ポラロイド(WOWOW)

WOWOWの、気になったモノとりあえず録画しておこう月間で録っておいた映画。なんかもう、タイトルだけで話の想像がつくなって感じだったけど、実際期待を裏切らない王道ホラーでした。

とりあえず怖いとか怖くないとかよりも、画面が暗い。暗すぎる。暗闇でしか動けない霊って設定だとしても暗い。前半特に暗い。映画の中で起きている状況よりも、テレビを見てる自分とリビングの方が暗い画面に反射してよく見えちゃう。なのでまずこの映画を観るときは、部屋の照明を暗めにしておくことを何よりもおすすめします。

そして、欧米諸国が舞台の映画あるあるだと思うのですけれども、登場人物たちの過ごす家の照明がすごく暗い。日本はだいたいの家が天井に照明がついていて部屋の隅々まですごく明るくて、廊下とかトイレがちょっと暗いかなって感じが一般的だと思うのだけれども、映画で見る外国の家は基本間接照明で、部屋全体を明るくしてるのをあまり見ない気がする。コーカソイドはメラニン色素が薄くて眩しさに弱いせいなのかな。暗い部屋で怖がってるのを見ると、とりあえず部屋の明かりつけなよ!と思うけど、それは日本人的感覚なのかなーって思ったりした。

この映画の霊はものすごくパワフルで、直接手を下してくるタイプの物理系。私はどちらかというと貞子みたいな念力系とか、コワすぎの宇宙ミミズみたいな超常現象系の方が得体の知れない感じがして好きなので、物理で来る&物理攻撃が効くタイプはちょっと興ざめというか、おもしろくなっちゃう。霊というか、クリーチャーだったな。

タイトルで、あー心霊ポラロイドかーって想像つくし、アメリカのティーンはすぐにパーティーするし、いちゃつくカップルはとりあえず死ぬし、主人公はほぼ無傷で生き残るし、目新しいことは特になかったな。ポラロイドカメラとクリーチャーの正体にまつわるエピソードにちょっとひねりを加えましたって感じだったけど、ソイツの本懐だったはずの相手が死んでも意味なかったし、見て見ぬふりのおばちゃんにしっぺ返しもないし、全てがライト。エグいシーンもほとんど無いから、ノリ的にはほん怖とかみたいな、子どもも見れる怖い話って感じなのかな。あえてそう作ってるのかもしれない。知らんけど。

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