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ブラジルの国旗、朝見たものか?夜見たものか?


始めに

どうも!たんたどです。早速ですが、自己紹介、分離元記事(固定された記事、親記事)、メモは以下です。特に読んでいただきたいのは1つ目です。
ところでなぜ、この記事を作ったか?整理して見やすくするためです。

自己紹介は留意点を中心にお読みください。

親記事です。執筆した結果、重くなりました。

元は親記事の中にありました。

自己紹介に加えての留意点

・国の略号は一切用いておりません。
・できれば論文にしたいのですが、そうすると皆様にとって分かりにくくなり、親しみにくくもなると思いましたので、これは記事の枠を出ません。強いて申し上げるならば、親しみやすい学術文献です。下記画像が分かりやすいと思います。そしてこれを挙げている時点で、論文ではありません。

図1.個人ブログと学術文献の違い

・これは証拠を元にした私の持論です。諸説あります。
・自由研究に近いです。
・これは分離された記事の子記事となります。孫記事でしょうか。そこは皆様の判断に任せます。
このくらいでしょうか。

本題

 はい、タイトルの説明に入らせていただきます。サッカーやリオのカーニバル、その他の文化で有名な南米の大国、ブラジルをご存じの方は大変に多いと存じます。親記事及び分離元記事でも、もちろん触れております。
 ですが、勉強しているときに気づきました。ブラジルの国旗に描かれている星が見えた時間帯は、学者や作家によって意見が異なっております。図2はブラジルの有名な国旗です。

図2.ブラジルの国旗

星がたくさんあります。27個です。これはブラジルを構成する27の州を表しております。色分けされたこの国の地図は図3です。中央付近に27という数字が見えると思います。

図3.ブラジルの行政区分

 図2の青い円は空です。一時期、空という概念で項目を作り、そこで述べようとしましたが、描写が曖昧なものが結構あるために取りやめました。ですが、各書籍およびインターネットの記事でも意見が一致している通り、空ということには間違いありません。前述のタイトルは、午前か、午後かということです。以下の内容は、私が書いたメモのごく一部の記述の口調を改め、よりわかりやすくしたものとなります。自分で書いたのでコピペしても良いのですが、ここでもコピペはおろか引用もできませんでした。出来ない理由は、口調を改めなければならないというのと、わかり易くないからです。
 前述の青い円は、ブラジルが帝政から共和制に変わった日の朝か夜、1889/11/15の午前(後)8時30分(20:30?)のリオの上空に展開していたものです。27個の星は1992年以来のものです。聞いた方が多いと思われる「白夜」の反対、極夜が起こっていたのではという仮説に則り、Google Mapsで調べた結果、南緯66.6°(90°‐23.4°(地軸の傾き)=66.6°)とはおよそ4800キロ離れております。南極に行く勢いでないと基本的に極夜は起こりません。Google Mapsのリンクを書き換えて極夜が起こる南緯の限界にピンを立て、そこからの距離を調べた結果は図4です。

図4.極夜が起こる限界とリオデジャネイロとの距離

極夜のリンク元から引用したものは、「もし地球のまわっている軸がかたむいていなければ、世界中で季節がなくなります。日本では一年中、春や秋みたいな気温になってしまうのです。」となりますが、現段階でも夏と冬の二極化、もしくは場合により逆転(南半球でも然り)します。
 ちなみに、太字にした部分を借りた文献でと書いているのは辻󠄀(辻)原康夫氏です(図説 国旗の世界史p81)。と書いているのは苅安望氏(「最新版 国旗と国章図鑑」298p、「世界の国旗と国章 大図鑑」99p)、公式テキストの著者である吹浦忠正氏(公式テキスト前編p40、「もっと知りたい!世界の国旗」p182)、そしてWikipediaで見つけた外部のこのページと、そこから切り取った下記画像の青い該当部分、図5です。

図5.ポルトガル語で午前8時半と書かれたページ

また、日の出日の入りは下記サイトです。

 1900年の元旦までしか遡れませんが、そこでも午前4時台に夜が明けております。あらゆる説を考慮して、そこからまた11年後の1911/11/15の日出日入を調べたのですが、全く同じとは言わずとも、差は非常に微々たるものでした。図6です。
 また、ブラジルはサマータイムを2019年まで導入していましたが、それの導入年は1931年です。日本貿易振興機構、ジェトロのこのリンクがそれについて詳しく述べています。直接貼付しなかった理由は、プレビューが表示されなかったためです。

図6.1900/11/15、1911/11/15のリオデジャネイロの日出日入

考察

 この項目は、論文でもレポートでも、最重要視されると思う項目です。私の見解としては、「」の可能性が高いということです。辻原氏と同じか、似た結論です。私はブラジルに住んだ、もしくは旅行したことはないので分かりかねますが、少なくとも日本の場合でも、日出の時間から3時間半、太陽高度にして真夜中からおよそ90°、太陽は昇っています。また図7のように、同じ日付でも地点によって太陽の高度が違いますが、グラフをみる限りこの国の太陽の角度が最大になる時刻は日本よりかなり早そうです。なぜこのような回りくどい結果を示しているかと言いますと、このサイトの時差にマイナスを付ける(ブラジルの標準時にする)方法が現段階ではわからないためです。
 日本に住んでいるだけでもわかることは、星は早朝ではなく夜中や未明に見られます。午前8時半、それも日本よりかなり早くに太陽が昇ると思われるブラジルにおいて、太陽の光にも負けず、何なら人の眼で確認できるほど強く瞬く星が本当にあったのかが疑問です。どこかの職場で夜勤をしたことのある方、もしくは日常的に早起きをしていらっしゃる方ならわかると思いますが、星は日出から3時間経っても、見えていますか?私の思うところですと世界中のあらゆる国(白夜、極夜になる国を除く)では、まず空が天候に関係なく徐々に白み、そして朝日が昇り、「午前8時半」になれば太陽の光に星の光は肉眼では、まず見えないものになると考えられます。プレビューが出ないので埋め込みになりますが、県立ぐんま天文台のページが朝と昼に星が見えない理由について記述しています。昼間に星を見るには、望遠鏡が必要です。
 また、今後の課題とも言えるものは、ブラジルがいつ時差を取り入れたかという問題です。ブラジルは1889年に共和制になりましたが、ちょうど同じ時期の1884年に以下の通り、サンドフォード・フレミング卿が時差という概念を提案しています。1929年までには主要国ではこの概念が取り入れられたのですが、この事実が絡んでくるのかが悩ましいところです。ただ、あくまでも時差という問題ですので、絡んでこない方向で考えたほうが良い気もします。問題は、朝8時半に星が見えたかというものですので。

図7.太陽高度

結論

 諸説ありですが、私が考え抜いた結論としては夜、20:30としたほうがより自然ということです。この結論に至った理由は、どの書籍でも一致している事実が、望遠鏡を使っていないということだからです。

2024/03/29追記

このテーマに関する同程度の文字数の記事を、仕上げました。


ツールと参考文献、ウェブサイト

🔧ツール🔧

1.Cent Browser(調べ物、スクリーンショットなどに多用)
2.Google Maps
3.オンラインで画像を結合 - 無料ツール(図6)
4.高精度計算サイト(図7)


📚️参考文献、ウェブサイト💻

1.いらすとや(ヘッダー)
2.Wikipedia
3.図説 国旗の世界史
4.最新版 国旗と国章図鑑
5.世界の国旗と国章 大図鑑
6.国際知識検定 国旗 公式テキスト前編
7.【法律漫画】レポートのコピペで荒稼ぎするバカ学生の末路(図1)
8.フィンランド公式トラベルガイド | Visit Finland
9.Astronomia da Bandeira Brasileira(図5)
10.ブラジル リオデジャネイロ州日の出日の入り時間
11.サマータイムの実施中止(ブラジル) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース - ジェトロ
12.昼間の星の観察会 ぐんま天文台
13.時差について|時計の知識 | シチズンウオッチ オフィシャルサイト [CITIZEN-シチズン]
14.ブラジルの国旗、朝見たものか?夜見たものか?の続き|tantado_


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