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朝ドラ「虎に翼」を観ていて悩ましいこと

 おばさんやおじさんなると、朝ドラを見るようになるのは、なぜなのか。理由はよくわからないが、私はそんなおばさんの一人である(30代半ばまで自分も観てなかったし友達も観てなかったのに、観てる友達も明からに増えている)。

 たまに「好みじゃないな」みたいなもののときは観ないけど、最近は、だいたい観ている。

 現在放映している、女性初の弁護士となった三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルにした「虎に翼」も、とても面白く鑑賞している。

 まず、昔の家のインテリアや着物などの衣装が素敵で素敵で、もうそれだけで楽しい。おばさんとして先輩である母も、やはり「着物がかわいい!」とテレビを撮影しスマホに納めているらしい(笑)でも、私も衣装を写真集として出してくれたら、たぶん買う。出してほしい。

 もちろん、インテリアや衣装だけでなく、ストーリーも素晴らしいなと思う。

 脚本は、テーマや物語の核心となる当時の女性の生き方や、社会情勢などをしっかりと描きつつも、ユーモアがあり、テンポもよく、総じて清々しい気分で観れる。主演の伊藤沙莉さんの親近感わくキャラクターや演技にも魅せられる。

 そして、登場人物が皆魅力的なのは主人公だけじゃない。

 主人公と同じように、初めての女性弁護士を目指すという、茨の道を選んだ女性たち。留学生や、令嬢、モラハラ夫に耐える主婦、父親に売らそうになり逃げ出した子など、一人一人の、ストーリーは胸に迫るものだった。どこまでが本当なのだろう? でももし彼女たちが実在しない人物だったとしても、当時弁護士を目指しり法を学んだ女性は三淵さんだけではないわけで、みなどのような背景でその道を目指したのだろう?と、想像力がかき立てられる。

 主人公の仲間や支える人は、女性だけではない。教授やともに学んだ仲間、パートナーとなる人など、男性たちは、当時どんな考えをもちどんな風に主人公をみていたのだろう?

 それから、三淵さんの家族はどんな人だったのだろう? そして、当時の民法はすこぶる女性に不利で怒りを通りこして仰天する法もあるのだが、どのような経緯でこんなひどい法律ができたんだろう?

 こんなふうに、好奇心がかき立てられて、史実を調べたくて調べたくてたまらない! のだけど、知ってしまうとネタバレになるので、必死に我慢している最中である。

 前述したように演出も素敵で脚本もテンポよし、主演の伊藤沙莉さんに魅力されとにかく、朝ドラを何から何までエンジョイしている最中なので、終わってしまうことなど考えられない状態。なんだけど、早く調べていろいろなことが知りたい。好奇心がうずく。

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