タニシ

観たり読んだり聴いたりしたもののメモ。感想をだらだらと書き連ねるだけなので、ネタバレと…

タニシ

観たり読んだり聴いたりしたもののメモ。感想をだらだらと書き連ねるだけなので、ネタバレとか回避できない。 映画の感想諸事情によりちょっと停滞気味。 ショートショートnoteも気まぐれに書いたりする。

最近の記事

プリンセス:無限ループ(WOWOW)

チェコのファンタジー映画。おもしろかった! 呪いをかけられたお姫さまが20歳の誕生日を何度もループするファンタジー。お姫さまがちょっと老け顔じゃないかな、と思ったけど、何度もループする日々を追ううちになんかちょっと可愛く見えてくる。気が強くて勝ち気で奔放そうな姿しか見えずに終わる1日目、ループしていることを感じながらも探り探り過ごして終わる2日目、そこから何度もループするうちにおもしろくなってきちゃってやりたいことやっちゃえ!みたいになるのがクスッとしたし、飽きてきた頃に自

    • モクソリ(WOWOW)

      韓国のホラー。すごくおもしろくなかった。。。 高校生の仲良しグループが心霊スポットに行く肝試し系のホラーなのだけど、高校生のキャラが全然魅力的じゃなくて序盤からぐだぐだ。主人公っぽい地味女子と爽やか系イケメンを引き立てる&肝試しを盛り上げるためだけに寄せ集められた感がありすぎ。地味女子のトラウマになってる亡くなってしまった親友っぽい子を介したとしても同グループのあざと系女子との接点がなさ過ぎるし、公務員になりたい真面目系男子が馬鹿騒ぎするような配信系男子と旅行行くほど仲良く

      • ホテルレイク(WOWOW)

        韓国ホラー。予告&宣伝では「○○してはいけない」みたいな条件のあるホテルでその禁忌を破った主人公に降りかかる恐怖!的な煽りだったはずだけど、本編にそんな話1ミリも出てこなくてそこがいちばんの驚きでした。どゆこと? ホラーの描写はどれも良くておもしろかったのだけど、つっこっみどころもそこそこあるのであまり色々気にしすぎると楽しめない気がする。湖畔のホテルが題材だからもっと湖に関する逸話とか伝承みたいな土地に意味を持たせる設定があるのかと思いきや何もないし、土着、宗教、思想的な

        • ナンシー・ドリューと秘密の階段(WOWOW)

          ローティーン向けのライトミステリーなので、ストーリーラインも役割分担もわかりやすくて気軽に楽しめる。主人公含め主要人物がみんなキュートで気に入ったので、シリーズになったら続きも見たい。 主人公の女の子(ナンシー/ソフィア・リリス)がとにかくキュート。勝ち気で正義感が強くてボーイッシュで、でも実は繊細で強がりな女の子がたまらなく可愛い。ずっとどこかで見たことある気がするなーと思って、見終わってから検索したら「IT」のベバリーだった。なるほど納得。そりゃー好きだわ。 ナンシー

        プリンセス:無限ループ(WOWOW)

          アブラカダブラ 魔法の箱(WOWOW)

          インドネシアのファンタジーコメディ。私の大変浅い知識で表すと、ウェスアンダーソンを意識した色合いでテリーギリアムのDr.パルナサスの鏡を思わせる場面展開多めの荒唐無稽ファンタジーやってみたかった、という感じ。終盤でベートーベン交響曲第7番台2楽章流れて、ああやっぱりターセムシンもオマージュしてるよね、と思うなど。 登場人物が軒並み意味深な台詞を吐くけれどもたぶん特に何も意味はなくて、と云うか、私には意味がないものにしか聞こえなくて、インドネシア的感覚だと何か面白みがあるのかも

          アブラカダブラ 魔法の箱(WOWOW)

          「忍者傘」(ショートショートnote)

          時は戦国。忍びの者として御法度と思いながらも密かに友栄姫へ思いを寄せていた傘十郎は、いつか争いのない平和な世を迎えて姫と共に心穏やかな時を過ごすことを夢見ていた。しかし戦況は厳しく、宿敵に囚われた姫君の奪還作戦の中で、謎の陰陽師に仕掛けられた術式により傘十郎は魂を奪われ不可思議な輪廻の道を彷徨うことになる。。。 次元を超えた忠誠!傘だけど女子高生に転生した姫君を守りたい!現代に蘇った敵軍と戦うために、そして姫君との恋のために!傘としての役割を超えた傘十郎の死闘が今始まる!

          「忍者傘」(ショートショートnote)

          「おっちょこちょいボーナス」(ショートショートnote)

          ある日の議事録。 本日の議題:ケアレスミスの多いK氏のフォローアップについて 提案:先日採用したアルバイトK氏について、ややケアレスミスが多く感じられる。トレーナーによる作業レクチャーは充分に行われていることを確認したが、理解や飲み込みに時間がかかると思われる。人柄は良く、縁あって採用に至ったので、今はまだミスを責めたり追求するのではなく、量より質の慎重な作業を優先していることをアピールして焦らない環境作り、もしミスをしてしまっても気負いなくトレーナーにフォローを頼める信

          「おっちょこちょいボーナス」(ショートショートnote)

          アナイアレイションー全滅領域ー(Netflix)

          ミッドサマーが話題になった頃に、お花いっぱいの異様な美しさ繋がり、みたいな感じでこのタイトルを知ったのだったと思う。いつか見よう~と思いながら放置してたのをふと思い出して観てみたら、最高におもしろかった! 宇宙からなにかが飛来して謎の領域展開がされているエリアに訳ありのナタリーポートマンがカチコミに行くって感じの内容なのだけど、そんな装備で大丈夫か?って軽装だし、未知のエリアを探索する割には警戒心薄いし、メンバーの息は全然揃わないし、突っ込みどころは満載なのだけど、そんなデ

          アナイアレイションー全滅領域ー(Netflix)

          ポラロイド(WOWOW)

          WOWOWの、気になったモノとりあえず録画しておこう月間で録っておいた映画。なんかもう、タイトルだけで話の想像がつくなって感じだったけど、実際期待を裏切らない王道ホラーでした。 とりあえず怖いとか怖くないとかよりも、画面が暗い。暗すぎる。暗闇でしか動けない霊って設定だとしても暗い。前半特に暗い。映画の中で起きている状況よりも、テレビを見てる自分とリビングの方が暗い画面に反射してよく見えちゃう。なのでまずこの映画を観るときは、部屋の照明を暗めにしておくことを何よりもおすすめし

          ポラロイド(WOWOW)

          WOWOWの契約をした話

          THE YELLOW MONKEYが好きなのです。11月に東京ドームでライブがあって、それをWOWOWで生中継するとのことで契約をしました。初月は無料、解約は翌月以降、と云う条件だったので12月末までWOWOWが見れます。 プライム、ライブ、シネマの3チャンネルがあって、想像以上に映画が豊富!テレビ初出しの「パラサイト」が見られるだけでも元が取れたようなもんです。昨年末から今年前半にかけて見逃したなーと思っていた映画がポンポン出てくる。「パラサイト」「初恋」「テリーギリアム

          WOWOWの契約をした話

          ラブ、デス&ロボット(Netflix)

          SF系アンソロジーの短編集。1話がだいたい10分前後なのでとても見易い。どれも映像がすごく綺麗でクオリティが高いし、各話テイストが様々なので見飽きないというか、見入ってしまった。 特に気に入ったのは「ラッキー・サーティーン」これは好き。不吉だと言われてきた13番機に新しく就いたパイロットの話で、アンラッキーをラッキーに塗り替えたパイロットと13番機AIの友情というか、親愛の物語。13番機AIは特に喋るわけでもなくて、意思なんてないただの飛行機のように見えるのだけれども、信頼

          ラブ、デス&ロボット(Netflix)

          ザ・ヴォイド 変異世界(Amazonプライムビデオ)

          とっても好きなタイプの映画でした。カルト教団!クリーチャー!異世界!ショットガン! 物語がはじまってからの疾走感がすごい。誰の状況もこまかい説明がなくて、主人公とともに戸惑いながらなんとか状況を把握しようとしたり、敵とか味方とかを見分けようとするのだけれども、その隙を与えずどんどこ人が死んでいってあっという間に現場は血塗れ!わーお! 中盤まで来るとやっと状況が見えてくるも勢い止まらず。登場人物は惜しみなく死んでいくし、クリーチャーは見境無く人間を踏み潰すし、主人公も主人公

          ザ・ヴォイド 変異世界(Amazonプライムビデオ)

          ブラック・ボックス(Amazonプライムビデオ)

          ※ネタバレする感想しか書けないのでご注意ください。 アマプラにおもしろそうなのが来てるぞ、とチェック。見終わって、いや中盤の種明かしからずっともう、ココロはひとつ! なんだこのクソババア!!! この一言に尽きるなって感じの作品でした。胸糞悪いポイントが結構詰め込まれてる映画なので、見る際には注意が必要だと思います。クソDV野郎の被害者ぶるDV描写とか、母親を失った家庭で強制的に大人のように振る舞わなければならない子どもとか、私は好かないポイントなので舌打ちしながら見てま

          ブラック・ボックス(Amazonプライムビデオ)

          イン・ザ・トール・グラスー狂気の迷路ー(Netflix)

          Netflixに登録したら観たい!と思ってたシリーズ。 スティーブンキング原作って当たり外れがかなり激しいけど、私的にはこれは結構当たりでした。「CUBE」の監督さんの作品とのことで、閉塞感の演出、加速する狂気、無垢な祈りだけが解放につながる、などなど共通項を感じてみたり。 トールグラスの中で時間や空間がねじ曲がっていく様子が最高にスリリングで良い。兄妹がジャンプしてお互いの位置を確認するところとか、シンプルに異常事態が描かれていてドキドキした。妹の元彼のトラヴィスがトー

          イン・ザ・トール・グラスー狂気の迷路ー(Netflix)

          Netflixのこと。

          「もう終わりにしよう。」が観たくて始めたNetflix。おもしろいタイトルがわんさかあって、観ても観てもマイリストが消費しきれなくて、結果、お試し期間終了後も継続することにしました。2021年のいつになるかわからないけど、「スプリガン」の新作アニメ公開されるみたいなので、少なくともそれを観るまでは継続かな。。。 Netflixを見ていて気になるのは、日本語の吹き替えモノを観ているときの日本語字幕との翻訳のずれ。言い回しもニュアンスも大きく違うから、耳で聞く台詞と目で見る台詞

          Netflixのこと。

          ロスト・イン・スペース(Netflix)

          夫がSFらしいSFが観たい、と言うのでロストインスペースを選んでみた。 宇宙が舞台のファミリードラマ。不時着した惑星でリサーチも満足にできていない場所なのに、不用心すぎない?と思う行動を重ねる家族だけどすごくラッキーなパワーにあふれているのでなんだかうまいこといって助かっちゃう、主人公補正バリバリの強引なご都合展開だけれどもその姿勢が徹底しているので安心して観られるドラマでした。ロボット君のビジュアルがかっこよくて、そこはSFらしくて良かった。 一応、他惑星に移住するのに

          ロスト・イン・スペース(Netflix)