信号を発した時は、私の場合はひたすら寝るに限る。ただ、睡眠時間は足りていたしとりあえずのところ黄色信号程度。そんな時の心の栄養は、好きなこと。きっと気分転換になるような楽しいことをやれば元気になるという結論に落ち着き、昨日は

        • パクチーポテトサラダと夏野菜のごはんいろいろ レシピ

          近所に野菜の直売所がある。露地栽培のものがメインで並んでいるので、旬のものが手に入るのがうれしい。 パクチー、巨大なズッキーニ、ミニ玉ねぎ、プチトマトなどを買って、夏野菜のおかずをいろいろ作った。 私は、結構その時の思いつきで料理を作ることも多い。しかもすごーく簡単なレシピでも結構忘れるので、なるべくメモしておくようにしている。 パクチーポテトサラダ材料(5人前くらいかな?) ・じゃがいも(中〜大) 3コ ・パクチー 好きなだけ ・ハム 2枚 ・タマネギ 今回は小玉ね

        ぬか漬け疲れ

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          ドクダミでいろいろ

           ドクダミが、結構好き。  「くさい」と煙たがる人もいるらしいが、個人的には、そんなに匂うかなー?という感じ。独特の香りだとは思うけど、くさいとは思わない。  今の家に越してから庭にたくさん生えていたので、ドクダミでいろんなことをやった。  まずはドクダミチンキ作り。いろいろ調べたら、ドクダミは殺菌作用や抗炎症作用、虫除け作用があるとのことで、へえ〜いろいろ使えそう!とまずはチンキ作りにチャレンジした。  摘んだドクダミを洗って新聞紙に均等に乗せて乾かし、ウォッカに浸

          ドクダミでいろいろ

          夜の"食いいじ"と3分クッキング

           在宅勤務にすっかり馴染んでしまった。週に1度の出勤日にひしひしと感じるのは……、通勤のストレス。  私は湘南新宿ラインを利用していて、行きは始発の列車に乗れるため座って読書をするかnote書いているかなので、まあいいのだけど、さすがに、帰りはそうはいかない。都内から帰るのでもちろん座れない。しかも、湘南新宿ライン、すっ飛ばしているためか結構揺れる。社内が混雑している場合、立って本を読む余裕がなくスマホを流し見しながら、時間を持て余すばかりである。  昨日は、ホームでさえ

          夜の"食いいじ"と3分クッキング

          酸っぱい梅干しを2種類

           以前、のり弁について書いたときに、素朴な和の味が好きだといったが、“海苔”に続いて思い浮かぶのが、梅干しだ。いつから好きだとかまったく覚えていなくて、そんなわけはないのだけどもはや生まれたときから好きだったような気がするほど、好き。  “梅干し好き”は皆公言しているような気がするが、なんといっても、酸っぱい梅干しがいい。  若い頃は甘い梅干しもわりと食べていたような気もする。でも、思い返してみれば私が10代の頃くらいまで甘い梅干しは今よりはまだ少なかったような気がする。

          酸っぱい梅干しを2種類

          朝ドラ「虎に翼」を観ていて悩ましいこと

           おばさんやおじさんなると、朝ドラを見るようになるのは、なぜなのか。理由はよくわからないが、私はそんなおばさんの一人である(30代半ばまで自分も観てなかったし友達も観てなかったのに、観てる友達も明からに増えている)。  たまに「好みじゃないな」みたいなもののときは観ないけど、最近は、だいたい観ている。  現在放映している、女性初の弁護士となった三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルにした「虎に翼」も、とても面白く鑑賞している。  まず、昔の家のインテリアや着物などの衣装が

          朝ドラ「虎に翼」を観ていて悩ましいこと

          足があるのになぜ歩かない

           うちの夫は、ひと癖あるタイプだ。ところどころ変なこだわりをもっているし、それだけならまだしも、そのこだわりについてぐちぐちと話してくるので、辟易することもしばしば。  その夫は、階段があるところではエスカレーターには乗らないというポリシーをもっている。  そしてそのことを私に「お年寄りとかなら仕方がないが、なんで健康な足があるのに歩かないんだ」とぐちぐちと愚痴るのがめんどくさい。何回聞いたかもうわからない。愚痴というより「本当に不思議でたまらない」みたいな調子のときもあ

          足があるのになぜ歩かない

          食いいじと自炊

           もっと、ささっと食事を済ませられたら、読書や執筆の時間も増えるのになあと思うことがよくある。  別に凝った料理を作っているわけではない。ただ、コロナをきっかけに在宅勤務となり、平日は週1回の出勤日を除いて基本的に毎食自炊。つづけていたら、そのうちに、市販の弁当やお惣菜、インスタントなどで満足するのが難しくなった。なぜなら、おいしくないか、量が足りないか、だいたいはどちらかに該当するので、自炊じゃないと満足するのが難しいのだ。  まあ、一言でいうと、食いいいじがはっている

          食いいじと自炊

          「古民家宿」がモダンでキレイ過ぎる件

           日本の古い建築物が好きなので、そういった宿をまとめたサイトを作れないかな〜と思い、リサーチしてみた。  「古建築 宿」で検索すると文化財の宿などのほかに、一棟貸し可能な古民家宿も多くヒットする。で、この古民家宿、ちょっと不思議な存在だなと思った。多くの宿のページを開いてみたけど、どれも素晴らしくキレイ。前々から、ニューオープンのリリース記事を見たり、または旅先で実際に見かける古民家宿には“キレイ過ぎる”という印象があった。でも、真剣に調べたことはなかったからただの私の偏見

          「古民家宿」がモダンでキレイ過ぎる件

          エッセイを書き続けた結果

           3月と4月でnoteに投稿した記事の数、22本。思ったよりも少ないけど、よくやった。本当は週に5本投稿することを目標としているのだけど、それには及ばず。だが、以前と比べものにならないくらいの頻度で投稿している。  きっかけは一冊の本。  この本を読んでやっぱり「私はエッセイが書きたい」と改めて思って、書くと決めた。  それまでもnoteはやっていたけど、文章を書いていてどうも媚びや下心のようなものがあった。だから心が動かないのに書いていることも少なくなかったし、内面に

          エッセイを書き続けた結果

          日本家屋といえば「引き戸」

           伝統的な日本家屋である我が家には扉式のドアがほほぼない。あるのは「引き戸」である。近年バリアフリーなどを意識した家では引き戸が活用され、その便利さは改めて認められているようだけど、新しくというかちょっと前に建てられた家でも玄関を含めそのほとんどが引き戸という家は、珍しいのではと思う。  以前に住んでいたマンションも実家もドアのみ(どちらも押し入れがあったので押し入れ以外)、子供の頃に住んでいた家は引き戸があったが、トイレや風呂場、玄関はドア。唯一、おばあちゃんの家がすべて

          日本家屋といえば「引き戸」

          祖父母の故郷での話②

           前回こんな記事を書いたが、あれから半年以上が経過してしまった。  ずいぶんと間が空いてしまったがとりあえず、祖父の3回忌の続きを記しておきたい。  祖父母の故郷である山形県南陽市にて、無事に法要を終え、長男Kおじさん(正確には私にとっては大叔父)が駄々をこねてすったもんだした後、祖母の兄弟姉妹とその配偶者含め7名、私と私の母と叔母、総勢10名で、合宿所のような宿に一泊する(人数が人数なのでここしか空いていなかったらしい。ちなみに前日、私以外の何人かで温泉付きの宿にすでに

          祖父母の故郷での話②

          スパイシーメンマを作る

           花椒の香りがふわりと漂い、深く息を吸った。いい香り。やっぱりこれだわ。鍋から筍をひとかけら、さえばしでつまみ、口へ運ぶ。まだ物足りない味……。塩と醤油を足して、軽く煮て、もうひとかけら、試してみる。「うん、これでよし」。  我が家の隣には御年90歳のおばあちゃん大家さんが住んでいる。地主さんなので近くでちょっとした作物が育っている?育てている?ようで、過去に2回ほど筍をもらった。採ったばかりの皮付きのものを結構な量、もらったので、下ごしらえだけで大仕事だった。でもやはり採

          スパイシーメンマを作る

          祖母と日記

           祖母が旅立ち、清水にある"おばあちゃん家"に里帰り(住んでたわけじゃないけどあえてそう言う)をした。  祖母との思い出を振り返るだけでなく、多くの人と会い、祖母を偲び、思うこと感じることが多かった数日。エッセイとして残しておきたい事柄がたくさんあるような気もするけど、情報過多ぎみでもう少し熟成してから、ぼちぼち書けたらいいなと思っている。  でも、今日はひとつ、祖母の習慣で「これはいい!」と真似をしようと思ったことを書きたい。  祖母は、人と会うのが好きな人だった。昔

          祖母と日記