グルテン(小麦)過敏症は克服できる!

小麦を使ったパンや麺類などの食品を食べると、お腹の調子が悪くなったり、お腹以外の症状(耳鳴り、めまい、頭痛、動悸、不安、足のだるさ、歯の痛み)や、生活習慣病(糖尿病など)の悪化をきたす患者さんがいらっしゃいますが、そういう症状はグルテン(小麦)過敏症と呼ばれています。

小麦過敏症は一般的な小麦アレルギーとは異なることに注意が必要です。
なぜなら、「セリアック病または小麦アレルギーのいずれにも罹患していない被験者において、グルテンを含む食品の摂取に関連した腸および腸外症状を特徴とする症候群」と定義されているからです(Catassi, C. et al. Nutrients 2015,7, 4966-4977.)。

小麦アレルギーは、小麦を食べるとIgE抗体を介する即時型の過敏反応が起きる病気であり、血液検査食物負荷試験で診断されます。この場合は、アレルギー専門医に治療や食事の指導をおこなってもらう必要があります。

小麦アレルギーではないにも関わらず、小麦に対する過敏症状で日常生活に支障をきたしている場合、それを科学的に証明して確定診断をつけることは容易ではありません。自費の検査はいろいろありますが、高額な費用がかかりますし、検査結果が出るまでに数週間と時間もかかるので、当院では推奨しておりません。症状の原因を推定するだけであれば、わざわざ高いお金を払って自費の検査をするよりも、早く治療に入った方が効率がいいと私は思います。

当院では、医療者の気の感受性を増幅するゼロ・サーチというエネルギー検知器を使って、患者さんの症状や病気の原因を推定することが可能です。コストもかからず、リアルタイムにその場で結果が推定できますので、すぐに治療に入ることができます。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のタイトルは「小麦過敏症は克服できる!」です。そうです、克服できるんです。ということがようやく患者さんを診療する中でわかってきました。

いったいどうすれば過敏症を克服できるのか?

それは「小麦に対して免疫細胞が過敏反応を起こす原因を除去すること」です。

小麦過敏症の原因は、グルテンではなく、「腸などの免疫細胞の異常」であるというのが、真実に近いのではないかと考えます。
最近の文献では、「自然免疫(獲得免疫や自己免疫ではない)の活性化」が原因ではないかとの仮説があり、さまざまな研究で検証されています(Victor F Zevallos, et al. Gastroenterology. 2017 Apr;152(5):1100-1113.)。

そもそも、異常な免疫反応を起こす小麦の成分は「グルテン」だけではなく、「アミラーゼ・トリプシンインヒビター(ATI)」というタンパク質も以前から注目されており、むしろ、このATIのほうが実は引き金なんじゃないかとも言われています。

ですので、厳密には「グルテンフリー」だけでは対症療法としては不十分ということになりますが、ややこしくなるので、この話はここまでにしておきます。

話を戻します。

「免疫細胞が過敏反応を起こす原因」は何か?

それは、
「酸化しやすい植物油脂の摂取」
「水銀などの金属汚染」
電磁波障害による弱毒ウイルス活性化」
です。

それぞれをどうやって解決していくのか?
「酸化しにくい調理油を使うこと」
「金属汚染の原因を除去すること」
「電磁波曝露を減らすこと」

これしかありません。

毒にまみれた現代において、そんなことが果たしてできるのか?

できます。

そのためには、
「小麦過敏症を克服したい!」ではなく、
人生を変えたい!
という強い意志が必要です。

これはどんな症状や病気を克服(完治)する際にも同じことがいえます。
時間はかかるかもしれませんが、目標を「病気を克服したその先にあるもの」に設定できないと、ライフスタイルの改善なんて地道で地味なことは続かないんです。

でも、登山と同じように、自分の足でゆっくりでも着実に登ってゆけば、いつか必ず頂上にたどり着くことができます。

高額なサプリメントや健康食品を使って、ロープウェイで一気に頂上まで向かうことも可能なのかもしれませんが、自分の足で歩くことで、どのような道のりをたどってきたのかが体感・記憶できます。

ライフスタイル改善の効果を体感・記憶しておくと、再度調子が悪くなってきたとしても、自分で修正できるようになります。

ロープウェイで一気に頂上まで行った人には、自己修正がおそらくできません。がんなどの急ぐ病気の場合はそういうやり方も一時的には必要かもしれませんが、再発予防にはライフスタイルの改善が必要です。

とにかく、人生を変えるためのライフスタイル改善にこつこつと取り組んでいくことができれば、小麦過敏症だろうがなんだろうが克服できます。

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