見出し画像

【華やぐ夜】ざらざらかぼちゃポタージュ

私は料理好きですが、ブレンダーやフードプロセッサーの類は持っていません。それどころか便利グッズ的なものはほとんど何も持っていません。なんだか邪魔になるし、何より洗うのも面倒で、乾かす場所を取るのもあまり好きではありません。

便利道具で持っているものといえば300円で買ったブンブンチョッパー的なやつくらいでしょうか。なので、ポタージュなどのレシピを見かけると「いいなぁ」と思うもののそんな滑らかなものは作れません。しかし、100均で買ったすりこぎを片手に極力滑らかなポタージュを作ろうと試みるのです。

さらさらと滑らかなものだという固定概念があるからざらざらと固形が残るポタージュが嫌なのです。「ざらざらポタージュ」だとはじめからわかっていればざらっとしていても気になりません。むしろ飲み物というより食べ物感が増して、おいしいですよ。ぜひ作ってみてくださいね。

ざらっとしたポタージュでも良いんです

庭で採れた変なかぼちゃ。

母から「かぼちゃが余ってるから何か作ってくれ」と奇怪なかぼちゃを受け取りました。昔運動会に持っていくような大きな水筒にかぼちゃポタージュを入れて友人宅に宅飲みに出かけたような私。迷わずポタージュにしようと決めました。

ポタージュの良いところは、調味料が少なくて済むし、野菜を丸ごと摂取できるところ。それになんだか特別感があって、ふわっと食卓が華やぎます。

100均すりこぎ大活躍。

本格的なものは違うのかもしれませんが、簡単に言えば、かぼちゃを潰して牛乳でのばして温めるだけ。誰でも簡単に作れます。皮を削ぎ落としたり、切るのが少し面倒ですが、ぜひ一度作ってみてくださいね。

材料(3〜4人分) 
かぼちゃ 種わたつきで250g
玉ねぎ 50g
牛乳 500ml(結構もったりするので、好みの粘度になるように調整)
バター 10g
小麦粉 大さじ1
塩麹 小さじ1〜大さじ1
砂糖 お好みで小さじ1/2〜1ほど

作り方
1 かぼちゃのタネとワタをスプーンで取り除く
2 皮を包丁で削ぎ落とし、1口大にカット
3 ラップをして、600Wで2〜4分くらい(しっかり柔らかくなるまで)
4  3をすりこぎなどでつぶし、牛乳の半量でのばしてなめらかにしておく
5 たまねぎをみじん切りする
6 バター10gを弱火で熱し、溶けたらたまねぎを入れて透明になるまで炒める
7 小麦粉大さじ1を入れ、たまねぎと練り合わせるように1分ほど炒める
 ※焦げ付かないように注意
8 7に牛乳の残り半量を入れ、溶かし合わせる
9 8に4を合わせ、沸いたら、極弱火に落として、1〜2分火にかける
10 味見をしながら塩麹を小さじ1ずつ加える
11 甘みの少ないかぼちゃなら砂糖を小さじ1/2程度ずつ加えて味をチェック

レシピのポイント

  • かぼちゃカット気をつけて

  • 味付けはシンプルに

  • 小麦粉を入れる

かぼちゃカット気をつけて

このように皮を削げば手を切る心配もないです。

かぼちゃを切るの大変ですよね。レンチンしてから切ったり、皮を剥がしたりするのも良いですが、身が余分に剥がれ、まな板が汚れやすくなる気がするので、頑張って生の状態で切っています。少しだけチンしてから切るのもひとつの方法ですね。
皮を剥くのも大変で、ピーラーで剥くのは結構危険なので、包丁で削ぐようにしています。とにかく気をつけてくださいね。

300円で買ったチョッパー。動作のなめらかさゼロ・・・。

たまねぎのみじん切りはもちろん包丁でも良いですが、チョッパーくらいは持っておいても良いかもしれませんね。
ちなみに私は便利調理器具的なものがあまり好きではないのですが、ホームセンターで300円で売っていたチョッパーを買ってみました。回転がスムーズではなく、いまひとつ。1000円程度で買えるものもあるので、Amazonや楽天で評価の良いものを探した方が良いかもしれませんね。

味付けはシンプルに

手作り塩麹。簡単に味が決まる。

かぼちゃはそれ自体がおいしいので、調味料はそんなに要りません。今回は塩麹だけ使いました。3〜4人の分量なら、小さじ2〜大さじ1くらいが良いと思います。普通の塩なら小さじ1くらいでしょうか。
バターはぜひ使ってくださいね。今回は10gにしましたが、お好みでもう少し増やしても良いかもしれません。

小麦粉を入れる

たまねぎと練り合わせられた小麦粉。これがうまいんだ。
とろりと優しいポタージュに仕上がりました。

小麦粉なしでも良いですが、今回はブレンダーで具材を細かくしていないので、どうしても口当たりがざらっとしやすいです。口当たりが少しでもとろりとなめらかになるようおまじないのように小麦粉を入れています。焦がすと雑味になって、ポタージュの優しい味わいの邪魔になるので、とろ火で焦げないように注意してくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?