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イブからクリスマス
クリスマスイブ、小学校の中学年になった娘は友達とクリスマス会へ出かけた、そのまま友達の家に泊まらせていただくことになっている。息子はアルバイト。
私はイブにアルバイトを頑張る息子へ、クリスマスケーキを買いに出かけた。
その前に近所の焼肉屋でランチした。店員がサンタクロースの帽子を被っていた。ひとり焼肉を堪能!ランチだからお手頃価格だけど、いつもよりほんの少し奮発した。
「今日はたくさんお客さんがいらっしゃいましたか?」
と聞くと、サンタクロース姿の店員が
「今日は全くお客さんが来なくて、お客様が本日一人目のお客様です」
と丁寧にもてなしていただいた。ほっこりした。
そして、駅にある商業施設へ向かった。まず本屋を少し眺めようと入ったら、だいぶお年を召した女性が、積み重ねられた本を倒してしまった。私は女性のそばに向かい落ちた本を拾うのを手伝おうとしたが、なんと私より早く、今時の服に身を包んだ若い男の子が走り寄り、女性の手伝いをし始めた。私はなんだか、すごく優しい気持ちになって、気分良く店を後にした。
クリスマスケーキはどこも行列だが、少し並んで苺専門店のショートケーキを購入。ほんの少し自分用にアクセサリー店で、アクセサリーのプレゼントを買い、帰り足は軽やか。
帰宅して、娘がお世話になっている家のママ友から、楽しく過ごしてますよ、と写真とメッセージが送られてきた。気にかけていた私は、良かったと安心する。
アルバイトから帰宅した息子は苺のショートケーキを、美味しい、美味しい、と言葉を発しながら嬉しそうに食べていた。私も嬉しくなる。
そして、離れて暮らすパートナーには買っておいたクリスマスプレゼントを紹介する動画を撮って送った。
それから、クリスコロンバスが監督を務めた2000年の映画「クリスマスクロニクル」を鑑賞した。ゴロゴロしながら、家事をしながら、ちょっとずつ観た。サンタクロースのソリが壊れ、人間の子供たちが手伝いながらクリスマスの朝まで世界中の子供達にプレゼントをなんとか届け終える、というお話だ。
疲れたので少し途中で眠ったりして、観終わった頃には夜が明け、映画の中のサンタクロースも沢山あったプレゼントを、何とか最後の一人に渡し終えていた。
すごいベストなタイミングで映画を観終えたので、なんだか、私にもサンタクロースが来た気分になった。
とても良いイブからクリスマスの朝だった。幸せが詰まってる日になった。
クリスマスは少し眠りながら、のんびり過ごそう。
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