「語るアイツ」~映画「少林サッカー」
「おはようございます、それともこんばんはですか?」
不知火涼太です。
いやぁ〜、前回は語りすぎた。全く共感を得られなかった!
なので、もうちょっとライトに書きます!
今日紹介する作品は、観たことある人結構いるんじゃないかなぁ。
これだ!
■「少林サッカー」(原題:少林足球)
(あらすじ)
地元香港で公開されるやあっという間に歴代興行成績No.1を記録した大ヒット・アクション・コメディ。日韓共催のW杯を目前に日本でも盛り上がりを見せるサッカー。これに香港映画お得意のワイヤーワークを融合させ、“喜劇王”チャウ・シンチー監督・主演で描いた、今までにないサッカー・エンターテインメント。
“黄金の右”と呼ばれるサッカー選手ファンは、チームメイトのハンが持ちかけた八百長試合に荷担したことがきっかけで、自慢の脚を折られてしまった。夢半ばで諦めざるを得なかったファン。それから20年、ファンは、いまやサッカー界の首領として君臨するハンの雑用係にまで落ちぶれていた。そんなある日、ファンは街で不思議な青年シンと出会う。少林拳を信奉する彼は、くず拾いをしながら道行く人に少林拳を説いて回っていた。ファンはふとしたことからシンの超人的な脚力を見抜き、自らがなし得なかった夢をシンに託すべく、彼にサッカーを教え込むのだった。
https://www.allcinema.net/cinema/237373
■見どころ
アジアの喜劇王、周星馳(チャウ・シンチー)節が「これでもか!」と詰まってます。
彼は、日本の漫画・アニメの影響を公言しており、別な作品「トリック大作戦」では、ドラえもんの四次元ポケットをモチーフにいろんな道具・武器を出すギャグシーンを演じたり、また別の映画「食神」では明らかに「美味しんぼ」や「ミスター味っ子」モチーフだったり、「詩人の大冒険」では「ドラゴンボール」からの引用があったり。割と影響がストレートに出る人なんだと思う。
この「少林サッカー」は(「ドラゴンボール」+「キャプテン翼」)×少林拳、と言ったところ。ダイナミックなワイヤーアクションとCGをふんだんに駆使した、「ありえねー!」展開。漫画でのみ可能だった表現を、大胆に映像で表現し切ったところがこの映画の最大の魅力!
ブルース・リーへのリスペクトも見逃すなかれ。ゴールキーパーの「魔の手」を演じる陳國坤(チャン・クォックワン)、本当そっくりだよなあ。この作品で見出されて、次の「カンフーハッスル」にも起用されたんだよね。
さらに、主人公のチャウ・シンチー以外が、普通のどこにでもいるようなおじさん、青年たちなんだけど、それぞれが現状に甘んじて生きている中、もう一花咲かせようと動き出すところがたまらない。これは、洋の東西を問わず、多くの人が共感できると思うなあ!
個人的に好きなシーンは、決勝戦で「鎧の肌」を演じる田啓文(ティン・カイマン)が自らゴールキーパーを買って出るところ。
これが、本当カッコいいんだよなあ。その後のムイ(ヴィッキーチャオ)の登場で霞んでしまいがちなんだけど(汗)。
この映画は、香港映画の入り口としてはうってつけ。
前回の「北京ヴァイオリン」とは全く違う系統。
とにかく大笑いしたい人には、周星馳作品はおすすめ!
さてさて、次はどの映画にしましょうか・・・
再見!