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タロット解説

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毎日インスタグラムでタロットカードからのメッセージを掲載しています。ここではその解説を書いていきます。タロットカード勉強中の方、私の講座を受講中の方の参考になればと思います。 h… もっと読む
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2020年4月の記事一覧

カップ9(2020年4月14日)

カップ9(2020年4月14日)

今日は小アルカナのカップ9。

カップは水の元素で、感情を表します。
9の数字は旅を表します。

情感の伴う旅や、感情体が遠くまで旅をするのが、カップ9です。

感情体の旅とは、夢見のような変性意識下での旅です。
たとえば瞑想中に高次の意識状態になるためには、軽い感情が必要です。
日常の出来事や人間関係に引っかかるものがあれば、引っかかって飛ぶことができないということです。

水の元素の旅は、感情

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10運命の輪(2020年4月13日)

10運命の輪(2020年4月13日)

今日は大アルカナの10運命の輪。

運命の輪は、生命の樹ではケセドとネツァクを繋ぎます。
ケセドもネツァクも左の柱にあり、個人の範囲を越えたものに開いていきます。
右は限定し狭め、左は許容し拡大します。

ケセドは木星のような集団社会の価値を表し、ネツァクは金星のような楽しみや感受性を表します。
ネツァクはケセドから個人を越えたものを受けとります。
それは恩恵でありチャンスです。

金星と木星のセ

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ペンタクルス9(2020年4月12日)

ペンタクルス9(2020年4月12日)

今日は小アルカナのペンタクルス9。

ペンタクルスは土の元素で、目に見えるもの、物質や肉体、実際的なものを表します。

9の数字は、価値観や信念を表し、心の中のルールは軸として決まっているけれど、だからと言って、具体的に何をするのかは決まっておらず自由です。
つまり、ここではないどこかを探し続ける姿勢でもあるし、ひとつの題材を追求する姿勢でもあります。

ペンタクルス9は、高望みのカードと言われる

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カップ4(2020年4月11日)

カップ4(2020年4月11日)

今日は小アルカナのカップ4。

カップは水の元素で、感情や情緒を表します。
結合し融合する性質があります。

4の数字は、異質なものを取り込み、コピーすることで増やし、安定化させ普遍化させます。
個人を越えた普遍的なソースに接続します。

カップの4は、底なしに取り込んでいく作用があります。
個人の枠が緩んだとき、個人を越えた力を取り込むことができます。
疲れ果てたとき、眠りにつくとき、病気のとき

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8正義(2020年4月10日)

8正義(2020年4月10日)

今日は大アルカナの8正義。

正義のカードは、生命の樹ではティファレトとゲブラーを繋ぎます。
自己の中心であるティファレトが右の柱にあるゲブラーに向かいます。
右の柱は下に向かい、押し出ていきます。

ティファレトは太陽。
ゲブラーは火星。

太陽と火星のセットは、意志にエンジンがついたように押し出していきます。
火がつき勢いがあります。

正義のカードは、周囲の人の考えや状況に振り回されることな

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カップキング(2020年4月9日)

カップキング(2020年4月9日)

今日は小アルカナのカップキング。

カップは水の元素で、気やエーテル体を表します。
エーテル体は、肉体が終わっても失われることのない、永遠に感じるような自己です。

人物カードのキングは、絶対的な高次の意思です。

カップキングは、肉体を越えた霊が受け継ぐ意思を表します。
土の元素である肉体が受け継ぐ家系や血筋ではない、霊の血筋です。

血液には自我があると言われていて、肉体が変わっても連続する記

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ペンタクルスクイーン(2020年4月8日)

ペンタクルスクイーン(2020年4月8日)

今日は小アルカナのペンタクルスクイーン。

ペンタクルスは土の元素で、物質や肉体を表します。
完成や完了であり、限界性があります。
火や風の元素からすると、土の元素はその活動力を封じ込められるように感じます。
肉体の中で精神や知性は、もっともっと遠くへ行こうとしています。

人物カードのクイーンは、高次な意識を表します。
キングの意志を受け取ることができる意識状態とは、目覚めているときには到底無理

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ペンタクルス4(2020年4月7日)

ペンタクルス4(2020年4月7日)

今日は小アルカナのペンタクルス4。

ペンタクルスは土の元素で、他の元素を内包する器としての物質や肉体を表します。
占星術のサインの土の元素は、牡牛座、乙女座、山羊座です。
牡牛座の資質、乙女座の防衛力、山羊座の社会性は参考になるでしょう。
土の元素は、輪郭があり限界性があります。
また、カードが金貨で表されるようにお金を表します。

4の数字は、コピーし増やす作用、異質なものを取り込むこと、個人

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カップクイーン(2020年4月6日)

カップクイーン(2020年4月6日)

今日は小アルカナのカップクイーン。

カップは水の元素で、感情や気、エーテル体を表します。
水に水が混ざって区別がつかなくなるような、結びつく性質があります。
場を共有することで、思いを同じにしていくことや雰囲気を作り出すのは水の性質です。

人物カードのクイーンは、キングの意志を受け取る器として、果てしなさと豊かさを持ちます。

つまりカップのクイーンは、果てしない受容性を持ちます。
またクイー

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6恋人(2020年4月5日)

6恋人(2020年4月5日)

今日は大アルカナの6恋人。

恋人のカードは、生命の樹ではティファレトとビナーを繋ぎます。
自己の中心であるティファレトに、世界を生み出す母であるビナーの力が降り注ぎます。あらゆるものがビナーから生まれ、私たちはビナーの中で生きています。

個人に与えられる運命は、母が子に与えるようにビナーとティファレトに関係します。
ビナーにより可能性を与えられ、ティファレトは個人の運命を生きることになります。

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ワンド10(2020年4月4日)

ワンド10(2020年4月4日)

今日は小アルカナのワンド10。

ワンドは火の元素で、目に見えない精神性や哲学性を表します。
植物が成長するときの生命力や創造する力も火の元素です。

10の数字は完成や完了を表します。
元素で言うなら土の元素のように、他の元素を内包しコンパクトにまとめあげます。

ワンドの勢いのある活力が、10という土の元素に押し込められるのは、環境の圧力にやる気を消されるようなものです。
10は占星術では山羊

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ペンタクルスペイジ(2020年4月3日)

ペンタクルスペイジ(2020年4月3日)

今日は小アルカナのペンタクルスペイジ。

ペンタクルスは土の元素で、火と風と水の元素を内包しています。
肉体を持ち、肉体に依存して生きる私たちは土の元素だと言えるでしょう。

土の元素が内包するのは記憶です。
水晶に過去のものが記憶されるように、土の元素は常に過去のものです。

人物カードのペイジは、地に足を着け野心を抱きます。
野心を抱いても、能動的には動けません。
ナイトの真似をしたり、ナイト

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ペンタクルス8(2020年4月2日)

ペンタクルス8(2020年4月2日)

今日は小アルカナのペンタクルス8。

ペンタクルスは土の元素で、火と風と水の元素を内包し、総合的にまとめます。
8の数字は圧縮や蓄積を表します。

ペンタクルス8の場合、土の元素に貯められるものは、経験による知識や技術であり、つまりは記憶です。
水晶に記録されたものを理解できるのは、その水晶に同調し映像化できる人に限られます。

ペンタクルス8が蓄える知識や技術、記憶は、読める人には読め、もしかし

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ワンドペイジ(2020年4月1日)

ワンドペイジ(2020年4月1日)

今日は小アルカナのワンドペイジ。

ワンドは火の元素で、植物が大地から空に向かって育つような成長力や創造性を表します。
目には見えない、哲学性や精神性、活力なども火の元素です。

人物カードのペイジは大地を歩き、ナイトのような能動性や超越的な視点を持たず、受動的で個性が確立されていません。

ワンドペイジは、火の元素を他から借りてきます。
誰かを尊敬したり憧れたりすることで、やる気になったり元気に

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