見出し画像

大阪旅日記-3日目-

前回の話はこちら

前日とは早起きだったが今朝は全員がのんびり起床、とは言え自分は朝食食べたさに皆より早く起きてしまうが。
全員が目が覚め、着替えてから朝食へ向かった。昨日と変わらないメニューではあるが極端に変わらないからありがたい。変わらず多すぎない少なすぎない程よい種類、朝食ビュッフェはこういうのが本当にうれしい限り。

のんびり起きて、のんびり食事し、二度寝でもテレビでも見て過ごそうか考えたが、いつの間にかチェックアウト時間が迫っていた。荷物を急いでまとめて外に出るともう清掃の人たちが各部屋の清掃とベッドメイクに回っていた。

チェックアウトを済まし、重い荷物を背負い桜島駅へ。
駅を出発し、西九条で乗り換え後は新今宮駅まで一直線。
道中は東京とは一味違う風景を楽しむ。やっぱ普段みない車窓は刺激的だ。

新今宮駅に到着、駅からはもう通天閣が見えていた。駅のホームには奈良行きの案内板もあってここから奈良にも行けるのか、と思う。

観光なので重い荷物が邪魔だ。駅の近くにコインロッカーぐらいあるだろうと思い周りを見渡すと「荷物預かり所」なんて所があった、恐る恐る近づくと店の外で休憩していた店主が近づいて
「荷物あずかります?」と。
へぇ、人が預かってくれる場所があるんだぁ・・・と感心していたら値段の優しさにも驚いた。コインロッカーを使えば300円か500円かかるのが多いがなんと自分のは150円で済んだのだ。とても破格、しかもセコムが付いてるし配送サービスもしている。
ただ有人なので預かっていられる時間は閉店までとのこと。
まぁ僕ら3時に帰るから大丈夫なのだが。

必要最低限の荷物だけを抱え、いざ通天閣へ。しかし道中おじさんがやたら道で煙草を吸っている。都内より多い気がする・・・。
そうこうしているうちに通天閣に到着。

大阪にきたって感じ。

東京タワーより小ぶりではあるが、近くで立つとその大きさに驚かされる。

真下は凄い装飾。

通天閣に登るには一度地下に行き、そこからエレベーターを使い上へ、更に上に行くというシステム。スカイツリーと同じように通常展望台のみのチケットと特別展望台付きのチケットがある。折角なので特別展望台があるチケットを購入。
・・・他に別途料金で滑り台なんてものがあったが、一回の料金が妥当なんだろうけどちょっと勿体ないかなと思い今回は断念。と言うか滑り台に1000円近く払うのがちょっと・・・・な気分だった。
ケチではなく、まぁ今すぐじゃなくていいかなという感じ。

エレベーターに乗り、まずは博物館のような展示室に。レトロ博物館?昭和の香りがする展示物が沢山ある。レトロ好きとしては結構響く。

レトロな木製パチンコ台。
そそられます。

展示物を超えると次はガシャポンコーナー、古今東西様々なガシャポンが揃っている。自分は特に欲しいものは無かったが親友の一人が刀剣乱舞のガシャをポン。
次のルートは記念撮影だ。
グリーンバックを背景に撮影をしてくれるのだ、そう、グリーンバック。
親友が緑色の服を着ていたせいで身体が消える珍事件発生。
全員で大爆笑、自分は呼吸困難になるかと思うくらい大笑いした。あまりにも面白い奇跡的な写真になった為みんなでお金を出し合い買った。良い旅の思い出の一枚ができた。
様々なレトロ展示を超えると、展望台へ向かうエレベーターにたどり着いた。
展望台へ行くエレベーターは場所によって色々な演出があるのだが通天閣はいかにも大阪らしく面白かった。
壮大なBGMと共に通天閣が地下からロケット発射のように伸びていく映像がエレベーターの上昇とシンクロして流れているのだ。あまりのシュール具合に笑うのを我慢していた(※他のお客さんもいるので)のだが、親友が「ブブッwww」と小さく吹いたので自分もつられて小さく吹いた。

到着、通天閣の展望台だ。
思ってたより大阪を見渡すことができ、目を凝らせばUSJや大阪城も見えたし殆どの大阪のランドマークも見えた。
しばらくは望遠鏡を覗いて色々探したり、真下に見える町並みや動物園を観察したりと、年甲斐もなくはしゃいだ。

以外にも絶景

次に、特別展望台へ登る事に。スタッフにチケットを提示し七色に輝く狭い急な階段を登る。なんと、そこは吹き抜け。ガラスとかそういうものが一切なくまさかの屋外だったのだ。

虹の先へ行くと・・・
なんと吹き抜け!
直に風を感じます。

高所の吹き抜けは結構ワクワクするのだがそのワクワクを打ち消すようなもはや恐怖そのものというべきか、本能的に死を感じるような撮影スポットがあった。

「え、処刑場?」自分の第一声です。

その撮影スポットは床がガラス一枚であり、スカイツリーや東京タワーのように二重床になってるわけではない。足場が「ガラス一枚」だけ。もちろん周りには柵がしっかりあるけど仮にそこがスポンと抜けたり割れたりしたら地面へ真っ逆さまになるという撮影スポットだ。

高所慣れしてるのですが久々に心臓バクバク。
恐怖を感じました。

流石の自分もすくんでしまい、呼吸が乱れた。高い所は得意だしスカイツリーとかの床が透明な部分って二枚の分厚いガラスがあるから全然平気なのだが「屋外」「ガラス一枚」という要素だけでかなりの恐怖を演出する。一応頑丈に作られているとはいえ数秒立つのが精一杯だった。

撮影スポットを離れるともう一段上がることができ、ここが通天閣で登れる限界であった。吹き抜ける風が気持ちよく空気と一体化してるような感覚が好きだからずっとここにいたい気持ちであった。
そしてこのエリアから先ほどの撮影スポットを上から覗けるのだが別の人がへっぴり腰で脚をガクガクさせ悲鳴を上げ進むものいれば、そこで逆立ちやジャンプを始める猛者もいて十人十色で楽しめた。

特別展望台を楽しみ終えて階段を降りる。もう1F降りると後は帰るだけのエレベーターなのだがこの展望台から1F下のフロアはミラーボールやライトが沢山ありどうやら夜はパリピみたいにクラブ色に染まるようだ。ちょっと大阪感がある(?)

後はもう下るだけ。演出は無かったがエレベーターを降りると時計の振り子音が響き、過去の世界へとタイムスリップをする。この素敵な演出の理由は通天閣とグリコの歴史資料館になっているからだ。
通天閣ができる前は遊園地だったり、どうやってできたのか、当時はこういう風だったと通天閣の歴史を知ることができたしグリコの歴史もなかなか面白かった。中にはグリコ商品を使った作品もあり、かなり楽しむことができた。

昔、遊園地だなんて知らなかったので驚きです。

展望台で景色を楽しみ、拘った歴史資料館まで見れたので物凄く満足した。スカイツリーや東京タワーより規模は小さいが、その分ソースのように濃厚な味わいが通天閣の魅力なんだなと思う。 また大阪に来た時に登ろう、そして余裕があったら滑り台も経験してみよう。

通天閣を出て、気になる看板があったので寄り道することに。
「美味い棒ショップ」
看板では「通天閣を走って2分(※何分だったかうろ覚えでごめんなさい)」と「走って」と書いてあるあたり大阪ジョークを感じる。
実際走ったわけじゃないが歩いてすぐの場所にあった。店内に入ると店頭にはうまえもんとうまみちゃんのグッズがずらりと並んでいた、そして多数のうまい棒。
駄菓子屋やコンビニだと一部のうまい棒しかないがここには全種類揃っている、好きな味のうまい棒を好きなだけ買える事に感動した。
三人で一斉にうまい棒の味が何が好きか一斉に言ったら全員が違っていたので大喧嘩した。(※キノコタケノコ戦争のノリみたいなものです)ちなみに自分は「たこ焼き味」が一番好きです。

奥の方はやおきん製品含め多数の駄菓子、レアな駄菓子が多数揃っていた。東京の大きめの駄菓子やでも見れるのがレアな駄菓子も多く思わず沢山買ってしまう。駄菓子の良い所は沢山購入しても1000円も行かないどころか、500円以内で済んでしまうという事。

駄菓子ショッピングを終えた後は自分が実はこっそりリクエストしたスマートボールの店へ行く事に・・・したのだが、まさかの店休日。
がっかりしてると近くに面白そうなゲームセンターがあり覗いてみる事に、1Fは射的や手裏剣投げ、輪投げ等の懐かしのアクティビティ施設。しかし驚いたのは2Fだ。

貴重なゲームが多数!!

貴重なレトロゲームが多数展示してあるのだ!子供の頃見て、消えて行きもう見る事はないだろうと思っていた景品ゲームやレトロゲームが多数。秋葉原のレトロゲーム専門店も凄かったが、こっちはこっちで貴重度がかなり高かった。
ゴルゴ13のガンシューティングゲームの存在は知っていたがルパン三世のガンシューティングゲームは初めて見た。親友のプレイを少し見てたのだがアニメベースにステージが作られており1Pルパンの残弾がセミオートハンドガンの弾数に対し2Pの次元がちゃんとリボルバーの弾数になってる拘りにオタク心をくすぐられた。

都内で見かけた事ないですし初めて知った・・・。
都内である所知ってましたら情報待ってます。

思わず長居してしまい時間を喰ってしまう。次の目的地「天王寺動物園」へ急ぐ。

道中、お昼をどうするか考えた。串カツもいいけど本場のたこ焼き食べたいなぁ・・・と思ったが時間の余裕が無く、天王寺動物園のレストランで食事をすることに決めた。
天王寺動物園の入園料は安かった、なんと大人料金がワンコイン500円。
園内に入り、早速レストランへ向かう。

食堂程度に見ていたが美味しそうなメニューが沢山あり、動物園らしいメニューがあったので注文して見る事に。
「キリンドッグ」

長い。
奥に見える「たこ焼きうどん」もなかなか奇怪ですが。

キリンが描かれた受け皿に、キリンの首のように長いホットドッグ、自分の想像より長かった。秋葉原に出かける時、行きつけのカフェでよく長いホットドッグを食べてるのだがそれより長いのだ。
食べるのにも一苦労、けれどこのボリューム感は満足。インパクトと満足感を得られた。

お昼を終えるとそれぞれの見たい動物を目指して歩いて行った。まずは近くの爬虫類や両生類(熱帯雨林とかそういうエリアと言うべきか?)がいるエリアへ。
爬虫類は好きなので癒されます、人にもよりますが・・・。洗練されたデザインと美しさ、何より可愛いんです・・・。毒蛇は怖い見た目をしてますが毒を持たないタイプの蛇ってかわいらしい顔をしてます。小動物のような瞳とお口がなんともキュート。
カエルも同様であり、見ていてうっとりしてしまう。

イケメンに撮れたカエル

後は各々見たい動物をどうしても見ようという形でルートに沿いながら動物を見て行った。
自分は狸が好きなので狸のコーナーは外せなかった。多摩動物公園にも狸がいるのだが、行った時はお目にかかる事はできなかった。
しかし天王寺動物園では多数の狸が展示されており元気に動き回っていた。写真も綺麗に撮れたし自分はもうこれで大満足であった。

たぬき

次にキーウィを見に行く。前にテレビでキーウィという鳥がここ天王寺動物園にいるという情報を聞いていたのでこれも見たかったのだ。
ルートに沿って動物を見つつ、夜行性動物エリアに到着したので中に入る。夜行性の動物も滅多に見れる事は無いので貴重だ。
中はかなり暗く、僅かな光と音だけが頼りだ。コウモリやスローロリス等の夜行性動物を見つつ、やっとお目当てのキーウィはなんとか見れた。が、奥の方にいて確認が難しかったし写真も上手く撮れなかった。

夜行性動物エリアを見終え、最後の目的地モルモットへ行く。これは親友のリクエストである、時間が迫っていたのでこれでラストに。まだ鳥類とか猿とか見たい所は沢山あったのだが致し方無かった。
あまり寝ていなかったせいか疲労度が限界を迎えていた。足取りが遅く、親友たちに遅れをとったり階段登る前に一息つかないとマトモに動けないレベルになっていた。
ようやく到着、モルモット展示というよりは動物ふれあいコーナーと言った所である、触れ合う暇はないので見るだけに。
ちょこちょこと動き、餌をモサモサ食べプイプイと可愛らしく鳴いててこれが意外と癒される、少しばかり疲れが吹き飛んだ。

プイプイ。

出口が近くだったのでそのまま園内から出る。出口はお土産コーナーだったので少し覗く事に。中には沢山の動物たちのぬいぐるみがあったのだが残念ながら「狸」は無かった。あったら絶対買っていただろう。

後はもう帰るだけであった、荷物預かり所から荷物を受け取り地下鉄に乗り新大阪へ。

お土産を買って東京に戻る。
これにて2泊3日の旅は終わりを告げたのだ。
遠くに行くと言うのは最高の刺激を貰える。今までどんよりと鬱憤がたまっていたけどようやく気分が晴れた。

さぁ、後はライターの仕事に就職できるようひたすら頑張るのみだ。
また旅に出た時はこう旅日記をまた書いていくので宜しく御願い致します。

あとがき
多少記憶違いや省いてるぶぶんもあるが旅の中身はこういう感じだ。
基本的に1人で行動したり出かけたりするのが好きなタイプだけど仲間と出かけると思いがけない発見とかが多い。

次大阪行くとしたらどういったルートにしようかな。

大人になると親友と遊ぶというのが難しくなる事が多いのでこういう遊びは死ぬ迄大事にしていこうと思う。

それではまた
ほなのん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?