チャイのめんどさを考える。チャイはめんどくないよ、自由で気軽で楽しいよっていう話

こんにちは。今回も記事をお読み頂きありがとうございます。

今回は前回と少し趣向を変えて「段階別のめんどいと解決策」という感じに書いていこうと思います。

作る前段階から作った後まで、あくまでよく聞く、もしくは自分が個人的にめんどい・・・と感じるものについて考えていきますので、もしも「これもめんどいよ~」と言うのがあればお伝えいただければ後々まとめたいと思います。

自分のめんどいと感じる事と書きましたがやっぱり訂正。めんどいと「感じていた」ことにしましょう。チャイ作りって怖いものでずっとやってるとめんどいとか大変とか無くなるような気がするんですよね。呼吸と同じで当たり前のことに・・・(カッコつけ)

そこまではお大袈裟にしても入れて飲む楽しさや美味しさの方がめんどくささを上回ったり、入れた後のほっこり感、リラックスした気分を感じられる時間が段々長くなっていくような体感も。

ちょっと栄養的な話ですが、副交感神経が優位になったり脳神経を活性化させたり、抗ストレスホルモンを分泌する副腎の働きを高めてくれるという効果もあると言われているので、実際にストレスに強くなって、今までストレスだったこと、嫌だと感じていた事、めんどかったことに対する意識が変わるのかもしれませんね~。今回の記事でチャイ作りのめんどいを少しでも減らしてチャイを作って入れる回数が増えて、ストレスが減って・・・なんてことになる人が増えてくれたら(地味に推す)。

①作る前編

作る前の準備や材料のあれこれです。ざっくり行きましょう。

Q 材料揃えるのが・・・                      A 前回の記事でお伝えしたようにネットでポチポチすれば寝ながらでも材料もカップもコンロも揃います。便利な世界です。

Q スパイスって種類が多くてめんどい・・・調べるだけで疲れる・・・ A 対処法がいくつかあります。一つ目、チャイマサラやチャイ用スパイスミックスを使う。これもネットで見つかります。基本的なスパイスがパウダー(ホールの物も)になってミックスされて入っています。お茶を煮立ててミルクを入れてさっと一振りして少し煮込むだけの凄いやつ(語彙力)です。

二つ目、使うスパイスを絞る。色々な方のイメージを聞くとチャイで一番想像するのがシナモンの香り。なので初めての方は最悪紅茶にシナモンスティックを入れて煮出してミルク、砂糖を足すか、紅茶だけ煮出してミルクと砂糖を入れて最後にシナモンパウダーというやり方もあります。これはチャイのイメージから外れにくいのと好き嫌いが分かれにくいのが良いところです。辛さもありませんのでスパイスが得意ではないという方にもおすすめです。

温まる事が目的なら生姜です。紅茶を沸かしてミルクと砂糖を入れて煮立てて、火を止める直前に生姜をゴリゴリ摩り下ろして加えます。30秒~1分間煮たら完成。生姜のピリッとした辛味と刺激が体を温めてくれます、

チャイらしいチャイがスパイス1つで飲めたなら・・・そんな夢もかなえます。「オールスパイス」ガンガンに推しておきます。自分が好きなスパイスベスト3に入るであろうこのスパイス。ナツメグ、シナモン、クローブの3つのスパイスの香りを合わせたような香りを持つスパイスと言われる、ほんのりした甘さと若干の辛味のあるスパイスです。

もちろんホールを買って砕いて煮出すときに入れて~と言うのがベストですがそれすらめんどいという方、大丈夫、昔の自分と同じです。パウダーもあります。例の如く煮出しミルクティーを作ってカップに注いだらオールスパイスパウダーをフリフリします。多めがお勧め。オールスパイス依存症になれます。スパイス1つでこんなに?っていうくらい複雑で本格的っぽい香りになります。

これ一つあれば他のスパイスいらないや~とかなりかねない、非常に危険なスパイスです。基本のチャイと飲み比べましょう。そしてできれば基本のチャイの仕上げに振りましょう。一瞬でスパイス沼に腰くらいまで沈みます(手遅れ)。そんなスパイス。これを語りだしたら記事2つ以上書けそう。

Q 火を使うのがめんどい、暑い。                  A 水出し紅茶もしくは文明の利器「電子レンジ」の出番です。茶葉をお茶パックに入れて水ぽんっ、か電子レンジに紅茶と水入れてチンッ。ミルク入れてもう一回チンッ。後は砂糖とお好みのスパイスを入れて。せっかくの文明、恩恵にあやかりましょう。ただ煮出しを飲むとこれでは物足りなくなる危険性も理解しておきましょう。

Q 材料を計るのがめんどい。計量カップとか洗い物増えんじゃん。   A 結論だけ言いましょう。計らない。

何度か書いているようにチャイは自由な飲み物です。きっちり計らないと~と言う方もいらっしゃいますがそれでも言います。

チャイ=自由。

きちんと入れないと美味しくないというのは、きっとその方の理想にチャイの味にならなかったからじゃないかな・・・と思ってしまうのですよね。もちろんインドでも他の国でもきちんと計って作る過程はありますがその味に慣れてしまっている可能性も。

とはいえ、初めて作る場合やずっと作り続けてきたレシピがある場合を除けば、自分の好きなように水の量やミルクの量、スパイスの量、入れるタイミング、煮立てる時間、どれをとっても自由に作って大丈夫です。毎回計って作って、洗い物して飲んでまた鍋洗って~とやっていたらチャイがいくら美味しくても、リラックス効果があっても嫌になってしまいますし、続かないですよね(苦笑)。

飲みたいカップの杯数分の水とスパイス入れて煮立てて、茶葉(一杯でだいたいティーバッグなら1個分、茶葉なら小さじ1~2くらい)入れて、5分位(ここもお好みで)立ったらミルクざー。              濃厚が好きな方なら多めに、軽めが好きな方なら少なめに入れて砂糖などを入れる方はここで加えて、また5分くらい煮てお好みで生姜摩り下ろして加えて完成。                             カップに濾しながら注ぎます。おろし金すらめんどい方はチューブの生姜。

あ、注ぐ時にお玉は諦めて使うことをお勧めします。注ぐ前にきちんと混ぜられて味がまろやかになるから、という事も言いたいのですが、何より使わないと色々泣きます(体験談)。

こぼれて量が減るわ、洗い物増えるわ、こぼれた所拭かなきゃだわ・・・。鍋によるのかもしれませんがお玉は本当にあった方が間違いないです。インドの方のように鍋からカップにざーっと入れようとして悲惨な目に何度遭った事か・・・(遠い目)。

②作る編

作る前編でちょこちょこ作る段階のところにも触れてしまったのであまり無さそう・・?

Q 火加減の調整が面倒。                      A あえて煮立たない弱火でじっくり煮出す方法も。少し時間はかかりますがこちらもスパイスの風味や紅茶のコクがしっかり感じられて美味しいです。しっかり沸騰したところで煮出す方が紅茶の成分は出やすいと言われていますが、長時間煮出した方が出やすい成分も。飲み比べてお好みの作り方を選んで頂ければと思います!

Qミルクを足してからまた煮込むのが・・・。             A こちらも対策が2つほど。

1つ目、ミルクと紅茶を同じタイミングで別な鍋で煮立てる。

これはインドでもよくやられる方法だそうですが、紅茶とスパイスを煮立てている間に牛乳も沸騰させておいて、5分間紅茶を煮出したら温めた牛乳を合わせるというもの。合わせたら少し煮ながら全体を混ぜて完成。ただ、この方法ですと、コンロが一口しかないとできなかったり、洗い物が増えたり、かえって面倒になったりという可能性もあります。そんな方向けに2つ目の方法。

2つ目、入れるタイミングを変える。

煮る時間がめんどいということなら時間を短くすれば・・・というわけで、まず水とスパイスを鍋に入れます。沸騰してボコボコ泡が出るくらいになったら「多めの茶葉」「ミルク」を一緒に加えます。

そんなやり方いいの?と言う方、

チャイは自由です!!(うるさい)

と言うのは冗談で、これまたインドではありがちだそう。スパイスを入れたミルクで紅茶を煮出すやり方。これもまた濃厚でしっかりしたチャイが飲みたい方にはお勧めです。ちょっと煮出し時間が短いのでスパイスの香りが出にくい事もありますのでパウダースパイスを準備しておいて、仕上げや物足りないと感じた時に使うと良いですね。ちなみに茶葉を多めに入れるのは紅茶の成分を短時間でも出すようにという意味合いです。1.5倍ほど入れれば十分に同じくらいの濃さのチャイになります。

Q 濾すのがめんどい                        A チャイ作りで恐らく全員がめんどいと感じていますのでご安心ください。と言ったら解決してませんし確実に怒られますのできちんと考えます(汗)。

1つ目、ティーバッグ、もしくはお茶パックを使う。茶葉を濾す必要がないようにティーバッグの紅茶を使ったり、お好みの茶葉をお茶パックに入れて煮出す方法です。鍋が茶葉で汚れにくいというメリットも。

2つ目水出し法もしくはレンジ様を使う。上に書いた方法と似ていますがそもそも茶葉バラバラにならなければ濾す必要はないので上と同じ方法で冷やしで作ったり鍋を使わないで作ってもいいわけです。煮出さないと、しっかりリーフでやらないと、そんなプレッシャーに追われず、気楽にやりましょう。楽しく作って美味しく飲んで癒されましょう。適当とか言わない!!


どんな時でも気楽に作ってすぐ飲める、すぐ幸せになれる、それがチャイ(危ないアレじゃないよ。)

今回は作る前と作っている時の「めんどい」に対する解決法を考えていたわけですが、途中から作る前と作っている時が混ざった解決法になってしまいましたね(汗)。その点は了承ください・・・。

ほんっとうにしつこくて申し訳ない位なのですが、チャイはインドや他の国では想像以上に気軽に飲める、場所によっては水分補給が水ではなくチャイという、それくらい身近な飲み物です。町のあちこちにチャイのお店がありますし、どの時間に行っても飲めますし、時間もかからずさっと作ってさっと出してくれてすぐ飲める、それがある意味当たり前のようになっているんですね。

地域がら、日本とは違うから、という事もあるかもしれませんが、とにかくお伝えしたいのは「チャイはめちゃくちゃ気楽な飲み物だよ」「思うほどめんどい、手間がかかる、堅苦しいものじゃないんだよ」ということです。

馴染みがまだまだなかったり、カフェなどおしゃれなお店やインド料理専門店で出されるということでどうしても、おしゃれ、難しそう、作るのは手間がかかりそう、家で飲むような身近な気軽に飲むようなものではなさそう・・・。というイメージがかなり強いように感じています。

でも実際のところ今までも書いてきたように、普通のお茶と同じポジションだったり、水のように何倍も飲んだり、活力剤として仕事や家事の前や合間にさっと飲んだり、お店では常にチャイが沸いていて、すぐに飲めたり、家庭でもそれぞれのレシピがあるくらい身近だったり・・・そう考えるとちょっとチャイに対するイメージが軽い物になりませんか?

本場のように屋台はないですし、スパイスもどこのお店でも手に入るとは限りません。でも今回対策として書いた方法を見て作るハードルが少し低くなったり、スパイスに対しても「なんだこんな簡単に自分でも手に入れられるのか」と、より身近なものに感じられるようになって頂けたなら嬉しく思います。

日本ではコーヒーが眠気覚ましや仕事の前、合間に飲むもの、リラックスのために飲むものと言うイメージで生活に根付いているように、チャイもそれくらい身近で手軽に飲めるものになっても良いんじゃないか。ずっとそんなことを考えています(笑)

少しずつでもチャイを知って作る人が増えれば、飲む人が増えれば、沼にハマって抜け出せなくなれば、チャイがもっと身近になって、色々な場所で飲めて、簡単にすぐに癒される、幸せなれる(ヤバくないよ)かもしれません・・・。

そこまではいかずとも、自分の記事を読んでチャイに対するイメージが柔らかくなった、作りたくなった、作ってみたら美味しくてハマってしまった(ココ目標)と言う方が少しでもいてくれたなら本当に嬉しいです。

別にインドの人にお金もらったり、チャイ業界(あるのか分かりませんが)やスパイスやお茶のメーカー様と繋がってる訳でもないのでここまで推すと完全に怪しい人になりかねませんが、それでもガンガンに推します。どんどん沼に沈む人を増やすために書いていきます。

長々と書いていて申し訳ありません。気になった方は本当に一度作ってみていただきたいですし、興味がない方も試して頂きたいですし、「長々とめんどい」と言う方は記事読まないでとりあえず作って、チャイがあまり好きではない方はスパイスやミルク、煮出し加減、甘さを変えて自分好みに作ってみて頂きt(しつこすぎるので割愛)

そんなわけでめんどいチャイのあれこれと対策についてでした。

いつも長い記事にもかかわらず読んで頂いている方、本当にありがとうございます!初めての方も自分の記事を見つけて、興味を持って頂いてありがとうございました!よろしければチャイの世界に・・・(どこまでも勧誘する、)

これで失礼します、繰り返しになりますが今回もありがとうございました!

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チャイの試作やスパイス・ハーブを購入させて頂きます。
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